Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

大器晩成(ハーフナーマイク)

2011-10-13 18:59:05 | 他チーム
他チームネタは書かないと言っていましたが、代表で2ゴールとなれば例外で、甲府FWハーフナーマイク選手について書きます。194cmの上背から叩きつけるヘディングは若い頃から注目されており、2007年のU-20W杯カナダ大会に出場しています。

同期生には柏木(浦和)、槙野(ケルン)、安田(フィテッセ)、森島(大分)らがいて、ゴール後のパフォーマンスぶりから「調子乗り世代」と呼ばれていた年代です。ハーフナーがJ1でレギュラーポジションを手にしたのは今年が初めてなので、ようやく出てきたかというのが正直な感想です。

ハーフナーの横浜FM時代、いつも浦和戦を楽しみにしていました。理由は当時日本人に対してはヘディングでは無敵を誇っていた闘莉王に勝てる可能性のある唯一の日本人だったからです。しかし、その対戦は闘莉王が出場停止だったり、ハーフナーがベンチ外だったりして実現はしませんでした。

ただ、ハーフナーは当時は長身に任せて強引に叩きつけていた印象で、ヘディングには勝てても点を取ることはなかなかできませんでした。こういうストライカーはたとえカテゴリーを下げても点を取る感覚をつかんで再浮上のチャンスをつかむ必要があります。J2の鳥栖でようやく得点感覚を身につけたハーフナーは、その後移籍した甲府でJ2得点王になり、自らの力でJ1に戻ってきました。

浦和対甲府の国立競技場で見たハーフナーは、すっかりうまくなっていました。こういう長身FWには、浦和はスピラノビッチをつけてパワープレーをさせない守備をしていますが、ハーフナーはヘディングだけに頼らず胸でのボールコントロールを交えて、うまくスピラノビッチのマークから逃げていました。

今回の代表戦は、タジキスタンのDFに高さが足りず、どうしても先制点が欲しかったザッケローニが早い時間のゴールを狙っての起用だったと思いますが、一発回答で結果を出したハーフナーはさすがです。

ハーフナーの場合、ヘディングという武器がはっきりしている選手なので、展開次第ではありますが、最低でも途中出場の可能性は高いです。J1得点王も狙える位置にいますし、大器晩成という雰囲気は十分です。
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快勝(10/11日本対タジキスタン)

2011-10-12 19:06:37 | ワールドサッカー
サポーターレベルではタジキスタンの情報は皆無だったので、ウズベキスタンのように屈強なCBがいてハーフナーマイクが完封されたらどうしようという危惧はキックオフの前は持っていました。タジキスタンの情報を持っているザッケローニの決断を信じるしかないと思うものの、実際にタジキスタンを見るまでは不安でした。

実際のタジキスタンDFは、高さも足りないし、組織力もあまりないチームでした。タジキスタンは4-1-4-1気味の布陣でスタートしましたが、1ボランチが最終ラインに吸収されて5バック気味でした。日本の良かったところは二人目、三人目の動きが連動していて、数はいるはずのタジキスタンのDFラインに自らスペースを作れたことです。

高さが足りないということは、ハーフナーマイクのヘディングも頭一つ分ほど抜けるほど競り勝っていましたし、組織力もないということはスペースを狙うタイプの岡崎にも隙を与えてくれるチームでした。日本にとってはやりたいサッカーをほぼ自由にやらせてくれる相手でした。

格下相手とはいえ、不振だった香川に2ゴールが出るなど、多くの選手が自信と手応えを持ち帰った試合になりましたが、ザッケローニにとっては中村憲剛が機能して、11月に行われるアウェイのタジキスタン戦、共和国戦で本田圭佑が間に合わない以上、使えるコンビネーションを確立したのが大きいです。

川崎Fでのプレーを見ていれば代表でもこれくらいはできる選手ですが、トップ下に置いて攻撃のタクトを振るう役割が代表で与えられたチャンスはめったになく、得意のキープ力と視野の広さを生かし、時にはスペースに進出してチャンスを作れていたのは今後が楽しみです。

また、地味ですがタジキスタンのシュートを0本に抑えたことも評価できると思います。1トップに残した15番の個人技だけがタジキスタンの頼みの綱でしたが、今野も吉田も落ち着いて対応して、CKを1本取られただけに押さえ込みました。タジキスタンサイドから見れば日本の攻略法はないと完全に意気消沈させた結果で、アウェイ戦でも勝利が求められる日本にとっては自信を深めたことと思います。
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宮崎産業経営大学戦プレビュー

2011-10-11 18:53:24 | 浦和レッズ
今日は日本代表のタジキスタン戦ですが、平日夜の試合の即日更新は例によって勘弁していただき、今日は穴埋めネタで失礼します。ナビスコ杯の感動的な決勝進出で忘れていらっしゃる方もいるでしょうが、明日浦和が天皇杯の2回戦、宮崎産業経営大学戦を戦います。

プレビューなんて言うくらいだから宮崎産業経営大学の情報があると期待していた方には申し訳ありませんが、宮崎産業経営大学のことはまったく分かりません。ただ、大学生相手ならJ2あたりとは違って、プロのレベルを体感したことのない選手もいるでしょう。

こういう相手にはマゾーラのスピードでちぎればおそらく反応は間に合わないと期待していましたが、マゾーラはリハビリ組で浦和の関西遠征に帯同できないくらいですから、明日の出場は残念ながらありません。

また、土曜日に天王山の大宮戦を控えているため、ナビスコをフル出場した選手はできれば休ませたい気持ちもペトロにはあるはずです。出場停止で1試合空いた山田直輝や、途中交代のデスポトビッチあたりは出るかもしれませんが、ただでさえ代表で原口とスピラノビッチがいないのに、柏木やマルシオを温存しようとするとメンバーが足りないです。

昨日は大宮対福岡大戦を見ていましたが、まさかの大宮敗戦に終わったこの試合は、福岡大の格下戦術がうまくはまりました。プレッシャーの厳しい前目ではつなげないから、単純にロングボールを蹴って1トップを走らせるサッカーで、大宮の最終ラインのミスを待つ戦術でした。

このシンプルなサッカーで、大宮のDFラインにイエローカードが出る場面もあり、格下相手とはいえ大宮にとっては苦しい試合になりました。神戸のように三洋電機洲本から8点を奪うようなサッカーができれば楽に試合を運べるでしょうが、宮崎産業経営大学にも何かしらの格下戦術があると思います。

こういう相手に勝つにはできるだけ早くレベルの差を見せて、相手にとっては圧倒的に不利な追う展開にしないといけません。前半を0-0でしのがれると、次第に相手の守備陣が調子に乗ってきます。前半で2点取ればおそらく負けることはないと思っていますが、誰が出るにせよ前線の頑張り次第です。
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タジキスタン戦プレビュー

2011-10-10 20:42:23 | ワールドサッカー
一日三本の記事を投稿するのは、ちょっと多いですが、レッズと代表が同時進行している現状では両方とも書かざるを得ません。タジキスタンの来日メンバーはついに発表になりましたが、GKが35歳と大ベテランですが、あとの選手は20代で、何人かいる20歳前後の若手に経験を積ませる意味もある日本遠征という可能性はあります。

もう何度も書いているので、自分の持っている少ない情報ではタジキスタンは2次予選のシリア戦にホーム0-4、アウェイ1-2と連敗した事実しか持っていません。シリアがスウェーデン五輪代表の選手を起用したという理由で失格になり、急遽「引っ張り出された」格好のタジキスタンですが、ウズベキスタン、共和国と既に2連敗しています。

日本が入ったC組の中で最も力が劣る相手であることは間違いなく、このタジキスタン戦はどんなに内容が悪くても勝ち点3を取ることが要求されます。現在首位の日本がタジキスタンに勝ち点を落とすようなことになると、一気にC組が混戦になるので、どんなことがあっても勝ち点3を死守しなければなりません。

しかも、アウェイ戦でも勝ち点3を取らなければいけない相手ですから、ホームで勝ち点を落とすのは論外で、こういうときはベトナム戦を負傷欠場した岡崎の勝負強さに賭けたくなります。

3-4-3はうまく行っていないのが大方の評価で、私も3-4-3の長所がどこにあるか、これまでのザッケローニジャパンでは見つけられていません。ザッケローニが3-4-3で世界一厳しいリーグのセリエAで無名チームのウディネーゼを上位に上げた監督だということは十分承知していますが、勝つことが必要なタジキスタン戦では冒険は許されないと思います。

また、苦しい展開になったらハーフナーマイクの頭狙いも十分考えられます。タジキスタンのメンバー表は生年月日だけで身長と体重が書いていなかったので、相手の背格好はわかりませんが、相手と駆け引きして外すタイプのハーフナーマイクならうまくフリーになるチャンスも何回かはあるでしょう。

共和国戦で最後にドラマを起こしたように、たとえ終盤まで0-0で展開しても、諦めてはいけません。少しずつでもいいからアドバンテージを握ることです。相手のCBにイエローカードが出ていたりとか、そういう微妙なところから勝負はこちらに流れてきます。とにかく勝ち点3を期待しています。
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ナビスコG大阪戦マニアック分析

2011-10-10 17:29:58 | 浦和レッズ
昨日は浦和側から書いたので、今日は少しはG大阪側から見た視点を入れて書きます。G大阪としてのゲームプランは前回うまくいった、ラフィーニャをDFラインの裏に走らせようというものと想像でき、キープできるアフォンソをトップに入れて攻め上がりをサポートしようとしてきました。

アフォンソはスカパーでちょっとナビスコの磐田戦で見た程度ですが、第4の外国人でこのレベルの選手を置けるのはさすがスカウティングのうまいガンバと思いました。ちょうど、前半がG大阪が自分の前のゴールに攻めてくる方向だったので、アフォンソの鋭い切り返しの個人技はよく見えましたが、今回は野田や浜田がうまく守ってくれました。

また、ラフィーニャのスピードに関しては、浜田と永田の打ち合わせがうまくいった印象です。速さでは勝てない浜田も、コースを消せば対応のしようがあるという考え方で、ラフィーニャに積極的に前からプレッシャーを掛けて、ラフィーニャの存在自体をうまく消しました。

浜田は厳しいことを言えば前半にラフィーニャに入れ替わられるミスもしていますが、GK加藤が止めてくれて、サッカーは誰かがミスをしても、他の選手がフォローすればいいんだと、オシム時代の千葉の良さを思い出します。

それでも、2点ビハインドを取り返そうとしてきたG大阪の采配には、後半は苦しみました。U-16代表で見たことはありますが、それ以来あまり見ていない大塚というポストプレーヤーをFWに置いて、ボールの収まりどころを作ると、佐々木やアフォンソが連動して上がってくるG大阪らしさは出ました。

それがどれだけ苦しかったかは、浦和ベンチが交代枠のうち二つを守備的な交代にあてたことにも現れています。柏木を下げるというのは、守備面で苦しいと自ら認める交代ですが、それでもこの試合は逃げ切らなければいけないのは選手、監督、サポーター全員が一致していました。

最後は1点返されて苦しかったですが、それでもリーグ首位の相手に勝てたのは大きな自信を手にしました。ペトロではありませんが、浦和はタイトルを争わなければならないということを、結果で示したことは評価できると思っています。
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桜草公園の秋

2011-10-10 15:11:10 | 雑記
桜草の咲く春の季節以外に桜草公園に注目する方はいないでしょうが、秋の晴れた日は少し散歩でもしようと、母と出掛けてきました。トップの画像は「アメジストセージ」という花です。この花の名前も母に教えてもらった名前ですが、写真ではきれいには写っていなくても、紫色がきれいに映える花です。



この写真は田島ヶ原桜草自生地の秋の姿です。桜草自体は大きくなれない花なので、夏に向かって背の高い雑草が生えることで、その中に埋もれることで生涯を閉じます。これだけのすすき野原にどうやって桜草が生えるかといえば、野焼きをやってすすきが枯れた後を焼いているからです。

オリエンテーリングをやっていた立場からこの写真を見ると、この細道は地図上で辛うじて表現できるかどうかの道で、ちゃんと足を防御できていればたどりたくなります。もっとも、今は足も防御していないただの一般人ですから、引き返す判断は正しいですが。
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涙さえ出た好ゲーム(10/9浦和対G大阪)

2011-10-09 22:14:39 | 浦和レッズ
今日は映像が手に入らないことは知っていたので、現地観戦するしかないと思い、チケットを手に埼スタに出かけてきました。以前、私はデスポトビッチが点を取れないなら、思い切って啓太アンカーの3ボランチにして、前線はマルシオの1トップという超守備的サッカーをすべきとブログに書いたことがあります。

これは完全に間違っていました。今日のサッカーは浦和も前線にボールが収まることを示した会心のサッカーで、エスクデロもデスポトビッチもよくボールを足元にキープしていました。特にすばらしかったのはエスクデロで、味方のクリアからのカウンターでしっかり相手のダブルボランチに競り勝ち、うまくチャンスを作り出していました。

