夜までじとじとして暑苦しかったのですが、暑さにも力が無くなってきたようです。そろそろ北海道の夏も終わりかな。
【ツール・ド・北海道という自転車イベント】
私が関わっている仕事の一つに、「ツール・ド・北海道」という自転車イベントがあります。
ツール・ド・北海道は、わが国最大の自転車のステージレースで、今年は20回目となる節目の大会ですが、9月13日から6日間にかけての開催となります。
自転車のロードレースには、①一人一人が走ってタイムを競う「個人タイムトライアル」、②チームごとに別々に走ってタイムを競う「チームタイムトライアル」、③道路やサーキットをコースとして着順を競う「ワンデイ・ロード・レース」の形態があります。
そして、これらを組み合わせて2日以上に亘って行い、個人総合時間順位を競うのがステージレースと呼ばれるものです。
ツール・ド・北海道では、初日に個人タイムトライアルのプロローグを行い、2日目から4日間はロードレース、そして最終日に一般交通を遮断した集会路でクリテリウムと呼ばれる周回サーキットで着順を競います。
ツール・ド・北海道では毎回スタートゴールを変えて、道内をくまなく巡ってきたのですが、今年はスタートが旭川で最終日のクリテリウムが札幌の大通公園という、5ステージ6日間、総延長734Kmのロードレースになりました。
クリテリウムは一般交通を遮断して行うのですが、これを大通公園で行うというのは今回が初めてで、20回目の節目ということで特別に許可が下りたのだそうです。
* * * *
コースをご紹介しておくと、9月13日のプロローグは、旭川市石狩川右岸河川敷2.5Kmの特設コースで行われます。
翌14日の第1ステージは、旭川市(大雪アリーナ前)をスタートし、上紋峠を通過し、名寄市JR駅前にフイニュシュする、169Kmのコースです。
第2ステージは、士別市(士別市役所)をスタートし、士別峠、霧立峠を通
過して日本海に出て、更に小平町から達布峠を通過して沼田町に出て深川市総
合運動公園にフイニュシュする、185Kmのコース。
第3ステージは、東神楽町(役場前)をスタートし、白金温泉、望岳台を通過して十勝岳温泉を巡り富良野市に入り、更に桂沢湖から三笠市(総合運動公園)にフイニュシュする今大会最も厳しい170Kmのコースとなります。
第4ステージは、美唄市(美唄市役所)をスタートし、空知、石狩の市町村を巡り札幌大橋からモエレ沼公園にフイニュシュする180Kmの比較的平坦なコースです。
第5ステージは最終日の9月18日(月・祝)ですが、札幌市のシンボル大通公園に1.5Kmの特設コースを設け20周30Kmのクリテリウムを行うこととしています。
自転車によるこうしたステージレースの最高峰はなんと言ってもフランスのツール・ド・フランスで、フランスでは「是非うちの町を通過して欲しい」という要望が非常に強く、通過する事になると町を挙げて応援したりお祭り騒ぎになるのだそうですが、自転車文化に彼我の差がある日本ではまだそこまではいっていません。
また、何日にも亘って点数を稼いで、最終日の結果で勝者が決まるというシステムが慣れない人には分かりづらく、マラソンのように勝負が一目瞭然とはいかないので簡単にファンが増えない悩みにもなっています。
また生放送だと時間がかかりますし、速度が速くて固定カメラでは追い切れず、ヘリコプターはお金がかかる…、ということでなかなかテレビ向きではない面もあります。
しかしチーム同士の駆け引きや、エースを勝たせるためにチームメイトが風よけになって走るなどのチームワークなども見所のポイントです。なにしろ自転車はひたすら風との戦いで、時速40kmで走る選手は風速11mほどの風を受けることになるのだそうですから。
ステージレースまで行かなくても、自転車は環境に優しく自分で走れば手軽に健康になり、そのスピードは手頃なために町を違った目で見るツールとしても格好です。
値段の高いスポーツカーに乗るよりも、その十分の一で高級な自転車を買って走る方がcool!(かっこいい!)という時代が近づいています。
