最近鳥との相性が悪く、ストレスが溜まりつつあった。そんな中、土曜日の夜に「庄内にナベヅル」の情報をいただいた。明日はあまり天気が良くないしぃ・・・、それに、お昼は家族で外食の予定だしぃ・・・等いろいろあったが、来週までナベちゃんが待っていてくれる保障はないし、これは思い切って行くしかないでしょう。朝一番に行って、お昼までに帰ってくることにした。
片道1時間半くらいなので、朝5時に家を出れば、2,3時間は鳥見ができるだろう。結局家を出たのは5時半になってしまった。月山道はところどころ濡れていたが、まずまずの状態だ。道路わきには先日の雪が残っている。山々はまだ真っ白で、春は遠いようだ。それにしても、空がどんよりして今にも雨が落ちてきそうで心配だ。さあ、もう少しだぞというところで、フロントガラスにポタン、ポタン。ここまで来て雨が落ちてくるなんて・・・と、自分の運のなさにがっかりしたが、すぐおさまり、何とかもちそうだった。さて、いただいた情報どおり、田んぼを見ながら車を進める。向こうに、スコープをのぞく人を見つけた。きっと、あそこだなと思い、近くに停車して、「おはようございます。」すると、「いますよ。」と指をさして教えていただいた。何と、すぐ目の前の田んぼに黒い服をまとった様なナベちゃんが新芽?をついばんでいた。何と近いこと。でも、ここで自分だけ土手を降りて近づいて、もし飛ばれたりしたら、おじさんに申し訳ない。おじさんによると、最初コウノトリが出たという情報らしかった。それがどうやらナベヅルだったという訳だ。自分はこれまで2回九州に行ってナベちゃんたちを見てきたが、まさか、こんな近くで見られようとは・・・なんとも幸せな話だ。おじさんが帰って一人だけになると、土手を下って、橋までいってみた。一向に気にする様子もなく、ひたすら草をすいばんでいる。どんどんシャッターを切っていった。そうこうするうちに、何と20~30mくらいの距離になった。あまりにも近すぎて、ドアップの写真になってしまった。何とも幸せなことだ。そして、あることに気づいた。くちばしに孔が開いているのを見つけた。これは何だろう。鼻の穴のようなものなのかな?ここから空気をとりいれるのかなぁ?思い残すこともないぐらいに堪能したら、9時半だ。まだ、朝ごはんも食べていなかった。帰りの途中で、コンビニ弁当を食べて帰った。途中から雨が激しく降り出した。良かった、半日もってくれて。
そろそろ、子供のサッカーがシーズンに入って来たので、鳥見回数が減りそうです。