新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収まったのちにまず乗るとしたら、学会とか研究会といった仕事関連でだろうと思っていたのだが、まさかこんな形で新幹線に乗ることになるとは思わなかった。
父の49日を先日終えたばかりだが、今度は、何の持病もなく元気だった京都に住む叔母がまだ80前というのに急に亡くなった。その葬儀に妻と出席するにあたり新幹線を使うことになった。
新幹線、聞いてはいたものの、車内はガラガラ。行きは2人がけの指定席を取ったが、帰りには3列並びの2席ならゆったり座れるだろうと窓口の人に希望したら、「前後もスカスカですよ」という席を取ってくれた。前に立ち寄った時には買うのに苦労した駅ナカの土産物店も客よりも売り子の方が多いほどだった。
葬儀の後、今回唯一の観光となった、久しぶりー私は40年、妻は初めてーに訪れた世界遺産の平等院も人はまばら。もっとも、気温39度、体感47度で、誰もが歩けるような状況ではなかったが。
これが10年、20年と時間をかけて起ったというのならばまだしも、わずか数ヶ月のうちに起きた変化だということを目の当たりにすると、状況は深刻なものだということがわかった。
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