Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ダブルボランチの球さばき(12/8柏対オークランド)

2011-12-09 18:48:02 | 他チーム
浦和は最終戦で優勝のかかった状態で柏と対戦したので、相手の強さは嫌というほど見せられましたが、どうしても浦和戦では浦和を中心に見るので、一番目立つレアンドロ・ドミンゲスのすごさはよくわかりましたが、それだけでは優勝はできないはずです。

テレビ観戦とはいえ、柏戦を中立観戦する機会はなかなかないので、今回はあえてレアンドロ・ドミンゲス以外のところに目をやってみました。テレビ番組で柏の選手が優勝の要因に挙げていたのはチーム内の競争と語るように、柏はレアンドロを除けば誰が出場停止だから戦力が落ちるということが少ないチームです。

特に私の目を引いたのは大谷、茨田のダブルボランチでした。かつてJリーグを優勝するようなチームには鹿島のフェルナンドのような外国人の派手なパスを出すボランチがいて、前の選手にとっては受けるだけでチャンスになるような場面もよく見られました。

そういう選手と比較してしまうと、大谷も茨田も手堅いプレーはしますが地味なボランチです。それでも、そのパスの通る確率がほぼ100%なのは評価できるところで、この試合は相手のオークランドが引いていた事情はありますが、柏のボランチから後ろのミスの少ない手堅さは評価できました。

レアンドロもボールをもらいやすい環境をもらい、得点こそなかったもののリーグMVPらしいプレーはできていたと思います。トップも田中順也はスピードボールでニアを抜く素晴らしいシュートを決めましたが、これでスタメンが確約されないところが柏の厳しさで、次のモンテレイ戦で北島がスタメンでも誰も驚かないチームです。

トップに関しては開幕の時点ではJ2では通用してもJ1のトップレベルではないというのが一般的な評価だったと思います。北島も復活して、田中順也も工藤も成長しました。ネルシーニョ監督はコンディションを見抜くのがうまく、選手の話では絶好調なのに出られないということがほとんどないそうです。

下から育てたチームとしてはJリーグ史上最高傑作のチームを、各大陸の王者が集まる相手を知らない大会で、どこまで勝たせるか、ネルシーニョ監督の手腕に注目しています。
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