北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

物を作る「メーカー」の責任と矜持

2021-10-04 22:58:55 | Weblog

 

 私が愛用しているシャープペンシルは「UNI KURUTOGA(くるとが)0.3mm」という商品です。

 これは、筆圧で芯が押されるとほんの少し芯が回転して、平らになった面が動く機構がついたアイディア商品。

 芯も0.3mmで細いのですが、筆圧をかけるたびに芯が回転するので、常に芯の尖った部分で書くことができるという優れものです。

 私こと、手帳には小さな文字でメモを書き入れるのが好きなので、細い芯が使えるこのシャープを好んで使っています。

 ところがこの「くるとが」がまた結構繊細で、特に私も0.3mmという細い芯を使うことと、作業着から落ちて衝撃を与えてしまったせいか、芯が出なくなってしまいました。

 それほど高価な商品でもないとはいえ、まだ使えるのに芯が出なくなるというトラブルはいやなもの。

 内心(困ったなあ)と思いながら対処の仕方をネットで探してみると…おお、ありました、「クルトガ[KURU TOGA]の芯詰まり対処法|よくあるご質問|三菱鉛筆株式会社 (mpuni.co.jp)」というサイトです。

 これを見ると、先端の部品を外して芯のつまりや破片を除去すればちゃんと使えるようになる、と書かれています。

 実際、ネット情報の通り先端のカバーを外して、プラスチックの先端部品を引っ張れば外れて、無事に詰まった芯の除去ができました。

 こういうありがちなトラブルへの対処の仕方という細かい情報を誰かさんのブログなどではなく、メーカー自らが情報を提供しているのか、と妙に感心した次第。


      ◆


 実は私たちも舗装関係の修繕用資材などをホーマックなどに置いてもらっていますが、結構な頻度でご購入者からその使い方や使ってわからないことへの問い合わせの電話がかかってきます。

 電話では言葉で説明しなければならず、映像や動画でイメージが伝わればよいのですが、ちょっとした細かいトラブルや悩みへもネットでの情報提供を充実させる気遣いがあれば、ユーザーからの信頼や共感も得られやすくなるのだ、と改めて痛感しました。

 物を作るメーカーの本気度や責任、矜持などがその小さなホームページの一コマに現れているような気がします。 

 

コメント
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