旭川へ国道12号線で向かって車を走らせると、市内へ入る手前に市内が一望できる高台があります。
今日はものすごく天気が良くて遠くの大雪山までくっきりと見えて、それはそれで美しい風景でした。
しかし旭川に近づくほど、それに反比例して気持ちは重くなる一方。
車のラジオは「卒業式特集」と称して、別れや悲しい歌ばかりがかかっていて、(もうこれ以上目的地に近づきたくない)と、駄々っ子のように泣きたくなりました。
先日亡くなった友人の通夜が旭川で執り行われたのですが、辛い旅です。
通夜の会場には早めについて、会える人には挨拶をしたいと思っていましたが、なにしろ時節柄マスクをしている人が多くて、顔がわかりにくい。
それでもようやく何人かの知人に会えて、彼が最後まで勤めていた会社の社長にも会えました。
旭川での高校の同級生に会ったら、最後に見舞いに行った時の様子を教えてくれました。
私は1月末にちょっとした用事があって彼に電話をしたのですが、そのときは「ガンの腫瘍マーカーの数字がなかなか消えないだ」と言っていましたが、「でも元気だよ」と言っていた彼。
その一週間後に入院してついに帰らぬ人となってしまいました。
会場は広くて、コロナ騒ぎがなければもっとたくさんの人が訪れたことでしょう。
会場にこんなに多くの花が飾られていて、故人の交友の広さが偲ばれます。
長年世話になりました。
ありがとう。 合掌