Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

ストッパーなら(浜田水輝)

2011-10-07 18:47:22 | 浦和レッズ
ナビスコ杯の準々決勝のC大阪戦を酒場で映像で見ていた弟によれば、浜田水輝選手が良かったらしいです。浜田といえば昨年の最終戦の悪夢もまだ記憶にありますが、U-22代表でコンスタントに出場機会を得て、活躍している姿を見ると、いつか浦和でも出番を与えて欲しいと思っていました。

五輪代表で見る限りでは、浜田は相手の長身FWにつくストッパータイプで、浦和のDFラインの構成を見ると同タイプのスピラノビッチが豪州代表でいないときに試すと面白いと思っていました。以前、スピラノビッチの欠場時に代役に山田暢久を入れたら機能せず、もっといい選手はいるはずという思いがありました。

今の時点でスピラノビッチと浜田を単純比較したらまだスピラノビッチの方が上です。スピラノビッチは足は遅いですが、DFラインの前のスペースに出された相手ボールに対する反応が今季急速に伸び、浦和のDFラインの裏を狙うパスをだいぶカットしています。浜田は身体能力より頭を使ったポジショニングで勝負する選手なので、スピラノビッチの身体能力を真似ろと言っても無理です。

しかし、スピラノビッチは今季で浦和との契約が切れる上、現役豪州代表の肩書きも手に入れました。年齢的にはスピラノビッチはまだ若く、伸びしろもまだありそうですが、本人が欧州や中東でのプレーを希望したら浦和は止められません。

スピラノビッチ移籍があるとすれば、カバーリングタイプの永田の前を一番止めてくれそうなのは私は浜田だと思っています。山田暢久をストッパーに入れてしまうと、相手に長身FWがいるときに永田を引っ張り出してしまい、相手の浦和攻略法の一つの「永田を引っ張り出すこと」を実現させてしまいます。

今季、左SBが宇賀神から平川に変わったのも、宇賀神の裏のスペースに永田が引っ張り出されたからなので、もし来季も永田をCBに置くなら可能な限り引っ張り出されないようにすることが必要です。他のチームを探していた財宝は、実は自分の家の物置にあったという成功が、来季実現するかもしれません。
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残留決戦の日々

2011-10-06 18:54:20 | 浦和レッズ
昨日は浦和はナビスコ杯を戦い、C大阪にアウェイで勝って準決勝進出を決めました。準決勝の相手はG大阪という難敵ですが、仮に万博の一発勝負だったら厳しくても、埼玉スタジアムならリーグ戦でも引き分けていますし、何が起きるか分かりません。いつも中立観戦していた年中行事のナビスコ杯決勝が当事者になれば最高です。

残留争いは初めてという若いサポも多くなったので、ベテランサポの私は1999年のことを書きます。あのときはファイナルファイブなどという言葉がマスコミを賑わしていましたが、要は残り5試合全勝に近い成績を残さないといけない、本当の崖っ淵でした。

アウェイの神戸戦で敗れ、いよいよ後がなくなった浦和はホームで市原と対戦しました。これに勝ってようやく降格圏の一つ上にいる市原に勝ち点で並び、さらに勝たなければ残れない試合でした。当時は平日夜の試合でしたが、この試合を見逃す訳にはいかないと、会社を半休にして参戦しました。

普段、私はスタメンの布陣をチェックしたり、ゲームの流れを追うため、ノートにメモを取っています。しかし、この試合は特別でした。サポーターも優勝争いをしたときのために用意していた、赤と白のボール紙をこの大一番に投入してきました。

こうなったら、私も駒場のスタンドを埋めた一人として微力ながら応援しなければと思い、ノートはカバンにしまい少しは声も出しました。色紙の応援はRマドリードあたりはよくやっているそうですが、日本では初めてで、人間の頭の色の黒が消えて、きれいな赤白模様ができました。

メモがないので、試合展開は正確には思い出せませんが、相手の長身FWバロンに身長では10cm以上負けていた急造CB路木が互角に渡り合っていたのが印象的です。試合は福田のゴールで1-0と浦和が勝ち、この試合に賭けていたサポの思いは実りました。

次の平塚戦も勝ち、降格圏を一旦は出ました。しかし、V川崎戦を引き分けて迎えた最終決戦の広島戦、週2試合が2週間続いた選手も疲れていましたが、崖っ淵が続くことでサポも疲れていた印象です。確かに応援はしましたが、市原戦に全てを持ってきてしまって、余力がなかった印象です。

幸い、今回浦和は逃げる立場で、仮に決戦があっても大宮戦と最終戦の柏戦くらいかもしれません。しかし、あのときの駒場は一つだったことだけは自信を持って振り返れます。埼玉スタジアムがどういう雰囲気になるか、分かりませんがちょっと不安もあります。
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ベトナム戦プレビュー

2011-10-05 18:51:20 | ワールドサッカー
今日は浦和のC大阪戦ですが、映像が手に入らないので、穴埋めネタとして金曜日の日本代表の親善試合、ベトナム戦のプレビュー記事を書きます。今はアジアのW杯3次予選は全チーム同じ日に行われており、日本への移動の手間をかけてまで来てくれる他組のチームはいないでしょう。

そういう事情があるので、日本の親善試合の相手は必然的に2次予選以下で敗退したチームになります。ベトナム?もっと強いチームはいるんじゃないの?という疑問をお持ちの方はそういう事情を理解してください。

ベトナムは2次予選でカタールとホームアンドアウェイで対戦して、トータルスコアで敗れたものの、第二戦を2-1で勝つ健闘を見せました。これが効いてカタールの世界的監督、ミロバン・ラエバツが解任されたので、たぶん内容も良かったと思います。

ベトナムはオシム元監督時代の2007年のアジアカップで対戦しました。ベトナムはサッカーの代表チームこそあまり強くないものの、サッカー自体は盛んな地でこの試合の行われたベトナムのハノイでは4万人規模のスタジアムを満員にするほどでした。

ベトナムというチームは前回の対戦で見る限りでは足元の技術はしっかりしています。しかし、チームの平均身長が低くヘディングの勝負は苦手で、前回も巻のヘディングで失点しています。また、前からプレスを掛けようという意欲は買えますが、体力レベルでは日本より遥かに劣っており、無理をしてくれば確実に足が止まります。

単にベトナムに勝つことだけを考えたら、ハーフナーマイクの頭狙いのサッカーで十分勝てるでしょう。しかし、この試合はあくまでタジキスタン戦に向けてチームコンセプトを浸透させるための試合なので、どういうサッカーをやるにせよタジキスタンを想定したものでなければなりません。

タジキスタンがどういうチームかはサポーターレベルでは誰も知らないので、このベトナム戦の攻め方である程度タジキスタンの戦い方が想像できると思います。タジキスタンもウズベキスタン戦は0-1でしのぐなど大量失点はしていないので、守られた展開を僅差で勝ち抜くのを想定していると思います。
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ナビスコ杯C大阪戦プレビュー

2011-10-04 18:50:35 | 浦和レッズ
明日、浦和はアウェイ長居スタジアムでナビスコ杯の準々決勝のC大阪戦を戦います。映像が手に入らないのでゲームレポートは書けませんが、この試合は一発勝負なので、延長戦やPK戦も可能性としてはあります。個人的には週末の3連休が、もしこのC大阪戦で敗れると空いてしまうので、どんな勝ちでもいいので勝って欲しいです。

このナビスコ杯は代表抜きで行われており、浦和は日本代表の原口と豪州代表のスピラノビッチがいません。原口の代わりはエスクデロとかマゾーラとか名前は出てきますが、今季ほぼフル出場のスピラノビッチの代役は頭が痛いところです。

これまでのペトロの起用は山田暢久をCBに入れることが多かったですが、ストッパータイプでない山田暢久と永田を組ませると、相手が長身FWの杉本をスタメンに持ってくると、どうしても永田がつく必要があります。浦和の守備の弱点は永田が引っ張り出されたときなので、これを防ぐには浜田のスタメン起用が一つの手です。

相手が播戸の1トップだったらスピードには不安のある浜田だと2失点に絡んだ昨年の最終戦の悪夢が頭をよぎりますが、五輪代表で力をつけた彼はきっと成長しているはずで、こういうある程度冒険していい試合で自信をつけて、将来の主力選手になって欲しいです。

