北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

酒場放浪記の酒場詩人、吉田類さんが稚内へキター

2015-07-28 23:44:00 | Weblog

 BS-TBSで月曜九時から放映されている「酒場放浪記」の案内人が酒場詩人と呼ばれる吉田類さん。

 北海道ではこの吉田類さん責任監修の旅ガイド「旅人類」が創刊されたのは今年の3月のことでした。

 この第二弾になる「旅人類vol.2」が来年の春先目指して現在企画進行中。今度の舞台は旭川以北ということで稚内や利尻・礼文の離島での酒場や景勝地を歩んでいる姿を取材して歩かれています。

 今日までの二日間を利尻・礼文の二島をめぐり、今日は稚内市内の酒場を探訪しつつ、夜にはロシア風居酒屋「ペチカ」にて関係者による懇親会が開かれました。

 実際にお会いした吉田類さんはとっても気さくな方で、記念写真やサインの申し出に来やすく応えてくれて皆大感激。周りからの質問にも丁寧に答えてくださいます。 

「類さんは実際のところどれくらいの頻度でどれくらいのお酒を飲んでいるのですか?」
「一日で番組を三本取ったりすることもあるわけですよ。そうなると一日に二升飲むこともあって、それが連続で十日くらい続いたこともありますよ」

「そ、そんなに飲んで朝は大丈夫なんですか?」
「逆に、私は原稿を頼まれることも多いので、頭を休めて文章が書けるのは飲んだ翌日の朝しかないんです。朝は四時くらいに起きてそこで原稿を書くということが多いんです」

 いやはやものすごい酒豪です。

 今夜はペチカにて出されるロシア料理やロシアのビールなどを堪能しつつ「旅人類vol.2」用の写真を撮りまくっていました。

「スチール写真って緊張するしなかなかOKがでないのよ。動画で撮ってくれた方がよっぽど気が楽ですねえ。シナリオもないしただ思うままに喋っていればいいから。まあ覚えていなくて後から思い出せないってことも多いんですけどね(笑)」

 テレビ番組そのまんまの類さんでした。


       ◆ 


 北海道を旅したくなるように、との思いが込められた「旅人類」についてはどのような感想をお持ちでしょうか。

「僕はね、本当に北海道が好きなんで、ここに一人でも多くの人が来たくなる、実際に来てみたという人が増えることを本当に願っていますよ。創刊された旅人類って全編カラーの写真でボリュームもあるし、中身も充実していますよ。あれが800円(+税)だというんですから破格の値段ですよね。本だけ見ればもっと値段を高くしても良いくらいだけれど、そうじゃなくて一人でも多くの人がこの本を手にしやすいと思う方が大事だと思ったので、そういう値段もありでしょうね」

 いやあ、内容をどんどん充実して北海道を単なるガイドブック以上のクオリティで多面的に紹介してほしいと思います。

 類さんは実は山が好きだということなのですが、「山は身長180センチで体重は65kgとかそういう体つきでないと登れんのです。でも今は体重が増えちゃったから早々難しい山はいけないんですよ(笑)」と苦笑い。

 よくよく話を聞けば、ここペチカで懇親会をする前には市内の別な居酒屋で取材の一環で常連客達に囲まれながら一杯引っかけていたのだそう。

 本当に底なしなんだと実感。ぐるり巡ってもう一度稚内をお訪ねくださいね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする