Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

好不調の見分け方(十亀剣)

2015-05-05 21:38:44 | 他スポーツ
今日は西武プリンスドームに行ってきました。野球やサッカーは無理だろうとあまり期待していなかったコンパクトデジカメが、予想外の活躍でいろいろな写真を撮ってきました。それはまとめて後で載せるとして、今日の6-1の勝利は先発の十亀が完投してくれたのが大きいです。彼自身は「コントロールの良くない自分でも完投できる」とヒーローインタビューで口にしていましたが、確かに良くないときの十亀は四球で無駄なランナーを出します。

しかし、今日は初回に糸井に出した以外は気にならないほどでした。彼はサイドハンドから150km近い速球を投げられるのが武器ですが、その速球のコントロールは確かにいいとは言えません。ただ、サイドハンドの彼はシンカーを持ち球にしており、調子が悪いときは確実にストライクが取れるシンカーを軸に組み立てることになります。

それをわかっている、元西武の原拓也が、シンカーを狙い打って中前打したことを見る限りでは、シンカーを軸に組み立てるだけでは厳しいことが予想できます。好投するためにはストレートでもストライクを取ることが条件ですが、この日の十亀は明らかにボールとわかるような荒れ球は少なく、しっかりカウントを整えることができていました。

十亀は社会人野球のJR東日本の出身です。都市対抗の決勝戦で先発し、現在のチームメイトになるNTT東日本の小石と投げ合って優勝しています。社会人球界では有名な投手で、ドラフト1位の評価は当然という投手です。しかし、昨年に伊原監督に抑えに起用されたのは彼のリズムを崩したようです。1点取られると失敗になることもあるリリーフは、どうも微妙な制球力を持たない彼には向いていなかったのではと思います。

先発のマウンドに立ち、ある程度長いスパンで見てやれば、結果は出す投手という信頼は取り戻したように思えます。毎回ランナーを出したと反省のコメントも残していた彼ですが、中村、浅村のエラーで出したランナーもあり、決して悪くはなかったと、この日の投球内容からは思えます。



















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メンバーを落としても価値ある勝利(ブリスベン対浦和)

2015-05-05 21:25:34 | 浦和レッズ
今日は、浦和のアウェイ、ブリスベン戦でした。既に浦和は敗退が決まっており、ブリスベンも4点差以上の勝利と他力(水原が北京に勝利)が条件という厳しい条件でした。そんな消化試合に近い試合は、日本こそGWですが、豪州では普通の平日ということもあって、がらがらのスタンドで行われました。

今回の試合は、浦和がリーグ戦の多くに出場している主力の、槙野、柏木、ズラタンなどを遠征に連れて行っていませんでした。そのため、たぶん遠目では誰が誰だかわからない選手も出るだろうという理由で、攻撃のときも守備のときも浦和の選手の動きばかりを見ていました。そのため、ブリスベンの印象が全然ないのが残念ですが、それでもわかったことはあるので書きます。

MOMは大谷だと思います。GKが変わっているときは、最初のプレーを確実に切らないと、味方DFとの信頼関係が確立できなくなりますが、最初のピンチがいきなりFKで、しっかり流れを切ってくれたセーブで信頼を得ました。後半ロスタイムの相手の直接FKも、枠に飛んだ絶妙なシュートを横っ飛びで防ぎ、この試合を2-1で勝ち切ってくれた要因になりました。

興梠も良かったと思います。こういう、消化試合は彼の復帰を試す絶好の機会でしたが、興梠がスペースに出る持ち味を鈴木啓太が理解していた、先制ゴールの場面は浦和らしい攻撃になりました。相手が4点差を意識して前に出ていたので、ボール支配率こそ40%程度しかなかった浦和ですが、カウンター狙いがうまくはまった結果になりました。このプレーができれば、スタメンこそズラタンでも、興梠を切り札としてベンチに置く采配も可能になります。