C大阪は清武、キム・ボギョン、マルチネスが負傷で欠場します。GKキム・ジンヒョンの韓国代表招集は情報がありませんが、怪我をしていないときは大抵呼ばれているので、もし呼ばれていればほぼフル出場の主力選手を欠くことになります。

ただ、前回の対戦ではファビオのスピードに対応が効いていませんでした。ポストプレーヤーのピンパォンの代役に、全然違うタイプの外国人を持ってきたC大阪の対応は思い切ったものですが、機能しています。浦和はこういうタイプに強い平川が負傷で離脱しているのが痛いです。

また、もし私の予想が当たり、浦和が超守備的サッカーをするなら、試すならこの試合です。天皇杯の宮崎産業経済大戦は攻め勝つことが要求される試合なので、埼玉ダービーの前に守備的サッカーをするなら、このC大阪戦はチャンスだと思います。
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キープ力(マルシオ・リシャルデス)

2011-10-03 18:24:39 | 浦和レッズ
浦和サポにとって、マルシオ・リシャルデス選手といえば計算違いの一人だと思います。新潟時代セットプレーを中心に16点も取れた選手が、今季はFKを蹴っても入りそうな気がせず、最近はキッカーを外されることも多くなりました。

私も思わず埼玉スタジアムで愚痴ってしまったこともありますが、冷静に考えると良くない選手ならスタメンを外されているはずで、ペトロがマルシオのどこかを評価しているから試合に出ていると思うのが正しい考え方です。

その長所はキープ力です。上背は172cmと足りないので、ヘディングで競り勝てと言われると苦しいですが、足元の技術はしっかりしていて、ボールを足元に止めることとキープすることならチームで一番だと思います。

ペトロが劣勢で攻撃に出るときにマルシオをボランチに置きますが、その守備力の不足は見ていられません。昨日のG大阪戦でも、柏木とマルシオのダブルボランチにしてからはバイタルエリアでほとんどプレッシャーを掛けられず、むしろ相手に時間を使われる要因になったくらいです。

そろそろ、ペトロもやりたくないサッカーをやってでもチームをJ1に残さないといけないところまで来ていますが、南アフリカW杯の岡田ジャパンの采配を参考にすれば、1トップに置ける選手はマルシオではないかと個人的には思っています。

アンカーに鈴木啓太を置いてバイタルエリアを固め、その前を柏木と小島、右ウイングに山田直輝か梅崎、左ウイングに原口、1トップにマルシオです。メンバー的にはあまり変わっていませんが、チームの軸足を一気に守備に置く布陣で、守り勝つサッカーでも残留は残留という考えです。

本職のFWの選手がいつか奮起してくれるはずと、ペトロはデスポトビッチをかばっていましたが、デスポトビッチは足元が下手なので、キープができない日もあります。単にキープするだけならマルシオの方が上なので、この辺でペトロがやりたくないサッカーをしてでもJ1に残るんだという気持ちを見たいです。
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トップに収まらない(10/2G大阪対浦和)

2011-10-02 19:46:15 | 浦和レッズ
この試合はスカパーだけの中継だったので、結果の0-1以外はご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、決して惜敗ではなく、惨敗と言った方がいいような負け方です。相手が中盤で取ってシンプルにはたくと、浦和の最終ラインは裏をカバーできず、容易に相手に1対1に持ち込まれ、GK加藤の好守がなかったら何点取られていたかわかりません。

どうして、永田、スピラノビッチのスピード型でないCB二人に、浅いラインを引かせるのかペトロの考えがわかりませんが、深いラインを引いても相手のボール支配率が上がるだけで同じ結果だったかもしれません。もちろん、相手がG大阪だったことは相手が悪かったともいえなくもないですが、このサッカーではどこが相手でも苦しいのではと、福岡が大宮相手に会心のサッカーをしたのを見た後では余計思います。

それでも、この試合の敗因は別のところにあります。最大のものはトップのところにボールが収まらなかったことだと思います。サイドの選手はそれなりに頑張っていました。原口もマルシオも、サイドでボールを持つことはできていたと思います。ただ、そこから真ん中に入れると、ほとんどデスポトビッチがキープできなかったのが痛かったです。

