Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

中東サッカー(12/18柏対アルサッド)

2011-12-19 20:49:46 | 他チーム
アルサッドはバルセロナ戦は5バックで守りを固めましたが、カウンターを機能させられず0-4で完敗します。しかし、アジアチャンピオンではない柏が相手なら、攻撃陣にはフランスリーグ得点王の経験もあるスピード型のニアンとコートジボアール代表でW杯に出たケイタの2トップを持っているチームなので攻めてくると思っていました。

しかし、アルサッドは意外にも、柏相手でも引いて守るサッカーをしてきました。W杯のアルジェリア代表で驚異的なスプリント力を見せた左SBのベルハジのオーバーラップを楽しみにしていましたが、アルサッドが引いていたのでベルハジはあまり目立ちませんでした。

しかし、アルサッドはメンバーこそ代表クラスを集める豪華なチームですが、やっているサッカーは暑くて90分は走れないことを前提としている中東サッカーのチームでした。チームのキーマンはトップ下のハルファンで、この選手がドリブルで上がると柏は止められず、ハルファンとニアンとケイタの3人でサッカーができるチームでした。

試合としてはアルサッドが引いていたこともあり、柏が優勢に試合を運びました。代役の水野も頑張りましたが、キープ力の高いレアンドロの穴は大きく、右SBの酒井もレアンドロが出ているときは相手が一枚マークをつけてくるのでスペースに安心して走れましたが、水野はそこまで相手に恐れられておらず酒井にスペースを開けられませんでした。

それでも、狭いスペースでも酒井が上がってチャンスを作っていましたが、田中順也や北島が決定機を決められませんでした。柏にとっては1点取って引いている相手を前に出したいところでしたが、モンテレイ戦はPKに持ち込んだのは成功でしたが、アルサッド戦はPKに持ち込まれたのは失敗でした。

PK戦になってしまえば、外した林も含め誰も責められません。惜しくも4位で終わりましたが、サントスと対戦するということは貴重な経験になったことでしょう。さすがに天皇杯も頑張れと言われてしまうと、もう気持ちが続かないかもしれませんが、来年はACLに出られるので、優勝してもう一度クラブW杯ということは思っているでしょう。
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次元が違う(12/18バルセロナ対サントス)

2011-12-19 18:51:24 | ワールドサッカー
プレビュー記事で、サントスがバルセロナの浅い最終ラインをカウンターで攻めれば勝機はあるということを書きましたが、バルセロナは攻撃だけのチームではありませんでした。そもそも、バルセロナのボール支配率が71%で、サントスはボールにも触らせてもらえませんでした。

バルセロナのパスは基本は足元から足元です。ただ、最初のトラップをミスすることはなく、ダイレクトで次から次へとプレーできるチームです。サントスの右SBの14番が内に絞っているタイミングで、バルセロナの左MFのチアゴはうまくフリーになるのですが、バルセロナはそういう好プレーに対してちゃんとパスをくれます。

こういうパスをもらえばチアゴも俄然力が出て、クロスを上げるかCKを取るかの仕事をきっちりやってくれます。また、中盤のポジションチェンジもさすがバルセロナで、右SBが本来のポジションのダニエル・アウベスがこの日はFWのような位置にいましたが、裏のスペースはシャビやブスケツがカバーしていて、カウンターの隙を全く与えませんでした。

正直、スペインリーグは普段見られないので、メッシのドリブルは世界的に有名としても、それが封じられたときは速いクロスをビジャが合わせるサッカーをやっていると思っていました。そのため、アルサッド戦でのビジャの骨折はターゲットがいなくなる、バルセロナとしてはピンチだと思っていました。

しかし、昨日のバルセロナはセスクという本来中盤の選手をFWに置き、ポストプレーもターゲットもなくても誰かをフリーにするサッカーができていました。サントスも5バック気味にしてバルセロナの攻撃を抑えようとしましたが、あれだけバルセロナにボールを持たれてしまえば期待のネイマールも孤立するばかりでした。

バルセロナは守備も驚異的なレベルでした。いくらバルセロナと言ってもたまにはミスもあるのですが、相手ボールに切り替わったときの戻りが信じられないほど速いです。そのため、絶体絶命のピンチに見える場面でもアビダルやプジョルがちょっとでも遅らせてくれれば、シャビやブスケツの帰陣が間に合います。

私が熊谷で見ていた天皇杯の浦和戦と比べてしまうと、とても同じサッカーというスポーツをしているようには見えないほどでした。バルセロナといえばメッシなのでしょうが、今回の原稿はメッシにほとんど触れなくても山ほど称賛の言葉が出てくるほどです。
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