しばらく、浦和のホームゲームがなかったので、生観戦に飢えていた私にとっては、内容の悪いリーグ戦の映像ばかりを見ていたので、浦和はもう守って勝ち点1を取るしか残留の道はないのではと悲観するほどでした。しかし、このナビスコ杯で、浦和も前線にボールを収め、梅崎や柏木が積極的に上がってくる面白いサッカーはできるではないかと、少し自信を取り戻した一戦になりました。

特に2点に絡んだ梅崎は感動的でした。1点目はエスクデロのシュートがGKに当たったところに詰めた、得点感覚を持ったゴールでしたし、エスクデロのゴールになった2点目も、実際にシュートを打っているのは梅崎で、たまたまエスクデロに当たってコースが変わったのでエスクデロのゴールになっただけです。

ヒーローインタビューでも、梅崎は負傷で苦しんだ日々を振り返り、今日という日のために今までがあったとサポーターへの感謝の思いを述べていました。ペトロにとっては梅崎とエスクデロが好調というのは原口が代表から戻ったときに逆に誰を外していいか悩む嬉しい悲鳴かもしれません。

確かに今日はすばらしい勝利でした。しかし、厳しいことを言えばまだ何も勝ち取っていません。大宮戦に勝って残留に近づき、ナビスコ杯の決勝で鹿島に勝って初めて今日の勝利が意味を持ってきます。それでも、今日の勝利は梅崎の応援歌を涙さえ流して歌った、思い出に残る勝利でした。いつものホーム側指定席より、少し前のサポーターに近いところに陣取ったので、応援に合わせるのも比較的楽でした。

国立に行けるかどうかはチケットの優先販売のやり方次第なので、正直言ってわかりません。ただ、行けたら現地に立つ人間として、可能なことはやりたいと思っています。
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相撲の立ち合い

2011-10-09 10:56:28 | 他スポーツ
今日は埼スタに行ってくるので、即日更新できないかもしれないので、穴埋めネタを用意しておきます。

先日、引退したばかりの元大関魁皇に対して、NHKテレビで質問コーナーがありました。質問者は相撲道場に通う「相撲少年」だったのですが、立ち合いで頭から当たるのはどうしても怖いが魁皇さんはどうしていましたか?という質問がありました。なかなか面白い質問でしたが、魁皇の答えは「自分も頭では当たらず、胸で当たっていた」というものでした。

魁皇が言うには、立ち合いは低く当たりさえすれば、必ずしも頭で当たる必要はないとのことで、この相撲少年にはいい回答になったことと思います。頭で当たるタイプの方が、「突き刺さる」ような一気の立ち合いが可能になり、典型例は日馬富士ですが、立ち合いが低すぎてはたき込まれるリスクもあります。

私が振り返る、胸で当たるタイプの力士は元大関、霧島です。平幕時代は110kg台の軽量力士だった霧島が頭で当たれなかったというのは意外ですが、確かに突き押しの力士に対しては胸で当たるところを思い切り突かれ、あっさりと土俵を割ることもありました。当時の霧島は前褌を引いて持久戦に持ち込まないと勝てない力士で、そのスタミナは評価できても、勝ちパターンが少ないことで、平幕を抜けるのは難しいのではと思っていました。

霧島の場合、強くなれたのは筋肉で体重を増やしたからでした。それ以前も、「バーベルが恋人」と言われるほどの霧島の筋力トレーニングは有名でしたが、小結に上がった場所で1勝14敗の惨敗を喫し、これは何かを根本的に変えないと上位には通用しないと、プロテインを飲んだりして筋肉の増量を目指しました。

その結果、30歳近くなってきた霧島の体は、目に見えて大きくなってきました。相撲の内容も変わり、がっぷり四つに組みとめての吊り寄りなども見せるようになり、すっかり力の強い力士という評価に変わってきました。朝潮が6回目でようやく上がれた大関昇進のチャンスを1回でものにした霧島は、大関在位こそ16場所と平凡ではありましたが、優勝も経験するなど輝くことができました。

霧島は大相撲の大型化時代に最後に立ち向かった「防波堤」というイメージもあります。曙や武蔵丸が下から上がってきた時期に、上位力士として最後の意地を見せた大関だった記憶があります。負けることも多く、ちょっと頼りない防波堤でしたが、相撲界から「つり出し」は霧島を最後になくなるのかなと思っていた頃です。
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ナビスコ杯G大阪戦プレビュー

2011-10-08 17:33:13 | 浦和レッズ
リーグ戦は残留争いで苦しんでいる浦和ですが、ナビスコ杯は好調で、ついに準決勝までやってきました。相手は4年近く勝っていないG大阪で、ここまで来たらどこと当たっても強いですが、決勝戦より厳しいかもという難敵です。

それでも、会場がホーム埼スタなのは幸運です。万博の一発勝負だったら勝利は難しいかもと思っていましたが、埼スタならリーグ戦も引き分けていますし、PK戦にでも持ち込めば応援の力で何とかできるかもしれません。

代表で不在の選手は浦和は原口とスピラノビッチ、G大阪は遠藤とイ・グノです。前回の対戦でやられた遠藤の縦パスがないのは浦和にとってはちょっと有利な要素ですが、アフォンソという外国人選手がいて、DFライン裏のパスを狙っているので、足の遅いDFにコンパクトな陣形を取らせようとしている浦和は一発でやられるリスクは抱えています。

また、G大阪は前回の対戦ではGK加藤が止めたものの、ラフィーニャのスピードは脅威で、パスを出す側もできますが、受ける側の方が威力を発揮しそうです。浦和としては浜田が少しでもラフィーニャを遅らせ、永田のカバーリングが間に合うようにしないといけません。場合によっては坪井の起用もありえない話ではないかもしれません。

前回の対戦では、浦和は慎重策で入りましたが、ボランチの遠藤のところまではチェックが行き届いておらず、中途半端な慎重策になってしまいました。今回は橋本、武井のダブルボランチになりそうですが、前半0-0を狙うなら前からでも追わないとまたスルーパスを出されてしまいます。

浦和はデスポトビッチの好調が今の売り物です。それだけやれるならリーグ戦でもと思わずぼやいてしまいますが、ナビスコ杯4ゴールと当たっているので、明日の試合も期待しています。

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難しい3-4-3の組織(10/7日本対ベトナム)

2011-10-08 17:09:08 | ワールドサッカー
まず、驚いたのはベトナムの体の大きさが、4年前に対戦したときより大きくなっていたことです。GKは189cmもあり、パワープレーでごり押しすれば簡単に勝てるというイメージとはだいぶ違ったチームになっていました。ただ、まだ体力も技術も日本の方が上ですから、ベトナムは慎重にゴール前に2ラインを引き、相手のサイドの上がりに2枚ついて対応してきました。

結果は1-0の勝利ですが、特に後半がひどかったので、もともとやらない予定をザッケローニの希望で入れたこの試合はあまり意義があったとは思えません。ただ、3月の慈善試合でも、8月のなでしこの親善試合でも、前後半でメンバーをがらりと入れ替えると、後半に出てきた選手が低調なパフォーマンスに終わることはよくあります。

個人的には、ザッケローニジャパンの長所はダブルボランチの遠藤と長谷部のところだと思っているので、その二人を両方使わなかった後半戦はボランチが後ろを向かされて、全然縦パスが入りませんでした。阿部勇樹も細貝も守りで力を発揮するタイプなので、攻めに出られる大型ボランチの発掘は今後の課題だと思います。

また、前半の3-4-3もうまくいったとは思っていません。ザッケローニの3-4-3はダブルボランチを守備専念にして、サイドをアウトサイドとアタッカーの2枚で数的優位を作って攻めるサッカーをやりたいと思っているようですが、FWのポジショニングが良くなく、長友や駒野が上がったときは一枚しかいないことが多かったです。

選手で自らポジショニングを変えて、ボランチの長谷部が前に出たチャンスが得点になったところを見ると、あまり3-4-3を意識しすぎてポジションを固定するより、長谷部が出たり左FWの香川がトップ下気味に陣取ったりした方がチャンスになりそうな予感はしました。

また、槙野の負傷交代の影響で、ハーフナーマイクを試せなかったのは残念です。タジキスタンがどういうチームかという情報は持っていませんが、単に上背で力任せに叩きつけているわけではなく、駆け引きして外すタイプのハーフナーマイクなら、タジキスタンDFがたとえ大きくても対応は可能なように思えます。タジキスタン戦も出る可能性はあると思っています。
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