北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

大臣会合三日目~無事に終了!ありがとう

2006-07-03 23:32:11 | Weblog
 今日の旭川も快晴。今回の会合はとにかく天気に恵まれました。それだけで8割は成功と言えるでしょう。いよいよ会合の最終日は札幌を目指します。

【観光大臣会合三日目】
 今日もまた忙しい一日で、朝は7時40分のホテル出発です。一人の遅刻者もなくバスは出発。まずはラベンダーのファーム冨田を目指して美瑛~富良野方面のシーニックバイウェイルートを南下するのです。

 途中でシーニックバイウェイのビデオも観ていただきながら、十勝岳連邦~大雪山連邦の美しい山並みを横目に、バスは美瑛の丘の風景、深山峠へと進みます。

 中富良野のファーム富田へは日本政府団はしっかりと時間通りに到着。ここでは三大臣がラベンダーに囲まれて楽しんでもらうことにしていたのです。

 しかし思い通りには行かないもので、中国一行は10分遅れ、韓国一行に至っては20分遅れで到着。ここからはJRの臨時列車で札幌へ向かうので時間の厳しいところです。

 それでもなんとか許せるぎりぎりの時間で韓国一行が到着してくれて、所期の目的は達する事が出来ました。できるならラベンダーソフトくらい食べて欲しかったところですが、そうも行かないのが残念でした。

 ここからはJRの臨時列車レインボー号で札幌まで移動です。ここまできてやっとロジの担当もほっと一安心です。やっと時間管理の大変な大きな山を越えることができました。

 札幌に到着すると道庁の開かれんが庁舎へと向かい、ここで三カ国の大臣による記念植樹が行われ、続いては中島公園のホテルで昼食レセプションというわけです。

 知事を始め道内経済人との会談も無事に終えたところで大臣もご満悦の様子でした。大臣からは「両国の大臣、両国の大使からそれぞれ『今回のもてなしは完璧だった』という言葉をいただいたよ。北海道の皆さんにも本当に頑張ってくれてありがとう」という発言も飛び出して、担当者の苦労が報われた気がしました。

 今回阿寒湖畔で三カ国の大臣が合意した宣言は「北海道宣言」ということになりました。これは永遠に「ホッカイドウ」という名が付いて呼ばれる事でしょう。

 環境に関しては「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都議定書」が『京都議定書』と呼ばれています。今回の北海道宣言も、地名を関した宣言や合意は後々地名が一人歩きしてくれるものだ、という進言を受けての事だそうです。

 この宣言では観光交流に関する目標数値を掲げて三カ国が協力して目標を達成しようという事になりました。その最初の会合が北海道というのは、大変だったけれど嬉しかったというのが印象です。


 我々の対応で良かったと思うのは、早い段階で全面的に協力するという流れを作る事が出来た事でした。そこで消極的になって後からずるずると協力をせざるを得ない状況になるような「戦力の逐次投入」をすることなく、最初からやる気で臨めた事が結果的には当方のプレゼンスを発揮できて良かったのです。

 やらざるを得ないと思ったときはタイミング良く飛び込んでしまうことが大事なのですね。
 
 いずれにしても、なんとかイベントを成功に終わらせる事が出来ました。文句や不満も言わずにご協力いただいた多くの関係者の皆さんに心から感謝申し上げます。
 ありがとうございました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする