北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

え?介護保険料って給与天引きじゃないの?

2024-06-19 21:26:07 | Weblog

 先日職場の給与担当の女性と話をしていて、介護保険料の話題になりました。

 介護保険は40歳から保険料の徴収が始まってこれはずっと支払いが続くのですが、一方で65歳になる前と後で大きく立場が変わります。

 65歳以上になると、介護サービスが受けられるようになり「1号被保険者」と呼ばれます。

 仕事勤めをしていようがいまいがそれは関係なく、年齢で立場が変わるのです。

 そこで私が勘違いをしていたのが、「職場勤めをしていれば、介護保険料は給与からずっと天引きで引き去りされているのだろう」と思っていたことです。

 それが給与担当の女性と話をしていて、私の介護保険料は昨年秋の誕生日で65歳になってからは職場はノータッチだったということが分かったのです。

 改めて調べてみると、65歳以降は各個人で支払いを行うことになり、年金を受給していれば年金から天引きで引き去られるということになるのですが、年金を受け取っていなければ自分で支払い手続きをしなくてはなりません。

 妻に「去年の秋からの介護保険料って支払った記憶があるかい?」と訊くと、「え~、覚えてない…」とのことで自信が持てない様子。

 そこで昨年秋に届いた介護保険の保険証を開いて、区役所の担当者に介護保険料の支払い実績について問い合わせてみました。

 電話に出てくれた担当者は、私の介護保険番号を聞き取ってから調べてくれて、「小松さんは3月分までを一括で納付されていますね」と教えてくれました。

「妻も同い年なのですが」と言うとそちらも調べてくれて、「はい、奥様も支払いは完了しています」とのことで、ホッとしました。

 後で問い合わせた結果を妻に告げると「そういえば支払通知書が来て支払ったような気がしてきた」とのことで、まずは安心です。

 保険料の額は、毎年6月の今頃に決まって通知書が届く形になるので、今後支払額のお知らせと納付書が届くはずですが、口座からの引き落としにもできるのでそれも検討項目です。

 改めてですが年金を受け取れば、そこから差し引かれることになり、自分で何かをすることはなくなるというシステムはできあがっているとのことで、なるほどうまくできていますね。

 会社勤めをしているとなんでも会社の事務方がやってくれているような気がしていましたが、少しずつそこから離れてやがて会社を離れれば、個人の立場で生きていかなくてはならないことも増えてきます。

 新しい技術や制度についてゆくという生涯学習が必要な理由はこういうところにもあると言えますね。

 強い個人になるように生涯学習を重ねましょう。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インフラのメンテナンスを写真家の視点で見る ~ 山崎エリナさんの講演を聞きました

2024-06-18 23:56:07 | Weblog

 先日、道内の産官学の土木技術者が集う会合がありました。

 年に一度の総会を無事終えたところで、懇親会までの時間に講演会がセットされています。

 講師は山崎エリナさんという女性の写真家で、講演のタイトルは「写真家から見た建設業の魅力」というもので、副題として「感動から感謝へ今伝えたいこと」とつけられています。

 山崎さんは兵庫県神戸市生まれで、パリに留学したことでこちらを拠点に3年間写真活動に専念、その後40か国以上を旅して写真を撮影し、感じたことをエッセイとして執筆されてきたといいます。

 その過程で出会ったのが、建設業、それもインフラを維持管理する「インフラメンテナンスの世界」でした。

 2018年から2023年にかけて「山崎エリナ写真展 インフラメンテナンス」を全国各地で開催しましたが、橋梁・トンネル・道路のメンテナンス現場を撮影した『インフラメンテナンス~日本列島365日、道路はこうして守られている』は、国土交通省のインフラメンテナンス大賞優秀賞を受賞されました。

