Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

代表監督、ザッケローニ氏に決定

2010-08-30 20:33:56 | ワールドサッカー
今日、なかなか決まらなかった日本代表監督が、イタリア人のアルベルト・ザッケローニ氏に決まったという発表がありました。ザッケローニ氏は57歳とベテラン監督で、ACミランでセリエA優勝を飾った実績もあります。

ちょうど、ザッケローニは私が熱心にワールドサッカーの情報を集めていた90年代後半、地方クラブのウディネーゼの監督をしていました。当時の戦術は3-4-3という強気のもので、本人が言うには以前退場者を出して3-4-2で戦ったら思った以上に機能したので、それなら残る一枚をFWにして戦えばもっと攻撃的なサッカーができると確信したそうです。

イタリアといえば、守備重視のカテナチオのイメージのある方にとっては、こんな攻撃的サッカーの監督がいたの?と驚くことになるかもしれません。このウディネーゼでの躍進がきっかけでACミランに引き抜かれ、優勝は最初の一年目の一度ですが、その後ラツィオ、インテルなどの監督を歴任するなどイタリアでは名将と呼ばれる一人です。

日本でも3-4-3をやるかどうかはわかりませんが、強気な性格の監督だけに、攻撃的な手を次々打ってくる可能性はあります。ザッケローニという、名前を知っている監督が来るという事実は嬉しい反面、強気な采配を打ち続けられる駒が日本代表に揃っているかという不安もあります。

それでも、とにかく代表監督は決まりました。パラグアイ戦、グアテマラ戦も代表監督は見ています。これからJリーグ行脚をして、どこにどんな選手がいるか探すことになるのでしょうが、もし3トップが事実ならウイングタイプの俊足選手はチャンスです。1994年のファルカン時代のように若手ばかりにしてしまうのもどうかと思いますが、代表の世代交代を進めるのもザッケローニの仕事です。これからお手並み拝見と行きたいところです。
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鹿島戦マニアック分析

2010-08-30 20:13:24 | 浦和レッズ
浦和が湘南戦で会心のサッカーを見せただけに、少しあまのじゃくな見方ですが、鹿島がどういう浦和対策を立ててくるかには興味がありました。最近はスカウティング技術が発達して、同じ手が2試合続けて効かないことが多くなりましたが、鹿島の浦和対策はさすがでした。

まずは、浦和の左MF宇賀神対策として、右SBの新井場任せにせず、新井場が抜かれても青木がカバーする守備をしてきました。スペースを埋める動きが得意な青木はこういう役割は得意で、宇賀神からアシストになりそうなクロスは上げられませんでした。

また、浦和の「ボールオリエンティド」なサッカーも鹿島に狙われました。鹿島が引いて守ることが多い下位チームと違うのは、高い位置の片側のサイドに人数を寄せる、いわゆる「ゾーンプレス」で浦和のフィードをつなげないようにしたことです。

マルキーニョスが復帰したことも好影響があり、「鹿島は浦和に対して運動量で上回って勝つんだ」という意思は強く感じることができました。その結果、ポンテのボールコントロールが大きくなったり、原口にパスミスが出たりと浦和はボールをつなげず、意図通り試合を運んでいたのは鹿島の方でした。

しかし、鹿島はそんな意図通りの試合を勝ちきれなかったのも事実です。その要因はマルキーニョスにもあると思います。もともと、マルキーニョスという選手がシュートテクニックより運動量とチームプレーでここまでのし上がってきた選手ということもあり、この日のマルキーニョスはシュートの正確性という意味では本来の出来ではありませんでした。

PKの場面も「小笠原ならきついがマルキーニョスならチャンスがある」と思っていました。この場面はシュートは枠のぎりぎりに行っており、止めた山岸を評価すべきですが、それでもマルキーニョスが本来の出来でないことが現れた瞬間でもありました。

ただ、最後は鹿島の運動量が落ち、浦和が逆にカウンターで攻める展開になりました。いつも相手にやられていることを、今度はこちらが仕掛けるという気分は快感でした。宇賀神もカウンターで何度も上がり、高橋峻希のキープも効いていて、ポンテの先制点は必然ではありました。

浦和にとっては勝てなかったことは残念ですが、下を向く必要はない引き分けで、劣勢の試合を拾ったんだとプラスに考えた方がいいように思えます。
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