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ミハイロ・ペトロビッチ浦和監督就任

2011-12-14 18:57:27 | 浦和レッズ
浦和は前広島監督のミハイロ・ペトロビッチ監督を来季の監督として迎えることになりました。一般紙にも載ったので正式発表と判断して、記事にします。前任者がゼリコ・ペトロビッチだったので紛らわしいので、新監督のことは仮に「ミハイロ」と書きます。

ミハイロは広島で長く指揮を執り、J2からチームを育て上げた、名監督の一人だと思います。浦和では柏木が広島時代のミハイロの指導で開花した選手で、また指導を受けるのを楽しみにしているかもしれません。

そのサッカーは広島時代の敵としての采配を見る限り、スピード型を好む傾向があります。1トップにキープできるタイプではない佐藤寿人を置き、スピードで相手のオフサイドラインをくぐれる選手をよく起用しました。

ミハイロの戦術は広島時代はほぼ3-6-1で、Jリーグの上位チームでは最後の3バックのチームでした。この戦術はトップ下を2枚置けるので、たとえ佐藤寿人がキープできなくても、トップ下が持てばいいというサッカーでした。

ミハイロのサッカーはどうしても佐藤寿人と2枚のトップ下が目立つので、攻撃面がクローズアップされていました。しかし、Jリーグに最後に残った3バックのチームがどうやって守備を機能させていたのは興味がありました。

一度、スカパーの中継で広島の守備を中心に見たことがありますが、ミハイロの3バックは攻撃時だけで、守備のときはボランチを1枚最終ラインに入れて4バックのような守り方をしていました。ミハイロも、近代サッカーはタッチラインの幅の68mは3人では守り切れないということは十分わかっている印象でした。

浦和でも3-6-1をやるかは正直わかりません。ベテランには3バックの文化を持っている選手はいますが、佐藤寿人も李忠成もいない浦和には、1トップができるタイプは不足しています。堀監督が1トップにしたエスクデロでは1年持たないでしょう。

攻撃サッカーを謳っていても、守備をおろそかにする監督ではなく、ミハイロを生かすも殺すも今後の補強次第です。ミハイロも今の戦力では1年持たないことは指摘したと思います。ミハイロが就任してすぐに編成に関わってもらう訳にはいかないと思いますが、現場の欲しい選手を取るのは基本で、去年はそれができていませんでした。フロントが選手を取るときに監督に聞くのは基本で、今年こそ監督のやりたいサッカーに必要な選手がいるチームにして欲しいです。
コメント (2)
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