Kobby loves 埼玉&レッズ

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驚異的なキープ力(ラファエル)

2010-08-02 19:58:32 | 他チーム
本来ならば今日は「大宮戦マニアック分析」の予定でしたが、あれだけのハーフコートマッチで点が入らないというのが論理を超えているので、理詰めの説明はできません。後半こそ浦和のプレスの前に消されましたが、間違いなくおとといのヒーロー、ラファエル選手を取り上げます。

ラファエルはブラジルでは無名選手でしたが、まさに大宮が見つけた「掘り出し物」で、足元のテクニックに優れ、ヘディングも強く、パスを出してもうまいと、自分で点を取る以外の要素は全て兼ね備えた選手です。おととい浦和はそのラファエルに点を取られてしまいましたが、基本的にはアシストの方が得意なFWです。

そんなラファエルですが、おとといのプレーを見て印象的だったのは、その懐の深いキープです。浦和MFが二人がかりで取りに行っても取れないほどで、守備的な大宮はラファエルにボールを入れれば、そこで時間を作れるので、信じて味方が上がってきます。ワンツーのパスを出しても正確に足元に出せます。

これほどの選手がいて、なぜこの順位?と思うかもしれませんが、大宮はしばらく負傷でラファエルを欠いていました。もしフル稼働していれば中東からオファーが来てもおかしくない活躍をした可能性もあります。これから、大宮はラファエルの力で勝ち点を取り、残留を目指すことになるのでしょう。

そのため、浦和の後半の戦略は「とにかくラファエルに入れさせない」でした。阿部勇樹や鈴木啓太が高い位置でボールを奪い、ラファエルを孤立させることでハーフコートマッチに持ち込みました。戦い方としては正しいのですが、いかんせん大宮の守備の前に、エジミウソンの前のスペースは空きませんでした。

どうやらマトがついていたらしいのですが、エジミウソン一枚消されただけで、あれだけ優位に運んでいる試合を落とすようでは、とても上位チームの戦いとは言えません。大宮も今回はたまたまうまく行きましたが、この手は何度も使える手ではないことは確かです。
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