 また2022年にはこれまでの取り組みの成果が土木学会からも評価されて、土木学会のインフラメンテナンス特別賞を受賞されています。

 講演の中で山崎さんは、「私は基本的に現場に入らせていただいたら、望遠レンズは使わずにその場の視点で撮影をするようにしています」と語ります。

 現場の人たちとも仲良くなる中で、我々のような現場に慣れてしまった者とは全く違う視点で映像を切り取ってくれています。

 現場で働く女性たちも大勢登場しました。

 中には厳しく監督をする上級技術者の女性もいるのですが、女性がいることで現場が明るく和やかになるといいます。

 現場の人たちは写真を撮られることを意識すると普段通りの表情や格好をしないものです。

 それを山崎さんは"振り向きざま"や"後ろ姿"で居合のように瞬間を切り取ります。

 ある若い現場監督が遠くを見るまなざしは真剣な矜持がありました。

 年老いた重機のオペレーターにも職人魂がありました。

 女性の微笑みにも誇りが感じられます。

 そうした表情の先にあるのが、インフラが当たり前に使えるようにするための陰の努力であり積み重ねた技術に他なりません。

 確かな技術で継続的に人が関わっているからこそ、私たちの日常は当たり前のように保たれている。

 しかしその裏側をこうやって写真家の視点で見せてもらえると、展覧会に来たごく普通の観覧客の皆さんは「知らなかった」と感動して帰られるといいます。

 父が映った写真を見て、息子さんが建設業に道を志したという話もありました。

 やはり現場の人間が"ついで"に取る写真ではなくて、写真家が撮るからこそそこに撮影者の感動も盛り込まれているのだと思います。

 良いお話でした。

 山崎さんはインフラメンテナンスの写真集も出されていますので、多くの方にぜひ見ていただきたいものです。


【山崎エリナオフィシャルサイト】
  https://yamasakielina.com/
       

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の日のプレゼント ~ サプライズなスイカ

2024-06-16 23:28:45 | Weblog

 先週の金曜日に実家へ行ったという弟と連絡を取りました。

「なにか実家の様子で変わったことはなかったかい?」
「別に何もないよ。ただ父さんの年金支給日で、『これは俺の月給が出たんだから、スイカを買ってこい』とやたらこだわってたな。まあ僕がメロンを置いてきたからそれでいいだろうと思うんだけど」

 さて今日の日曜日は父の日。

 そんなわけで私の実家と妻の実家を訪ねて様子を見てこようと思いました。

 私の実家へ行くのがちょうどお昼時に当たったので、「じゃあお昼にはお寿司でも買っていくよ」と連絡したうえで訪問。

 ただ「せっかくだから欲しがってたスイカを買ってやろうよ」と近くのスーパーでスイカを一玉買ってから車で実家へ向かいました。

 ところがセカンドシートの床に置いていたスイカがブレーキと加速の度にゴロゴロと転がって始末が悪い感じ。

 信号で妻に後ろのシートに座ってもらったのですがやはりゴロゴロ動きます。

「この際だからシートに載せてシートベルトをしたら?」と冗談半分に行ったところ妻が真に受けて「やってみたけどなんだか笑える(笑)」とクスクス笑っています。

 見ると、確かにスイカがシートにちょこんと座っているようで可笑しくなりました。
 
     ◆

 
 サプライズで実家に「スイカ買ってきたよ」というと父も母もたいそう喜んで、「いやあどうしようかと思ったんだけど(弟から)メロンはもらったしさ。今日は我慢しようと思ったけど、嬉しいわ」と言ってくれました。

 弟が持ってきたメロンは私たち夫婦もお相伴に預かりましたが、静岡は袋井のメロンで、これがまた甘くて美味しいこと。

 妻は「掛川にいたときにお土産持ってきてくれても良かったんだけどね」とチクリ。

 皆さんは父の日はなにかしましたか?

 ちなみに私自身も娘たちからの「父の日プレゼント」ということで上質なワイングラスをもらいました。

 できた子供たちで良かったなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

塗装だけのつもりが大事に ~ 木製ベランダのメンテナンス

2024-06-15 22:50:31 | Weblog

 我が家の二階は、一階部分の屋根の上をベランダにしているのですが、造作を木材で作っているために、何年かに一度は塗装とメンテナンスをしなくてはなりません。

 ここ数年ちょっとさぼっていて懸案になっていたものを、ようやく重い腰を上げて塗装することにしました。

 木なので割れ目が生じている部材がありますがそこには割れ目補修材をいれて雨水の侵入を防ぐ下処理を行います。

 さてでは今回も…、と思って傷みの激しい部材を見ていたら、おやこれは…。

 とても部分補修で補えるような痛みではありません。

 気の悪い部分を削ったら穴が開いてしまいました。

 この手の板材には木部の中心である芯がある「芯持ち材」と芯をはずした「芯去り材」とがあります。

 芯持ち材は反りが大きくてそこから割れ目が生じ、そこに水が入ってたまって腐りやすくなります。

 今回も見ると傷みの激しいのは芯持ち材で、すぐにでも折れてしまいそうなくらいなので板材を交換することに決めました。

 部材は2×6(ツーバイシックス)という標準規格のものなのですが、作ってもらった時には12フィートの長物で作っているので、これだとホームセンターで購入してもとても自分の車では持ち運べません。

 おまけに二階に持ち上げるのも大変なので、適切な長さでカットして再構成することにしたのですが、昨日行ったホームセンターでは、「12フィート材もありますが、カットサービスは機械の限界でできません」と言われてしまいました。

