北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

持ち場を守る人たち

2011-01-07 23:40:45 | Weblog
 まだまだ松の内は挨拶の機会が多いもので、職場にいても昨年お世話になった方が訪ねてくださります。

 今日は昨年の除雪体制整備の際にいろいろとお話を伺った建設会社の社長さんが来られました。

 年末の12月31日から元旦にかけては当初釧路でも猛吹雪になるという天気予報が出ていて、職員も緊張しましたが、それ以上に大変だったのは除雪作業を請け負っている建設会社の皆さんたちです。

 結果として年末年始は予報が大きくはずれて穏やかな天気で推移したので、「年末年始は出動されなくてよかったですね」と言うと、「いやあ…、うん、まあ良かったんでしょうね」と曖昧なお答え。

「といいますと、やはり待機はかかったんでしょうか」
「天気を見極めて大丈夫だ、と言ったところと『心配なので31日の夜はお酒を飲まないように』と指令が出た会社がありましたね。雪が降れば大変なのですが、結果として降らなかっただけにちょっとがっかりした社員も多かったみたいです。ま、仕方ないんですけど」

「ありがとうございます。皆さんのおかげで市民生活が見守られているんです」
「釧路じゃ雪だってひと冬にせいぜい5回くらいしか振りませんからね。でも降ると大変ですし(笑)」

    ※     ※     ※     ※     ※

 一たび雪が降れば出動するのは分かるとして、降るかもしれない状況では待機をかけて出動準備をしている部隊がいます。

 目には見えないけれど、そうした活動が地域を支えています。

 目に見える活動がすべてではない、ということにどれだけ想像力が働くでしょう。

 「持ち場を守る」とはそういうことなのです。

 自分の持ち場はなんでしょう。 
コメント
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