今回のクラブW杯は前回大会のようにアフリカ王者が南米王者に勝つような番狂わせはなく、順当にバルセロナ(スペイン)対サントス(ブラジル)のカードに落ち着きました。前回の南米王者のインテルナショナル(ブラジル)はリベルタドーレス杯に優勝した後で主力選手を欧州に引き抜かれてしまいましたが、今回のサントスは放出すれば多額の移籍金が見込めるペレの再来と呼ばれるネイマールを残すなど、本気でこの大会を勝ちに来ています。
今回の決勝戦の焦点はサントスがどういうサッカーをするかです。バルセロナのボール支配の前に、アジア王者のアルサッドがあれだけ引かざるを得なかったことを考えると、サントスも柏戦のようにはボールは持てず、ある程度は引き気味に戦うことになると思います。
こうなったときに、サントスが普段のサッカーをモデルチェンジして、思い切ってスペースを狙うサッカーができれば、サントスはシュートのうまさではアルサッドとは比べものにならないので、面白い試合になりそうです。
スペースを狙う理由はバルセロナの最終ラインが極端に高い位置を取るからです。前の試合でCBに入ったプジョルもマスケラーノもスピードには自信のあるDFですが、一回でもポジショニングをミスすれば即失点というリスクがあるので、サントスの2トップが「競走」に勝てれば楽しみです。
逆に、サントスがボール支配にこだわる可能性もあります。バルセロナといえども宇宙人ではないと思って、普段のサッカーの足元でつなぐスタイルを貫くのも戦い方としてはあり得ます。ただ、これだと相手の得意な領域にあえて入ってゆくので、サントスは苦しくなるかもしれません。
チャンスの数はどうしてもバルセロナの方が多くなるでしょうが、サントスの決定力も評価できるので、サントスが先制するようなことがあれば面白い試合になるでしょう。
今回の決勝戦の焦点はサントスがどういうサッカーをするかです。バルセロナのボール支配の前に、アジア王者のアルサッドがあれだけ引かざるを得なかったことを考えると、サントスも柏戦のようにはボールは持てず、ある程度は引き気味に戦うことになると思います。
こうなったときに、サントスが普段のサッカーをモデルチェンジして、思い切ってスペースを狙うサッカーができれば、サントスはシュートのうまさではアルサッドとは比べものにならないので、面白い試合になりそうです。
スペースを狙う理由はバルセロナの最終ラインが極端に高い位置を取るからです。前の試合でCBに入ったプジョルもマスケラーノもスピードには自信のあるDFですが、一回でもポジショニングをミスすれば即失点というリスクがあるので、サントスの2トップが「競走」に勝てれば楽しみです。
逆に、サントスがボール支配にこだわる可能性もあります。バルセロナといえども宇宙人ではないと思って、普段のサッカーの足元でつなぐスタイルを貫くのも戦い方としてはあり得ます。ただ、これだと相手の得意な領域にあえて入ってゆくので、サントスは苦しくなるかもしれません。
チャンスの数はどうしてもバルセロナの方が多くなるでしょうが、サントスの決定力も評価できるので、サントスが先制するようなことがあれば面白い試合になるでしょう。