 それができるセンターを探さないといけません。

 またやはり一部を補修したところで全体に傷みが来ているので、どこかで全部をやり直すことにもなりそうです。

 まあ家はメンテナンスが欠かせないのでいたしかたないのですが、日曜大工でちょっと塗装でもしようか、と思ったのがとんだ大事になってしまいました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歳を取っても野球は楽し ~ 還暦野球ってすごいね

2024-06-14 23:37:02 | Weblog


 先日知人が訪ねてきたのですが、「いやあ私もついに還暦になりました」と言います。

 そこで「なにか普段やっている健康法はありますか?」と訊くと、「実は還暦になったので"還暦野球"のチームに入って野球ができるようになりました」とのこと。

「60歳で野球ですか!無理はしないでくださいよ」
「まあそれなりにやっています。それと、70歳を過ぎた人に参加資格のあるシニアチームというのもあるんですよ」

「さらに70歳以上のチームですか!」
「シニアチームの方はヤングというか(笑)、60歳以上のチームに降りてきて参加できるのですが、若い人が上には行けません。最高齢は82歳のピッチャーって方がいますし、一日2試合のダブルヘッダーもありますしね(笑)」

 上には上がいるものです。


      ◆


 その方はさらに続けて、「うちのチームに、癖ですれ違う時に相手の尻をポンポンと叩いて歩く人がいるんです」と言います。

「ほう」
「そうしたら、その人は『叩いたときにガサガサいうので相手が紙パンツをはいてるのが分かる』と言うんです」

「はあ、なるほど」
「結構な歳の皆さんなので、たしかにそういうこともあるのかな、と。でもそれでも元気にプレーしているんですから大したものなんです。まあ自分はそうならないように、と願いますが」

 ちょっとした体の不具合はそれを補う道具を使いながら日常生活を楽しむ工夫をするのはより前向きな生き方ですね。

 少しの不具合に意気消沈してしまうことのないようにしたいものです。


      ◆


 しかし私も若い時はピッチャーをしていましたが、還暦を過ぎてなおピッチャーというのは辛いのではないかと心配になりました。

「還暦野球でピッチャーはストライクが入るのですか?」

 すると知人は「いや、本当に、人間60歳を過ぎると動ける人と動けない人が分かれてきますね。なので試合は大味になりがちなんです」

「なるほど、強いところは強いし、弱いところは弱い、と」
「そうなんです。なので30対0なんて試合もありますよ。片方はどんどん点が入るけれど、片方は全然というね」

「まあそれでも楽しいんでしょうね」
「はい、でもトーナメントの大会などでは、そうやって大勝したチームは次に負けるんです。先の試合で走りすぎて次の試合でバテちゃいますからね(笑)」

 いやはや、元気な年寄りの話が聞けた、と思っていたのですが、考えてみれば同世代の人たちの話。

 自分はもう、孫とキャッチボールをするのも大変になってきました。

 6年生になる孫は段々投げるボールが早くなる上昇曲線の一方、こちらは年々目が悪くなり体も動かなくなる下降曲線の時期です。

 せいぜい楽しめるうちに楽しむのが華ですね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の話を真に受けてくれた後輩一人 ~ 重機オペレーターになろう

2024-06-13 23:09:45 | Weblog


 人口減少が進むわが国ですが、特に地方都市では都会よりもそれがより顕著です。

 地方都市では出生率が上がらないことに加えて都市への移動という社会的な人口の増減もあって、人口が減ってゆくのです。

 そこで生じる課題は、地域の中で求められる仕事をこなしてくれる人=担い手が不足してくるという事。

 予算やお金の問題ではなく、お金を用意したところでそれを受け取って仕事をしてくれる人が少なくなるのです。 

 リクルートワークス研究所が3月に公表した資料では、「2040年に働き手が1100万人ふそくする」という予測が打ち出されました。

 このままの予測通りになると、日常生活で必要なゴミ収集やインフラのメンテナンス、などの各種サービスが滞ってしまうことになります。

 それへの処方箋としてリクルートの資料ではいくつかの提案が打ち出されています。

 ①徹底的な機械化・自動化、②ワーキッシュアクトという形で全世代がとにかく皆出来る範囲で働くこと、③シニアの小さな活動で社会の困りごとを片付ける、④ムダな業務の改善、という四つです。

 徹底的な機械化、自動化というと、自動運転で人がいなくてもサービスが得られるような印象ですが、それよりも人力でチマチマやっている仕事を少しでも機械化して効率化するという事でも良いのだと思います。