決定機を外した高木俊幸ですが、それでもシャドーとしてボールを引き出すプレーはできていた印象です。武藤の2点目では、高木が李のヘディングに反応していて武藤に出したパスがアシストになりました。長いリーグ戦、高木が必要になる試合は確実に来るでしょうから、気持ちを切らさずにプレーして欲しいです。

厳しいことも言います。それは橋本の出来です。相手のゴールになったアルナウトビッチのゴールの場面、浦和はオフサイドトラップを掛けようとしていました。加賀も岡本も反応していましたが、橋本の上りが遅れてオフサイドを取り損ねた結果、アルナウトビッチに抜け出されました。橋本は相手クロスのトラップミスもしています。宇賀神とのポジション争いを考えると、本来攻撃的MFの宇賀神に対し、橋本はSBタイプなので守備でアピールしたいはずです。それが、守備でミスが出たことを考えると、評価を下げたのではと指摘してしまいます。
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久しぶりのテレビ観戦(西武対オリックス)

2015-05-04 20:08:23 | 他スポーツ
今日は疲れが出て完全休養日で、生観戦の予定だった西武プリンスドームの西武対オリックスはテレビ観戦に切り替えました。試合は二つの顔があった試合で、6回までは西武先発菊池雄星の好投で、オリックス打線を1安打に抑え、打線も森の本塁打から浅村のタイムリー、木村の適時3塁打など完全に勝ちパターンの試合でした。

ただ、それからがGWの9連戦という厳しさが襲ってくる試合になります。西武の自慢の継投、8回増田、9回高橋朋己のパターンは、彼らが楽天3連戦で3連投しているので、できれば使いたくない日でした。この試合が動いたのは7回表です。先発菊池が1死1、3塁のピンチを招くと、田辺監督はスパッと菊池をあきらめ、岡本篤志をリリーフに送ります。

この岡本篤志が誤算になりました。ストレートの球速も135km前後、コースも甘く痛打を浴び、カラバイヨに詰まりながら中前に落とされるタイムリーを食らうと、続く竹原には2塁打を浴びて1点差にされます。それでも、山本、西野の後続を抑えて、辛くもリードしたまま7回裏の攻撃につなげます。

この7回裏に、先発中山をリリーフしたマエストリに手こずっていた西武打線がようやく捕らえます。マエストリは荒れ球が幸いして、なかなか攻略できないでいましたが、浅村を四球で出した西武はメヒアのタイムリー2塁打でマエストリをマウンドから降ろします。変わった海田から、森が左腕などまったく気にならないとばかりにタイムリーを放ち、西武は増田、高橋を休ませる決断をしたように思えました。

しかし、まだ波乱はありました。8回表に先頭の代打、駿太の1塁ゴロを脇谷が失策してランナーを出します。これで岡本篤志は交代し、左の武隈がマウンドに上がります。ここはオリックスが左の糸井、T-岡田に回るので抑えて欲しい起用です。しかし、武隈がつかまり、安達を四球で出すと糸井に1点差になるタイムリー2塁打を浴び、代わったバスケスがカラバイヨに同点タイムリーを浴びて、先発菊池の勝ちがなくなります。

延長戦になれば、増田、高橋を出さざるを得ない心配が出てきました。事実、彼らはブルペンの椅子に腰かけていました。出番があってもおかしくないと覚悟を決めたようですが、幸いにもオリックス佐藤の3四死球の乱調から中村おかわり君が決勝の2塁打を放ち、辛くも10-6で西武の勝利に終わります。本当は菊池のピッチングをブログにするつもりでしたが、これだけ試合が荒れてはネタにならないと、展開の羅列ですが予定変更しました。
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パトリックに強い(槙野智章)

2015-05-04 13:49:29 | 浦和レッズ
先日のG大阪戦は、印象的な選手はたくさんいましたが、代表して槙野智章選手を取り上げます。槙野はG大阪FWパトリックに強いのを一つの売り物にしたようで、「パトリックを止められるのは俺しかいない」とのコメントも残しています。

