日中と夜との寒暖の差が大きくなってきました。昼間のは気温は30℃近くまであがっても、夜は20℃以下に下がります。そろそろ窓を開けて寝る事もなくなりそうです。
【活動を積み上げるということ】
職場を友人のA君が訪ねてきて、いろいろな話をしているうちに自転車のことになりました。A君はかなりの自転車乗りなのです。
「こままささん、自転車には乗ってますか?」
「乗ってますよ、自転車は良いですね。ところでAさんはサイクルコンピューターをつけていますか?」
サイクルコンピューターというのは、自転車のタイヤにセンサーを取り付けて
自転車の速度をカウントしたり距離も測れるという面白い道具なのです。
「はい、つけていますよ。こままささんはつけていないのですか?」
「うーん、今つけようかどうか迷ってるんです」
「あれは良いですよ。走っている最中のスピードがチェック出来ますし、距離系にもなりますからね。そうそう積算距離も出せますからそれがなんといっても良いですよ」
「積算距離が良いのですか?」
「そう、自分が今までどれだけの距離を自転車で走ったか、ということが分かるんですよ。以前ラジオを聞いていて、『○○さんはどれくらい自転車に乗られているんですか?』『そうですねえ、8万キロくらいですね』という会話があったんです」
「ほうほう」
「そのときに、『8万キロ』と言われるとすごいな、と思いました。自分が積み上げて成し遂げてきたことの証ですよね。自転車に乗るという事の積み重ねの証は距離だと思うんですよ。だから一生の間にどれくらい走ったか、ということが分かるようにしておいた方が良いと思うんですよ」
「なるほどねえ」
経験という見えない実績を、数字として見える形にすることは案外重要なものです。
最近は縁遠くなってしまいましたが、私は過去にスキューバーダイビングを50本以上していますが、それらの記録は全てログブックという形で残してあります。もしこれから先に、どこか海外のダイビングスポットでダイビングをしようと思えば、現地のガイドは必ずログブックを見せるように要求するでしょう。そこで過去の経験本数が50本ということならば、それなりのポイントへ案内しよう、ということになるのです。
顔を見ただけでは分からない、個人の経験が過去に潜った経験本数という形で数字になって現れるのです。
以前から私はキャンプもログブックを奨励するべきだ、と考えています。ログブックには、日付やキャンプ地、料理メニュー、誰といったかなどは当然として、そこで起きた出来事やトラブルなどもつけることで後々の記録にもなりますし、自分自身や家族、友人との日記にもなるのです。
そしてこのログブックをつけることで、自分が過去に何泊したキャンパーであるか、ということが分かります。すると夏だけのキャンパーなのか、ということや春先や秋遅くの寒くなる時期までキャンプを楽しんでいる人か、などといったことも分かるでしょう。
10年で夏だけ20泊の人と、3年で20泊を春から秋遅くまで楽しんでいる人と、どちらが経験豊かか、というようなことが面白く表現されてくるのではないでしょうか。キャンプもログブックをつける事で、経験が数字となって現れてきて、それは自分がベテランキャンパーになって行く過程を彩る記録にもなる事でしょう。
もしかしたら、オートリゾートネットワーク協会あたりが認定して100泊以上したらゴールドキャンパーバッジを差し上げても良いかも知れません。キャンプを続ける事への楽しみの一つにもなるかも知れませんしね。
* * * *
ダイビングなどは、経験の読み違いがそのまま生き死にに繋がりかねない危険な要素を持っていますので厳格なシステムとしてログブックをつけることになっていますが、ちょっとした趣味であっても自分自身で記録をつけて行くということが振り返ったときの経験の証になるということは大事な事のように思います。
蕎麦打ちだって、記録をつけて行けば自分が何回、何キロ蕎麦を打った人間であるかという自信につながることでしょう。以前から親交のある北海道蕎麦打ちチャンピオンのお一人は、「一年間に蕎麦を1トン打ったよ」と言っていました。
一日3キロをコンスタントに打たなくては年間に1トンなどという数字は出てこないわけで、ものすごい練習量だと感心したものです。
自分のちょっとした積み重ねを数字で表せるように記録してみることが自信や誇りにも繋がるのです。ちょっとしたノートを買ってメモするだけでも良いのですからどうぞお試しください。
そうそう、考えてみればこのブログだって、積み重ねそのものではありませんか。何話の話題を何文字で打ち込んだか、ということを振り返ってみても面白いかも知れません。
