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「神」降臨(8/17浦和対仙台)

2010-08-18 19:14:26 | 浦和レッズ
タイトルの「神」は宇賀神のことです。クロスのミスもあって、手放しでは褒められませんが、オウンゴールとはいえSBとして得点につながるクロスを上げたことは評価できます。事実、あのクロスはいいクロスで、もし仙台DFが頭に当てていなければエジミウソンのゴールになっていたでしょう。

仙台戦は相手が数的不利で引いていた大宮戦や神戸戦と違って、浦和も1試合で1回はエジミウソンが空くと信じていたようです。その信念は宇賀神のクロスという形で現れました。しかし、この試合をシビアに見るとどうしても厳しいことも言いたくなります。

その理由は、仙台が引き気味に戦ってカウンターというゲームプランを明確にしていて、ロングパス主体のパスがよく通っていたからです。フェルナンジーニョはどこのチームに行ってもいい仕事をするFWで、浦和ゴールを一番脅かしていたのは彼でした。

対する浦和はいつものようにボール支配率を上げて前半はシュート数10-5と優位に試合を運んだかのように見えますが、ボールの取られ方が悪く後ろ向きに走らされる展開は決して優勢とは言えません。次第に猛暑の中2日の試合という影響が出て、浦和の中盤の足が止まります。

こんなに動きが鈍いのは、猛暑の中行われた1994年アメリカW杯以来だなと、延長戦で両チームの選手が歩いていた大会を思い出しましたが、CBが坪井でなく山田暢久だった影響は最悪の場面で出ました。坪井なら、足の遅いスピラノビッチと組むときは、何が何でも自分がつくしかないと執念を見せます。

しかし、山田暢久は、J2時代SBだったこともあって、抜かれたときの諦めの早さという欠点を抱えていました。相手がスピードあるドリブラーだと、あっさり諦めて追わない姿には、当時の駒場を埋めた観衆は呆れたものです。失点場面は関口と山田暢久の競走だったのですが、関口がドリブルで切れ込むと、山田暢久にあのときの癖の諦めの早さが出ました。

結果的にオウンゴールは阿部勇樹でしたが、この失点の責任は山田暢久で、プレビュー記事で使ったほうがいいのではと言ったことを悔やむくらいです。しかし、勝ち点が1とはいえ、取れたことは前向きに考えたいと思います。拾える勝ち点は拾い、今季は残念ながらJ1残留を目標にしないといけませんが、降格の心配をしないでシーズンを終えたいところです。
コメント
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