北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

8月15日という日

2006-08-15 23:54:53 | Weblog
 一族で洞爺湖町のお寺を訪ねて墓参り。一つの目的で一族が集まるというのは良いものです。

【車中の風景】
 今日は終戦記念日。朝からテレビをつけると小泉首相が靖国神社を参拝をするというので騒然とした雰囲気。

 神社には参拝に訪れた多くの遺族なども多かったろうし、もちろん反対派も活動を行ったろうし、現場もさぞ騒然とした事でしょう。

 総理大臣が終戦記念日に参拝をするという事で中国と韓国からは当然の反発があることも報道されているし、マスコミは総じて批判的な論調を展開しています。

 毎年この時期に繰り返される議論ではあるものの、この機会に、「あの戦争とは何だったのか?」「東京裁判(極東軍事裁判)とはなにか?」「A級戦犯とは何だったのか?」「靖国神社とはなにか?」「神道とはなにか?」というようなことについて多くの本を読んで勉強し、自分なりの意見を持つように努めるべきだと思います。

 多くの本は、著者を見ただけでこうした議論に反対論を展開するか、擁護論を展開するかが大体分かってしまうものだけれど、賛成か反対かという結論を簡単に導き出す前に、それぞれが依って立つ立場とその根拠について吟味をするのが良いでしょう。

 意見が分かれがちなのは、こうした議論に「理性」と「感情」という相反するところに依るものも多いように思われます。また、当時の事は当時の時代背景や当時の歴史としてまずは見る事が重要で、その上でその歴史を踏まえた現代の我々の立場を論じるというアプローチも必要でしょう。

 現代の価値観でもってそのまま当時の社会の行動や判断を評価する事はやはり間違っているように思います。そのような歴史に対する立ち向かい方を踏まえて、自分たちの歴史、祖先の歴史を見つめたいものです。

 戦没者の御霊に合掌。

    *   *   *   * 

 一方で車中では、高校野球の駒沢苫小牧の試合に一喜一憂していました。前半で大量リードを許し非常に苦しい展開でしたが、中盤からじわじわと追い上げ、手に汗を握る攻防が続きます。

 8回、9回に一点ずつを取られたときは「今回はさすがに駄目か…」と思いかけましたが、ホームランで追いつき、連打でサヨナラ!

 まさかこんな水島新司の野球漫画みたいな展開になろうとは思いもよりませんでした。本当に立派なものです。北海道の野球が内地のチームを相手に堂々たる戦いぶりは私たちにも勇気と元気を与えてくれます。

 今年も最後まで行ってくれー!
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする