週末は友人ビリーちゃんのプライベートキャンプ場で、仲間たちが集まって「ランタンキャンプ2021」が開かれました。
まずは土曜の午前中から集まって会場の設営。
まかない料理からメインの料理まで、料理全般を仕切るのは「秘境飯店」を売りにしているアウトドアガイド「みちくさ」の佐藤みずき君。
お酒を飲みながら作っているので、彼が酔いつぶれるまではいろんな料理が次々に出てきます。
餡掛け焼きそば、ホタテとアサリのクラムチャウダー、鮭の腹子飯、アユのから揚げ、エゾシカと熊の竜田揚げ…などなど、アウトドアながら豪華な料理。
これに加えてはるばるとクラフトビール屋さん(2種類・一杯500円)、古代小麦のピザ屋さん(3種類・1カット300円~500円)が出店し、さらには料理の提供は自由。
アユ飯、鞍掛豆のチリビーンズ、中国はハルビン仕込みの辛鍋などなど、普段はなかなか味わえない持ち込み料理にも舌鼓。
お酒は各自が飲みたいものを持参するのですが、自慢のお酒を持ち込む参加者も多く、これまたなかなかお目にかからないお酒に出会うことができました。
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夜になって暗くなったところでランタン点灯式が行われ、これからが本当のランタンキャンプ2021の始まりです。
各自が持参した明かり道具は、昔ながらの灯油ランタンにガスランタン、ガソリンランタン、ローソク、そして最近ではLEDのランタンもあって実に様々。
夜の暗闇にオレンジの明かりが無数に灯っている様子は幻想的ですらあります。
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アトラクションとしては、仮設のサウナテントが登場。
サウナ好きにはたまらないようで、十分に暖まってから外の浅い川で水浴びをしたり、次第に冷え込む外の空気の中で全身から湯気を発して悦に至る人が続出しました。
さらに、昨年に続いて超絶技巧のりんたろうさんのギター演奏もあって、キャンプは大いに盛り上がりました。
夜は、各自思い思いにテントを張る中、我々は車中泊だったのですが、思った以上に寒くて用意した小さな湯たんぽでは足の冷たさが解消されず大変でした。
ベテランのキャンプ仲間は、ポータブル電源を見せてくれて、「小さな電源だけどこれ一個で電気毛布が一晩くらいなら余裕で持ちますよ」と自慢。
「そうか、電気を使えばいいのか」
「そうですよ、使えるものを上手に使いましょうよ」
キャンプでは無理に耐える必要はないのです。
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翌朝は谷あいにもやがかかる中、もやから朝日が差す好天に恵まれた中、まずはビリーちゃんのモーニングコーヒーで目覚めて、みずき君の胃に優しい鶏出汁卵うどんで暖まります。
テーブルやいすの撤収を手伝いながらゴミを拾いますが、みんなマナーがしっかりしているのでゴミなどほとんど落ちていません。
最後に全員で記念写真を撮って来年の再会を誓いました。
ランタンキャンプ2021。
大人よ、もっと野遊びを!