パトリックは高い身体能力を誇るFWで、高さもスピードもバランスよく持っています。Jリーグの相手はその能力を止められていませんでしたが、槙野は去年のG大阪戦も結果的には敗れたとはいえ、パトリックをよく抑えていました。その理由は、パトリックの走るコースを消すことが要因だと思います。

パトリックといえど、槙野に体を密着されると次第に嫌がってリズムを崩すようで、得意なヘディングでも思うように飛べなくなってきます。スピードならウイング並みの能力がある槙野なので、課題の高さをカバーするテクニックを覚えれば、浦和の先輩坪井のような代表DF定着もあると思っています。

槙野はプロ選手らしく、目立つことを哲学にしています。得点を決めたときはカメラの位置を意識してそちらに向かうようにしていると話しています。そのため、他の選手のゴールでもちゃっかり写っていることも多いです。プロの選手は名前を覚えてもらってなんぼですから、槙野のこうした意識はいいと思います。

スタジアムでの槙野の見分け方は簡単です。これも槙野が目立つ哲学にしている「左右のスパイクの色を意図的に変える」特徴があるからです。最近はスパイクの色で自分の特徴を出す選手が多くなり、背番号以外にもスパイクの色が見分けるポイントになっていますが、槙野の色違いスパイクは簡単に見分けられます。

槙野自身はインタビューで「頭を使って相手が嫌がることをやる」とも話しています。その一つには、先日のG大阪戦で見せたスピードの変化もあると思います。小椋の縦パスが緩いのを見て、届きそうもない位置から鋭いダッシュを見せてカットするなど、「まさかそんなプレーをするとは」と相手に思わせることで、MF並みの攻撃力も生かしていると思います。

さすがに先日のハリルジャパンの代表CBとなると、おとなしく中央で守っていましたが、SBにしてそのウイング並みの能力をみてみたい思いはあります。今が旬のDF、これからの活躍が楽しみです。





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ブリスベン戦プレビュー

2015-05-04 10:44:07 | 浦和レッズ
明日、浦和はACLのグループリーグ最終戦、アウェイ豪州でブリスベン・ロアーと対戦します。皆さんご存知の通り、浦和はACLでは既にグループリーグ敗退が決まっており、このブリスベン戦は消化試合です。誰を遠征に連れていったかの情報はありませんが、普通に考えれば槙野、柏木、ズラタンら出ずっぱりの主力選手は連れていかないでしょう。

浦和にとって大切なのはこの試合の使い方です。バックアップメンバーがどれだけ使えるかテストする試合になるでしょう。普段出番の少ない選手はチャンスで、興梠の復帰をテストするには格好の試合です。GKも大谷を使うならこの試合がチャンスです。

ブリスベンとは第2戦で埼玉スタジアムで対戦して、0-1で敗れています。知っている選手は豪州代表ボランチのマッカイがいます。ブラジルW杯最終予選で埼玉スタジアムで日本と対戦して、ハンドで日本に同点PKを献上した当時の左SBです。

このブリスベンとの埼玉スタジアムの試合は開始早々に失点した試合を、浦和が選手交代でうまくペースを握りましたが、ミスで抜け出された那須がホールディングの反則で一発退場になって反撃ムードはしぼみました。

ただ、まったくかなわない相手ではないというのが前回の感触です。Jリーグの強豪チームと互角くらいのイメージです。そういう相手と、お互い消化試合という対戦をする機会なので、浦和には是非とも無駄にしないことを期待します。
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アトレチコの仕掛け(Aマドリード対Rマドリード1stレグ)

2015-05-03 21:32:36 | ワールドサッカー
GWの連休は、自分にとってはワールドサッカーのビデオを見るチャンスです。先日、Rマドリード(以下レアル)対Aマドリード(以下アトレチコ)の2ndレグの感想をアップしましたが、今回時間があったので1stレグも見てみました。もちろん、結果の0-0は知っていますが、サッカーは0-0にもいろいろな攻防が含まれているものです。

アトレチコは今回も2ラインコンパクトサッカーで、レアルの攻めを封じるリアクションサッカーでしたが、会心の内容だった2ndレグと比べるとこの日は2ラインが引きすぎていた印象です。レアルに、ブロックの外側からシュートに至られる場面が多く見られました。それでも、今季スペインリーグでのこのカードはアトレチコの2戦2勝だった事実を見ると、どこかにアトレチコの仕掛けが成功した要因はあったはずです。

それは、豪華に見えるレアルの中盤のサイドが理由でした。アンカーのクロース(8番)はしっかりDFラインの前にポジションを取ってボールを散らしていましたが、右のMFモドリッチ(19番)、左のMFハメス・ロドリゲス(10番)は両方ともそれぞれの国の代表チームではトップ下という攻撃的な選手です。

そこがアトレチコの仕掛けどころでした。普段は守備を基調にしながら、できるだけモドリッチやロドリゲスを後ろ向きにプレーさせようと仕掛けた速攻で何度かチャンスを作りました。また、FWが守備もできるグリーズマン(7番)と、ターゲットマンのマンジュキッチ(9番)のコンビなのもバランスがいいです。

結果的に、この試合では合わなかったとはいえ、アーリークロスを送り込んで一つでもマンジュキッチが競り勝てば1-0の勝利という勝ちパターンを作っておくことが、選手の実力では差があるこの両者の対決を面白くした要素だったと思います。また、アトレチコでは右MFのトゥランも効いていました。

2ndレグでは退場になって足を引っ張ったトゥランですが、そのステップの細かいドリブルはレアル左SBマルセロ(12番)を手玉に取る場面もあり、このレベルならトルコ代表なら圧倒的な中心選手と想像はつきました。

ベンゼマもロナウドも、決定機を決められなかったレアルは、想像以上に苦しんだ試合になりましたが、負けていなかったことが2ndレグにつながりました。世界トップレベルのレアルといえど、苦しむ試合もあるものだという例です。
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G大阪戦マニアック分析

2015-05-03 10:14:52 | 浦和レッズ
昨日のG大阪戦、浦和は攻め合いを想定して、アウトサイドを平川と宇賀神にしていました。相手がSBの上がりを得意にするチームなので、前半は体力のある平川と宇賀神で抑え、勝負所で関根を投入するゲームプランだったようです。G大阪が右SBに本来ボランチの小椋を起用して慎重に来たのは想定外でしたが、藤春対平川の勝負は見ごたえがありました。

平川と梅崎のコンビがあまり合っておらず、パスミスでピンチを招いた場面こそありましたが、平川は藤春の突破は抑えてくれました。正直、平川の出番は最近減ってきており、このG大阪戦で失態を犯せば彼の選手生命にも影響が出るのではと心配していましたが、守る能力ならまだまだ関根を大きく上回り、このチームには平川は必要と改めて認識しました。

その平川で前半を抑えておいて、関根を投入してからの右サイドは面白いように機能しました。平川を抑えていた藤春が、途中から出てきた関根の持つ瞬間的なスピードとボールキープになかなか対応できていませんでした。昨年の時点ではトップレベルのサッカーを90分できない課題があった関根ですが、今は肉体改造もしっかりやってきたようで、この3試合をすべて出場して結果を出したのはさすがと感じました。

宇賀神の方は小椋が急造右SBということもあって、思い切って仕掛けました。これほど攻守両面で機能する彼を見るのは久しぶりで、相手の宇佐美や大森のカウンターにも帰陣して対応し、攻撃でも仕掛けるなど、体力なら負けない宇賀神の良さが存分に発揮された試合だったと思います。

相手のストロングポイントは宇佐美とパトリックの2トップですが、この日は宇佐美は森脇と阿部勇樹で連携して抑え、パトリックは槙野が封じました。特に、今日の埼玉新聞によれば、槙野はパトリックに対する守り方のコツを把握したようで、「パトリックを抑えられるのは俺しかいない」と自信満々のコメントでした。

それについては別記事で書こうと思いますが、皆がいいところを出してバランス良く戦った浦和の勝利は必然でした。ゼロックスで負けたときは暗澹たる気分でしたが、自分たちのいいところを出し切れば少なくとも国内の相手には勝てると、自信を取り戻すきっかけになってくれれば嬉しいです。



























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熱く燃えた死闘(5/2浦和対G大阪)

2015-05-02 22:13:00 | 浦和レッズ
埼玉スタジアムに行っていました。この試合は両チーム、オールコートプレスという非常に激しい攻防が展開されました。浦和が最終ラインで回すときは、今季対戦した相手は基本的に放置でしたが、G大阪は那須や西川のところまで取りに来る積極サッカーでした。

対する浦和も、ズラタンや武藤が相手最終ラインを追い回し、試合の展開は互角でした。浦和は、対G大阪のホームゲームは過去8年で3分け4敗と勝っていないジンクスがありました。最後に勝ったのが、優勝した2006年で、確かに昨年は勝てば優勝だった直接対決で敗れ、優勝をさらわれた苦い記憶があります。

しかし、その試合を紐解くと、勝機はありました。理由は、G大阪が誇るJ最強2トップ、宇佐美とパトリックを昨年の浦和DFは抑えていたからです。G大阪のゴールはこの2トップの交代後です。特に、昨年のパトリックと槙野の対決は完全に槙野の勝利で、高さとスピードを兼ね備えるパトリックも、体をうまく入れて動きを封じれば流れから消せることを槙野自身が証明しています。

宇佐美とパトリックの位置関係は、パトリックが前に残り、宇佐美が引いてきてボールを受ける関係でした。これは宇佐美が、ゲームメーカーとしても高い能力を持っているという意味でもありますが、浦和DFが狙えばそこからカウンターを仕掛けられるという意味でもあります。事実、森脇が宇佐美から取ってシュートに持ち込んだ場面もありました。

支配率では浦和が上の感触でした。もちろん、浦和ボールのセットプレーで処理を誤ると、鋭いカウンターが飛んできましたが、この日は宇賀神が良かったと思います。守備でも相手の突破をカバーし、攻撃でもボールを引き出して起点になっていました。また、武藤も好調で、相手DFの間で待つポジショニングの妙で、うまくボールを引き出していました。

武藤とズラタンの二人だけでカウンターを機能させる場面もあるなど、この日の浦和は相手よりよく走っていました。その結果が宇賀神のクロスからのズラタンのゴールでしたが、もちろんGK西川の好守も忘れてはいけません。遠藤の直接FK、宇佐美の終了間際のシュートと、決定機を2度も止めてくれました。優勝するためにはファインセーブは必要ですが、この日の浦和は紙一重ではありますが、G大阪を上回ったのではと自画自賛しています。

























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冬の移籍市場の成功例(フィオレンティーナ対ミラン)

2015-05-02 10:45:26 | ワールドサッカー
今朝は、セリエAのフィオレンティーナ対ミランを見ていました。本田圭佑は先発出場しましたが、GKとの1対1を外すなど不調で途中交代し、ミランも1-2で敗れました。しかし、この試合を見た理由は本田圭佑ではありませんでした。1月の移籍市場で、フィオレンティーナ(以下フィオ)が劇的に変わったと聞いていたからです。

フィオは、右ウイングのクアドラードがチェルシーに去りました。あの爆発的なスピードがなくなってしまったのかと、戦力ダウンを危惧していましたが、代わりにチェルシーから加入したモロッコ代表FWサラーが好調と聞きます。コパ・イタリアでユベントスを破る2ゴールを決めるなど活躍を聞いていたので楽しみにしていましたが、残念ながらサラーはベンチ入りしたものの出場しませんでした。

