こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

おなじ時間、おなじ電車、ちがうのは仕事だけ?

2020年08月26日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
暑さがぶり返してきた。
ナイトが大好きだったキュウリ、梅雨が明けた後もなかなかいいのが出来ない。作るほうが下手くそというのもあるが、難しいものだ。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴って外出自粛がいわれるようになってからというもの、ほぼ毎日同じ時間で動いている。毎朝、同じ時間に目覚ましをセットして、その1,2分前に目が覚める。顔を洗ってひげをそり、コーヒーを淹れ、水やり。朝食を食べ、妻の作ってくれた弁当の写真ーーーダイエットアプリに載せるためーーーを撮ってから家を出る。
同じ電車の同じ車両に乗ると、どこかで見たような人が必ずいる。
電車の中ではブログを書いたり、本を読んだり、うとうとしたり。気が付いたら病院に着いていて、いつもと同じ時刻にIDカードを打刻する。しょせん私もサラリーマン。
コロナ発生以来、ランダムな仕事が激減した。学会も研究会もリモートで済ませることができる。出張というものが幻の様に思えるが、果たしてどれほど必要なものだったのだろうか。あの新幹線の混雑は一体なんだったのだろう。
今日もたくさん仕事をした。振り返ると、よくあれだけやったものだと思うが、その分、一体いつまでできるのだろうかと不安にもなる。仕事だけは昨日と違ったけど、他はほどんど一緒。
病院の建物を出ると、いつもの古い看板。何十年も前からあるのだろう。でも、日暮れの空の色はずいぶんと暗くなってきた。飲みにいくことはあり得ない。いつもと同じような時間の電車に乗って帰る。
同じ時間、同じ電車、せいぜい違うのは仕事だけ、と思ってしまうけどそうではない。毎日はもちろん違っていて、昨日の私は今日の私ではないし、明日の私は今日の私ではない。花たちだって変化しているから撮り溜めた写真は使えない。

日々、変化していくことができるのだから、せいぜい今日よりもいい人になりたいと思う。
一日お疲れさまでした

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