Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

圧倒的技術(12/14柏対サントス)

2011-12-15 21:46:35 | 他チーム
南米チャンピオンのサントスは確かにうまいチームでしたが、モンテレイと違って最初からプレスを掛けてはきませんでした。柏サイドから見れば、意外とボールを回せると思ったでしょう。しかし、サントスは技術を生かした「省エネ」サッカーのチームでした。

サントスはあまりスペースを狙うサッカーではなく、足元から足元へつなぐサッカーをしてきました。こういうサッカーは日本では悪いサッカーの代表格のように言われていますが、サントスの場合は技術がずば抜けていました。

一見、普通にパスを回しているので取れそうに見えるのですが、サントスの足元のパスは取れません。柏が必死に人数を掛けても、それをあざ笑うようにつなげる技術はさすがサントスでした。

また、サントスは決定力も抜群でした。DFラインがしっかり引けている前からのネイマールのシュートは、日本なら入らないだろうと見送っても大丈夫なケースです。しかし、チェックに来た大谷をフェイントで外したネイマールは、利き足でない左でカーブをかけたシュートで見事先制します。

2点目のボルジェスのシュートも見事でした。柏のDFも2枚詰めていたのですが、中のプレッシャーのきつい方にあえてドリブルして、空いたわずかなコースを狙ったいいシュートでした。このボルジェスは当時J2だったベガルタ仙台に在籍したことがあり、2006年のJ2得点王です。

当時のJ2はエメルソンやジュニーニョといった強力な外国人選手で一気に昇格を狙うというチームがまだいた頃ですが、ボルジェスの場合はこのJ2得点王の実績を生かして名門サントスのレギュラーになりました。仙台サポーターはこの意外な再会に驚いているかもしれません。

柏も酒井がCKからのヘディングで1点返し、意地は見せました。酒井はこのサントスからオファーがあったものの断ったという話です。昨日の試合で見る限りでは確かに酒井がサントスに入ればうまくなるでしょう。しかし、あまりスペースを使ってくれるチームではないので、酒井が得意なフリーランニングがあまりできないことを考慮して断ったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする