冬将軍が粘りを見せて、先週は木曜から金曜日にかけてまとまった雪が降りました。
雪かきをしようかどうしようか迷う程度の雪でしたが、こらえきれずに家の前を荒く除雪してから出勤しました。
職場で同じ地域に住んでいる同僚に「今朝は雪かきした?」と訊くと、「頑なにやりませんでした。もう解けますから余計なことは一切しません」と断言。
それも一つの考え方です。
そんな感じで迎えた土曜日でしたが、なんと事前の通告なしに札幌市のパートナーシップ除雪が入りました。
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事前の通告がないのは、それを知ると家の敷地の雪をここぞとばかりに道路に出す家があるのでそれを避けるためのやり方です。
しかし作業中は大量の道路の雪をいったん削って家の前に山のように置くので車の出入りができなくなってしまいます。
昨日はちょうど私が両親の実家でマージャンをしてから帰ってくるときに除雪が入ったようです。
妻に「今から帰ります」と電話をしたところ、「ああ、今は家の車庫に入れないわ。ややしばらくかかるので、そのまま買い物に行きましょう」ということで、近くのコンビニで待ち合わせて買い物で時間調整をしてから帰りました。
金曜日の朝までは結構な雪が溜まっていたのですが、土曜日の夕方にはきれいに削られてゆき、ほとんど雪のない道路になりました。
この時期は、家の周りに積んだ雪を処理できない街区では道路の雪が厚くなりそれが解けると車が埋まってしまう交通障害の元になりかねない季節です。
我が家と周辺の住民の皆さんは、普段から公園に運搬したり業者と契約して運搬排雪をしているので道路の雪が厚くなることはないのですが、町内会の年間の取り組みの一つとしてこの時期の運搬排雪を行っているものです。
ただ報道によると、このパートナーシップ除雪という名の下で、市と住民が料金を折半して行うスタイルの除雪を市は今年限りで止める意向なのだとか。
なにしろお金がかかる事業なので市の財政改革の一環でやり玉にあがっているようです。
中止の動きにはもう一つ理由があって、町内会と折半と言いながら町内会に入らず町内会費の負担を射ていない住民が増えてきて公平性が問われるということもあるのだとか。
どうせ春になれば解ける雪に対してどれだけの公費をつぎ込むべきなのかは大いに議論があってよいと思いますし、必要ならば住民税という選択、あるいは国からの補助金・交付金で、雪に負けない暮らしを保証するという考え方もあるでしょう。
また、市道と言いながらも商店街などでは地先の道路の清掃などは面したお店が進んで行うなどの慣習もあったはずです。
市民協力・市民参加というと聞こえは良いですが、それがいのであれば税金を含めて対価を支払って誰かに維持管理を委ねるかどうかという問題です。
人口減少が進むと、予算も管理を担うエッセンシャルワーカーの人たちの人数や労働力も減少して思うようなタイミングでの管理ができなくなるかもしれません。
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八潮市での流域下水道の大規模な破損に象徴されるように、強く意識をしないと当たり前の日常が営めなくなる未来が迫っています。
今を生きる人たちは、自分たちの子供や孫の世代のために何をしておくべきなのかを考えて行動に移すことがより切実な問題になってきています。
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