33回忌というのに出る機会はあまりない。自分が生まれる前とか、物心つく前に亡くなった方の法事というのは別とすると、33回忌というのは自分が33年以上生きていないと出ることはない。そうすると、曾祖父母、祖父母の33回忌というのしか思い浮かばないが、曾祖父母の記憶はほとんどないし、祖父母のそれまではまだ時間がある。この先、両親が亡くなったとしても、こんどは私の方が認知症になる前に33回忌の法事をしてあげられるか、わからない。
高校を出てすぐに亡くなった友人の33回忌があった。それほど親しくはなかったが、訃報を聞いてお通夜に駆けつけたのを覚えている。今日の33回忌は彼の親友たちの声掛けによるものだった。精進落としは、結局男子校飲み会。故人を偲びつつ、昔話が尽きなかった。
帰りは乗り過ごしてしまったが、息子が車で追いかけて来てくれた。ありがとう。
みんな一緒に年をとる