こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

自発的隷従が今日の私の改造マスク

2020年08月25日 | 日々思うこと、考えること
久しぶりに冷房を入れずに窓を開け放したまま眠ったら、優しい風で目を覚ますことができた。鎌倉の朝の気温は26度、湿度は57%。ハイビスカスも心地よさに寝坊したのか慌てて開き出していた。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者の増加が鈍化しつつあるらしい。ピークアウトしたと言っている人までいるらしいが、それはさすがに気が早いというものだろうが、明るい兆しが見えてきたのはいいことだ。
同僚の小児科医によれば、こどもに多い手足口病とかヘルパンギーナといった感染症が減っているらしい。大人にしても老人施設におけるノロウイルス感染症のニュースをとんと聞かない。COVID-19の感染拡大鈍化も、徹底した封じ込めが功を奏してきたのかもしれない。”感染拡大に無頓着な人たち”の間で感染が広がり、今後もそういう人たちの間でウイルスのやりとりが行われ、ウイルスはそこに潜んでいくだろうが、そのような人たちと関わらなければ感染する確率は相当下がる。
今日は妻が改造してくれたアベノマスクをつけ出勤。今日のような湿度の日はこの適度な保湿効果がいい。なんといってもスパコン富岳がお墨付きを与えたのだから、もう馬鹿にしてはいけない。
その安倍首相、体調が思わしくないようだ。インタビューに答える姿も元気がない。潰瘍性大腸炎の再発とか、それに関連した疾患でないといいのだが心配だ。同じ朝日には西谷修という哲学者が安倍長期政権を支えた要因の一つに、ラ・ボエシ(1530-1563)という16世紀のフランス人が唱えた”自発的隷従”があると述べている。権力者に忖度し、おもねることで権力を行使する官邸官僚のことをいっていたが、まさしくそうだと思った。換言すれば”虎の威を借る狐”。こういう人、多い。記事ではこのアベノマスクもその一例というように書かれていた。

今回のコロナ騒動でもそんな官僚や業者、学者の姿がうんざりするほど見えたが、それぞれを憶測でここに書くのはやめておいたほうがいいだろう。テレビドラマでいったら『半沢直樹』にでてくるタスクフォースのような人か。気をつけなくてはいけないのは、彼らには彼らなりの大義があるということ。批判するのは簡単だが、彼らの言い分を聞く必要もある。問題は彼らが無記名の存在としてそういう場に出てこないということ、後ろめたいのか洗いざらい正直に話してくれないということだ。

今日のような穏やかな天気が続くといいが、そうそう簡単にはいかない。というよりも、年中こんなハワイのようないい天気が続いてしまっては有り難みも薄れてしまうというものだ。この気持ちのいい日を大切に心身をリフレッシュして明日からまた元気に過ごしたい。
もうすぐ本格的な秋、マスクの様態も日々変わっていく。秋といえば秋刀魚だが、一匹千円とは。これまで獲り過ぎてきたツケでなければいいのだが。ニシンの二の舞にならないことを祈る。
今週は仕事が詰まっていて、悩みも多いが思いつめることなく、気楽にやっていけばいつの間にか終わるだろう。
あれこれ雑感

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