Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

今季の浦和を振り返る

2011-12-22 20:27:01 | 浦和レッズ
今季の浦和の監督がペトロになって、PSMで結果こそ出なかったものの、田中達也と原口を両翼に置くウイングサッカーをするのは楽しみにしていました。理由は最近のJリーグがウイングやFWからコンバートした選手をSBに置いていたからです。本職でないSBに田中達也は止められないだろうと思っていました。

開幕の神戸戦、FWからコンバートした相手左SB茂木に対して田中達也は完勝します。あとはエジミウソン次第と期待していたら、鈴木啓太が2枚目のイエローで退場します。その後の対応が、今季の浦和の不振を象徴したと思っています。

0-0の場面なので、慎重策なら青山投入です。この場合、勝ち点1でいいと交代を見れば全員に伝わります。しかし、ペトロは交代枠を使わず、トップ下のマルシオをボランチに下げました。たぶん勝ち点3を狙うメッセージだと思いますが、柏木とマルシオのダブルボランチは負けているときのオプションとして何度か試されましたが、基本的には不安定で見ていられませんでした。

タイプ的にも走れる柏木はともかく、足も遅くロングパスを出すタイプでもないマルシオをボランチに置く意図はわかりませんでした。一度だけアウェイの大宮戦で成功例がありますが、このダブルボランチを機能させるにはボールを一方的に支配して、マルシオの足の遅さを狙われないようにするしかありません。

サポーターレベルでわかる範囲でも、このダブルボランチが原因で負けた試合は清水戦、神戸戦の2試合あります。1勝が大きな意味を持つ残留争いでは、監督采配で二つも負けたのは非常に痛いです。しかし、解任の引き金になったのは残留争いの天王山だった大宮戦でした。

あのとき、勝ち点でリードしていた大宮は慎重に入り、引き分けでもいいという戦い方でした。浦和は勝ちたかったですが、引き分けでも甲府に勝ち点でリードされることはありませんでした。しかし、結果は最悪の敗戦で、降格圏に足を踏み入れてしまいます。

浦和はそこまでペトロをかばってきましたが、もうかばい切れないと残り5試合の土壇場でユース監督の堀監督の昇格という窮余の策に出ます。堀監督は思い切って自分の色を出した結果、5試合で2勝1分けと結果を出して残留に導いてくれました。

ただ、今季はペトロとフロントの意志疎通に問題があったのは確かで、マゾーラはペトロの要望ではないと聞いています。もう少しでも選手補強にペトロの手が入っていれば、外国人のボランチを取るような手もあったかもしれません。
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都市対抗野球

2011-12-22 18:15:28 | 他スポーツ
今年は東日本大震災の影響はありとあらゆるスポーツが受けましたが、社会人野球は特に大きな影響を受けたと思います。選手たちは平常時には午前中だけ仕事をして、午後は練習をしているセミプロですが、震災でさまざまな工場が被害を受けた以上、社員であり若くて体力のある彼らは復旧要員として大いに期待されたと思います。

今年の都市対抗で史上二人目の完全試合を達成した森内投手も、仙台市のJR東日本東北に在籍していたので、不通になったJR線の代行バスの列の整理をやっていたという話を聞きます。

選手が復興要員となるとそう簡単には試合は始められないと判断した連盟は、普段なら東京ドームの都市対抗野球(8月)と、京セラドーム大阪の日本選手権(10月)を2回開催するのですが、それを一回に絞って京セラドーム大阪で開催することになりました。名前は伝統ある「都市対抗野球」にしました。

例年、都市対抗野球の決勝戦はNHK-BSが放送してくれるのですが、今回は決勝戦の時点でドラフト会議は終わっており、誰がプロに行くかは知っている状況でした。今年の決勝戦は東京対決で、JR東日本対NTT東日本というカードになりましたが、西武ファンの私にはこれ以上ないカードでした。

理由はJR東日本の先発十亀が西武のドラフト1位で、NTT東日本の先発小石が西武のドラフト2位だからです。斎藤佑樹のようなビッグネームでもない限り、プロ入りの前に特徴を知っているようなことはなかなかないので、楽しみにしていました。

もっとも、平日だったこの試合では、私が帰宅した時点で十亀は降板していました。社会人野球は投手交代のタイミングはプロよりもドライで、負けたら終わりのトーナメントということもあり、先発投手が悪いと見たら2回でも替えます。

そのため、その投球を見られたのは6回まで無失点に抑えた小石だけでしたが、この投手なら来季の西武の戦力になってくれそうな面白い投手です。ストレートがそんなに速い訳ではありませんが、左の横手投げという変則投手で、先発でも中継ぎでもできそうです。

今の西武の投手陣の事情を見ると、左の先発の帆足がFA宣言して抜けています。中継ぎも長年左のワンポイントをやっていた星野が今季35歳になり、そろそろ後継者が欲しい頃です。小石がどちらを狙うかはわかりませんが、一軍定着のチャンスは大きいと思います。
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