デスポトビッチは試合の終盤、原と交代させられていますが、これは良くなかったから代えたと見るべきで、ペトロの理想である1トップのキープは今日も見ることはできませんでした。前線が1点も取ってやれないのでは、失点シーンをクローズアップするのは守備陣に悪い気もしますが、あの場面は誰も遠藤にプレスに行っておらず、縦パス一本でイ・グノに抜け出される、やってはいけない失点パターンです。

新潟も勝ち、いよいよ追い詰められてきましたが、こういうときにナビスコ杯の準々決勝があるのは逆に試合に集中できていいかもしれません。今夜寝るときは、すでにセレッソに勝つことに意識を切り替えられていれば、翌日以降の気の持ち方が変わってくると思います。

ナビスコ杯で準決勝に進出して、埼スタに試合を持ってくるというのは一つのモチベーションになるでしょうし、もちろん準決勝があれば私も参戦予定です。リーグ戦以外の試合はうまく使いながらチーム状態を上げ、今度の埼玉ダービーの天王山でいい試合を見たいです。
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小さい秋見つけた

2011-10-02 11:14:07 | 雑記
すっかり気候も秋らしくなってきて、体をこれから寒さに慣らしていかないとまた体調を崩すなと警戒はしていますが、秋の雰囲気を味わいに、近所をちょっと歩いてみました。トップの写真は近所の小学校の校庭にあったキンモクセイの木です。この香りが来ると秋だなと、いつも実感する花です。



荒川の土手に、毎年並ぶように咲く彼岸花も、まだ残っていました。そろそろ終わりの季節ですが、彼岸花は球根で咲くので、毎年同じ場所に咲くので楽しみはあります。

すすきも秋の象徴でもあります。今回は行きませんでしたが、田島が原の桜草自生地が秋になるとすすきの野原になります。このすすきの季節を最後に、田島が原は枯れ野になり、2月の野焼きで新しい芽を待つことになります。
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タジキスタンという国

2011-10-01 11:32:29 | ワールドサッカー
シリアの失格で、急遽3次予選の長丁場に引っ張り出された?タジキスタンについて書きます。日本は10/12の3次予選第三節でホーム長居陸上競技場でタジキスタンと対戦しますが、サッカーの実力という意味ではシリアとホームアンドアウェイで対戦した2次予選でホーム0-4、アウェイ1-2と連敗しており、ホームでもアウェイでも勝ち点3を取らないといけない相手です。

ただ、アジア杯などの表舞台に登場したことはないチームですから、私のようなサポーターレベルでは「謎のチーム」という不気味さはあります。五輪代表のマレーシアのようにA代表が対戦したことがあれば想像もできますが、おそらくサポーターレベルでは誰もタジキスタンの映像を見た人はいないでしょう。

11月に予定されているタジキスタンのアウェイ戦はもっと不気味です。ウズベキスタンが既にタジキスタンでアウェイ戦を戦い、1-0とはいえ勝っているので、決してサッカーができない環境ではないのでしょうが、衛生状態が悪く水道水から虫が出ることもあるという国では、チャーター機で乗り込み滞在時間を最小限に抑えるしかありません。

ザッケローニもタジキスタン戦の前の合宿地をカタールのドーハに決めました。ウズベキスタンなど、他にも候補地はありましたし、ドーハだと気温が高く、寒い内陸国のタジキスタンとは差がありますが、それでも欧州各国から直行便があり交通の便が良く衛生状態の良いドーハで、ザッケローニは即決しました。

今回の3次予選はよく対戦しているバーレーンやUAEとは違って、タジキスタンや共和国など未知のアウェイ戦が多く、日本協会の関係者は苦労していると思います。もちろん、チャーター機を使うとかそういうところも含めて戦いなので、日本協会のバックアップも含めたすべての要素でライバルを上回って勝つことは必要だと思います。

たぶん、狙い通りタジキスタンから勝ち点6が取れれば、3次予選の突破はほぼ間違いないでしょう。それでも、ウズベキスタンが通っても共和国が通っても、最終予選でまた当たるかもしれない相手ですから、勝つのは日本だというところは見せつけて欲しいです。
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