今年の秋はツール・ド・北海道に注目です。
【ツール・ド・北海道という自転車イベント】
私が関わっている仕事の一つに、「ツール・ド・北海道」という自転車イベントがあります。
ツール・ド・北海道は、わが国最大の自転車のステージレースで、今年は20回目となる節目の大会ですが、9月13日から6日間にかけての開催となります。
自転車のロードレースには、①一人一人が走ってタイムを競う「個人タイムトライアル」、②チームごとに別々に走ってタイムを競う「チームタイムトライアル」、③道路やサーキットをコースとして着順を競う「ワンデイ・ロード・レース」の形態があります。
そして、これらを組み合わせて2日以上に亘って行い、個人総合時間順位を競うのがステージレースと呼ばれるものです。
ツール・ド・北海道では、初日に個人タイムトライアルのプロローグを行い、2日目から4日間はロードレース、そして最終日に一般交通を遮断した集会路でクリテリウムと呼ばれる周回サーキットで着順を競います。
ツール・ド・北海道では毎回スタートゴールを変えて、道内をくまなく巡ってきたのですが、今年はスタートが旭川で最終日のクリテリウムが札幌の大通公園という、5ステージ6日間、総延長734Kmのロードレースになりました。
クリテリウムは一般交通を遮断して行うのですが、これを大通公園で行うというのは今回が初めてで、20回目の節目ということで特別に許可が下りたのだそうです。
* * * *
コースをご紹介しておくと、9月13日のプロローグは、旭川市石狩川右岸河川敷2.5Kmの特設コースで行われます。
翌14日の第1ステージは、旭川市(大雪アリーナ前)をスタートし、上紋峠を通過し、名寄市JR駅前にフイニュシュする、169Kmのコースです。
第2ステージは、士別市(士別市役所)をスタートし、士別峠、霧立峠を通
過して日本海に出て、更に小平町から達布峠を通過して沼田町に出て深川市総
合運動公園にフイニュシュする、185Kmのコース。
第3ステージは、東神楽町(役場前)をスタートし、白金温泉、望岳台を通過して十勝岳温泉を巡り富良野市に入り、更に桂沢湖から三笠市(総合運動公園)にフイニュシュする今大会最も厳しい170Kmのコースとなります。
第4ステージは、美唄市(美唄市役所)をスタートし、空知、石狩の市町村を巡り札幌大橋からモエレ沼公園にフイニュシュする180Kmの比較的平坦なコースです。
第5ステージは最終日の9月18日(月・祝)ですが、札幌市のシンボル大通公園に1.5Kmの特設コースを設け20周30Kmのクリテリウムを行うこととしています。
自転車によるこうしたステージレースの最高峰はなんと言ってもフランスのツール・ド・フランスで、フランスでは「是非うちの町を通過して欲しい」という要望が非常に強く、通過する事になると町を挙げて応援したりお祭り騒ぎになるのだそうですが、自転車文化に彼我の差がある日本ではまだそこまではいっていません。
また、何日にも亘って点数を稼いで、最終日の結果で勝者が決まるというシステムが慣れない人には分かりづらく、マラソンのように勝負が一目瞭然とはいかないので簡単にファンが増えない悩みにもなっています。
また生放送だと時間がかかりますし、速度が速くて固定カメラでは追い切れず、ヘリコプターはお金がかかる…、ということでなかなかテレビ向きではない面もあります。
しかしチーム同士の駆け引きや、エースを勝たせるためにチームメイトが風よけになって走るなどのチームワークなども見所のポイントです。なにしろ自転車はひたすら風との戦いで、時速40kmで走る選手は風速11mほどの風を受けることになるのだそうですから。
ステージレースまで行かなくても、自転車は環境に優しく自分で走れば手軽に健康になり、そのスピードは手頃なために町を違った目で見るツールとしても格好です。
値段の高いスポーツカーに乗るよりも、その十分の一で高級な自転車を買って走る方がcool!(かっこいい!)という時代が近づいています。
今年の秋はツール・ド・北海道に注目です。