それでも、フィオの新加入選手には、おなじみのジラルディーノ(9番)もいました。元イタリア代表のポストプレーヤーで、最近は下位チームでプレーすることが多くどうしたのかと思っていましたが、フィオならテレビ中継で時折見られます。このジラルディーノを1トップに、シャドーのイリチッチ(72番)、バレラ(20番)が後ろから飛び出してくる攻撃スタイルを、フィオは構築していました。

この時期、フィオはローマとの欧州リーグ準々決勝を控えていたので、ボランチのアクイラーニ(10番)を前半限りでベンチに下げるなど、完全にフルメンバーで戦った試合ではありませんでした。しかし、ポゼッション率ではミランを上回り、アクイラーニに代わって出場したホアキン(17番)が往年を思わせるような右サイドを崩すドリブルで好機を演出していました。

得点こそ、ボナベントゥーラ(28番)のミドルシュートをデストロ(9番)がコースを変えた、ややラッキーな形でミランに入りましたが、フィオはポゼッションサッカーを継続し、終盤の2得点でフィオの逆転勝利に終わった試合になりました。サラーはまた別の機会で見たいですが、フィオのように戦力を引き抜かれるチームでも工夫次第でいいチームは作れると、下位チームのファンには希望を与えるような試合だったと思います。

余談ですが、この試合では珍しい、主審の交代がありました。第4の審判はただベンチ入りするだけで、何をする存在なのだろうと思う方もいらっしゃるでしょうが、主審が故障したときには代役に入ると決まっています。主審も、90分ピッチを走り回るのですから、それなりに故障のリスクもあるので、リスク管理は用意しているのです。
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弱いチームの見方(2004年U-23日本対レバノン)

2015-05-01 20:34:45 | ワールドサッカー
今回、W杯アジア2次予選で日本はカンボジア、アフガニスタンといった弱いチームと同じ組になりました。過去2大会の3次予選ではこうした弱いチームとは対戦しなかった日本代表なので、もし生観戦の機会に恵まれれば何かのノウハウになると思って、過去の観戦からアテネ五輪予選の対レバノン戦(2004年3月、国立競技場)を思い出してみます。

レバノンの代表監督のコメントによれば、レバノンの大会準備期間はわずか20日ほどしか取れなかったそうです。2年かけて準備していた日本とは大きな差がありましたが、この試合は終了間際の大久保嘉人のゴールで2-1という、日本にとっては辛勝でした。

こういう機会でしか見られない、レバノンがどういうチームかには興味がありました。レバノンの準備期間の不足はチームの戦い方に現れていました。日本相手には守ってカウンターというのは共通していますが、レバノンは右サイドからしか攻撃できないチームでした。

準備期間が足りない以上、レバノンは得意とするパターンを一つしか用意できなかったことが、この事実に現れています。日本もそれはわかっていて、平山相太や大久保嘉人がフォアチェックに行って、レバノンの攻撃を前から抑えようとしました。

この相手なら勝てるというのは、すぐに感じましたが、怖いのはミスでした。日本はバーレーン戦で敗れているので、突破条件はこのレバノン戦と次のUAE戦の連勝だけです。相手の1トップ、アトウィにはスピードがあり、変なミスがあればゴール前に持ち込める機動力はありました。

その恐れていた展開が、まさに目の前で起きてしまいました。日本CB近藤がトラップミスをして、ボールをアトウィに拾われてしまいました。この失点で国立競技場は静まり返ってしまいました。引き分けでは突破は難しいと、スタンドから不安な思いで見ていました。

そこで飛び出したのが、大久保嘉人のヘディングシュートによる勝ち越し点でした。私はゴール裏にいたので、ちょうど大久保嘉人の位置から一番遠い場所でした。ヘディングシュートはわかりましたが、「誰だ?得点者は?」という思いだった記憶です。

レバノンといえど、何らかのミスがあればゴールにつながるので、サッカーはわからない、そんな思いを感じました。カンボジアやアフガニスタンは、日本のゴールラッシュの可能性もありますが、こんなしびれる展開もあり得ない話ではありません。
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