ちなみに昨年4月から「北の心の開拓記」として始めたこのブログは、今回が491本目です。そうか、もう500本が目の前だ。
【活動を積み上げるということ】
職場を友人のA君が訪ねてきて、いろいろな話をしているうちに自転車のことになりました。A君はかなりの自転車乗りなのです。
「こままささん、自転車には乗ってますか?」
「乗ってますよ、自転車は良いですね。ところでAさんはサイクルコンピューターをつけていますか?」
サイクルコンピューターというのは、自転車のタイヤにセンサーを取り付けて
自転車の速度をカウントしたり距離も測れるという面白い道具なのです。
「はい、つけていますよ。こままささんはつけていないのですか?」
「うーん、今つけようかどうか迷ってるんです」
「あれは良いですよ。走っている最中のスピードがチェック出来ますし、距離系にもなりますからね。そうそう積算距離も出せますからそれがなんといっても良いですよ」
「積算距離が良いのですか?」
「そう、自分が今までどれだけの距離を自転車で走ったか、ということが分かるんですよ。以前ラジオを聞いていて、『○○さんはどれくらい自転車に乗られているんですか?』『そうですねえ、8万キロくらいですね』という会話があったんです」
「ほうほう」
「そのときに、『8万キロ』と言われるとすごいな、と思いました。自分が積み上げて成し遂げてきたことの証ですよね。自転車に乗るという事の積み重ねの証は距離だと思うんですよ。だから一生の間にどれくらい走ったか、ということが分かるようにしておいた方が良いと思うんですよ」
「なるほどねえ」
経験という見えない実績を、数字として見える形にすることは案外重要なものです。
最近は縁遠くなってしまいましたが、私は過去にスキューバーダイビングを50本以上していますが、それらの記録は全てログブックという形で残してあります。もしこれから先に、どこか海外のダイビングスポットでダイビングをしようと思えば、現地のガイドは必ずログブックを見せるように要求するでしょう。そこで過去の経験本数が50本ということならば、それなりのポイントへ案内しよう、ということになるのです。
顔を見ただけでは分からない、個人の経験が過去に潜った経験本数という形で数字になって現れるのです。
以前から私はキャンプもログブックを奨励するべきだ、と考えています。ログブックには、日付やキャンプ地、料理メニュー、誰といったかなどは当然として、そこで起きた出来事やトラブルなどもつけることで後々の記録にもなりますし、自分自身や家族、友人との日記にもなるのです。
そしてこのログブックをつけることで、自分が過去に何泊したキャンパーであるか、ということが分かります。すると夏だけのキャンパーなのか、ということや春先や秋遅くの寒くなる時期までキャンプを楽しんでいる人か、などといったことも分かるでしょう。
10年で夏だけ20泊の人と、3年で20泊を春から秋遅くまで楽しんでいる人と、どちらが経験豊かか、というようなことが面白く表現されてくるのではないでしょうか。キャンプもログブックをつける事で、経験が数字となって現れてきて、それは自分がベテランキャンパーになって行く過程を彩る記録にもなる事でしょう。
もしかしたら、オートリゾートネットワーク協会あたりが認定して100泊以上したらゴールドキャンパーバッジを差し上げても良いかも知れません。キャンプを続ける事への楽しみの一つにもなるかも知れませんしね。
* * * *
ダイビングなどは、経験の読み違いがそのまま生き死にに繋がりかねない危険な要素を持っていますので厳格なシステムとしてログブックをつけることになっていますが、ちょっとした趣味であっても自分自身で記録をつけて行くということが振り返ったときの経験の証になるということは大事な事のように思います。
蕎麦打ちだって、記録をつけて行けば自分が何回、何キロ蕎麦を打った人間であるかという自信につながることでしょう。以前から親交のある北海道蕎麦打ちチャンピオンのお一人は、「一年間に蕎麦を1トン打ったよ」と言っていました。
一日3キロをコンスタントに打たなくては年間に1トンなどという数字は出てこないわけで、ものすごい練習量だと感心したものです。
自分のちょっとした積み重ねを数字で表せるように記録してみることが自信や誇りにも繋がるのです。ちょっとしたノートを買ってメモするだけでも良いのですからどうぞお試しください。
そうそう、考えてみればこのブログだって、積み重ねそのものではありませんか。何話の話題を何文字で打ち込んだか、ということを振り返ってみても面白いかも知れません。
ちなみに昨年4月から「北の心の開拓記」として始めたこのブログは、今回が491本目です。そうか、もう500本が目の前だ。