 いずれにせよ、誰かがやってくれるのを待つのではなく、もう自らが行動して多能工になり少しでも多くのことをできるようになるという準備が必要なのです。


     ◆


 そういう思いが募った結果、介護の資格を取ったり大型特殊免許を取って建設車両の操作もできるような作業免許も取得した私。

 古巣の開発局へ挨拶まわりに行った際にも、後輩の職員たちに「あなたたちが退職して高齢化する時代にはもっと全員参加が求められるから、平時である今のうちに興味ある分野で資格取得やスキルアップをしておくことを勧めます」と言って歩いていました。

 私が大特の免許を取ったと言うと「すごいですね」とは言うものの、「皆なんだかんだでできないものですよ」となんだかわからないような"やらない理由"を述べる人がふつうです。

 ところが今日ある後輩からメールが来て、「小松さんの話を聞いて、ちょっと探してみたら家の近くに建設車両の特別講習が受けられるところがあると気づきました。ちょうどいいや、と思って、建設系小型特殊車両用の特別講習を受けて小型機械なら運転できるようになりました」という報せが届きました。

 これまで何人にもこの手の話をしましたが、実際に行動に移してくれた人は初めてです。

 しかも小型特殊機械の作業免許を取ったとのこと。

 実際には災害の被災地で重機による技術ボランティアをするにも、大型の機械よりは小型のバックホウやホールローダーで泥の掻きだしをするのが現実的だ、とも聞きました。

 そう、無理をして大型特殊の免許を取らなくても自動車普通免許さえあれば、二日間の特別講習で取得できる小型特殊の作業免許があれば十分に実用に足るとも言えるのです。

 災害に強い国土というのは、何が何でも壊れない、災害にならないインフラ作りを目指すという事もありますが、そんなとんでもないものを作るよりも、たとえ災害を受けたとしても皆で寄ってたかってそこから少しでも早期に元に戻せる力がある、という国土なのではないでしょうか。

 そういう意味で、男性でも女性でも、老いも若きも、職種に限らずに一人でも多くの人が重機を動かせる資格とスキルを持つような社会を目指したいものです。

 一人がやれる能力を高めることも労働力不足対策の一つなのですから。

 やれることを気がついた今すぐにやってみましょう。

 わが道は実践あるのみです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現代の身だしなみは何があっても驚くなかれ ~ いつもの床屋談義

2024-06-12 22:38:06 | Weblog


 いつもの床屋さんへ行くと、普段は2名体制でやっているうちの一人(オーナー)がいません。

「オーナーはどうしたの?」と訊くと、「今、新しい事業について打ち合わせ中なんです」とのこと。

 床屋さんが新しい事業をするとはなんだろう、と思ったら、「まつげエクステ(まつエク)をやっているお店を従業員込みで事業譲渡したい、という話がありまして、受ける方向で考えているんです」とのこと。

「新しく始めるんじゃなくて、もうお客さんの着いている事業を継承するってこと?」
「そうなんです」

 私もまつエクなんて全く知らないのですが、今は女性で目を大きく見せるためにまつ毛に人口のまつげをノリでつけるというまつエクの施術が流行しているのだそう。



 そんなことを話しているうちに打ち合わせを終えたオーナーが出てきて、「昔だったら考えられなかったような身だしなみの技術がどんどん出てきますが、自分たちでやるかどうかを別にして、まずはどんなものかは一通り勉強しておかないとおいて枯れちゃいますね」と日常の心がけを教えてくれました。

 オーナーは「男性だって最近は色の落ちない顔料で自分の好きな形の眉毛を描くという人がいますね。それに髭なんかも脱毛で生やさないという人もいます」と最近の男性美容の話を教えてくれます。

「毎日髭を剃らなくなったら顔を洗うのを忘れたりさぼったりしちゃうんじゃないかな」
「いやあ、それだけ観られ方に意識が高ければ顔を洗わないってことはないですよ(笑)」

 それにしても、どんどん新しい美容の価値観と技術が登場しますが、全てはそれを良いと思う価値観の問題なので、それを良いとか悪いとか「昔は…」などと言ってはいられません。

 歯だって日々のメンテナンスが必要なうえに虫歯の心配があったり、歯並びが悪くてコンプレックスを感じるような人は健康な歯を抜いて総インプラントにするというような人が出てきていて、実際にプロ野球選手にもそうした歯並びの人を見かけます。

「もう何があっても驚きませんが、以前、『あと何十年かしたら髪が生えて整えるのも面倒くさいから、髪の毛を脱毛してカツラで身だしなみを楽しむなんて人が出るんじゃないか』って言っていたことがありましたが、もしかしたらそういう日もちかいかもしれませんね」とはオーナーの弁。

 うーん、脱毛も髪にまで及ぶと床屋さんとしては困るかもしれませんね。

 まあそれがメインストリームにはならないにせよ、身だしなみの事ですから、そういう人が登場する日が近いかもしれません。

 昭和の床屋談義よ、消えないでくれい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人間ドックの一日 ~ 健康状態を見える化してチェックしましょう

2024-06-11 22:51:19 | 健康

 今日は年に一度の人間ドックの日。

 ロッカーで検査着に着替えてから検査開始で、身体測定から始まって、血液検査で内臓機能のチェック、視力、聴力の検査、エコー検査などを番号の振られた部屋を行ったり来たりしながらシステマチックにこなします。

 肺は通常のレントゲンに加えて輪切りのCTスキャンもやってくれました。

 今回は提携先の病院での脳ドックも入れていたので、途中で着替えたうえでタクシーで移動して脳のCT検査とドクターの説明を受けてからまた初めの病院に帰り、最後に胃カメラというフルコース。

 脳ドックは耳栓をしながらカンカンいう筒の中で20分ほど頭を動かさないようにして撮影するものですが、一応今回も脳と脳血管に異常はありませんでした。

 耳鳴りが気になっていたのですが、ドクターに伝えると「脳の異常からのものではないですね」とのこと。

 さらに首の頸動脈の画像も見せてくれて、「コレステロールが高かったりすると、ここに一番溜まりやすくて白く光るんだけど、そういうのもないしきれいですね」とのこと。

 とりあえず脳はもう少し大丈夫そうです。

     ◆

 胃カメラは相変わらず毎年の大イベントです。

 最近は鼻から入れる経鼻カメラで検査をしてもらい、喉から入れるよりはかなり楽になったのですが、それでも施術前の鼻への麻酔も辛かったり喉に垂れてきたりで、飲まないように我慢です。

 鼻からは確かに押せば入るのですが、やっぱり毎回少し痛い(笑)。

 ドクターからは「唾を飲まないのと、げっぷを我慢してくださいね」とここでもガマンガマン。

 看護師さんが背中をさすってくれるのがなんとも優しくて地獄で仏です。

「ハイ終りました~」とカメラを抜いたときにはもう口からも鼻からもダラダラの状態ですが、口と鼻を拭き取ったら間髪を入れずドクターからの説明を受けます。

 今日は「逆流性食道炎の形跡が見えますが他には何もありませんね」との診断。

 逆流性食道炎を防ぐには「お腹いっぱいに食べ過ぎるとなりますから注意ですね」とのこと。

 やはり食事は腹八分目に限りますね。

     ◆ 

 胃カメラを終えたのが午後2時過ぎなのでもうふらふらですが、最後に女性のドクターから全体を見ての総合所見がありました。


 今日の結果はあまり悪い数値がなかったとのことで、改めて親から受けたこの体の健康に感謝です。


 中国の古典「孝経」には「身体髪膚之を父母に受く」とあり、「敢えて毀傷(キショウ)せざるは、孝の始めなり」と続きます。

 親から受けたこの体に傷をつけず大切に扱うことは親孝行の始まりだというのです。

 まずはできる検査は怠らずに受けて、自分の体を大切に使いましょう。

 無くしたときに痛感します。

 健康は活動や楽しみの全ての基本です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さっぽろ釧路会で関係人口を盛り上げたい

2024-06-10 22:34:54 | Weblog

 札幌周辺在住で釧路に所縁のある人たちが集う、「さっぽろ釧路会」が開催されました。

 いろいろな町で縁がある人たちの会合ってありますが、その中でも釧路は連帯の気持ちが強いところの一つではないかと思います。

 釧路出身で今は札幌に住んでいるという人もいますが、公務員など転勤族が釧路勤務の経験をご縁に参加している人たちも結構いて賑やかな会合になりました。


 会は前半が懇話会として、釧路から蝦名市長、商工会議所の川村専務理事、釧路新聞社の星社長が登壇して最近の釧路の情勢についてそれぞれの視点からお話がありました。

 日本製紙が工場を停止して跡地利用を心配していたのですが、少し事態が動きつつあるとのこと。

 高規格道路も阿寒インターから先の釧路市内までの延長路線が今年度中に開通しアクセス性が向上することで観光振興なども期待されるほか、パプリカをつくる植物工場が好調だと。

 また川村専務からは、釧路港が魚の水揚げ日本一に返り咲いたとのことで、多くはイワシですが、イワシを原料とするミール市場は高騰していて経済環境は好調だと。

 また新しい高級レストランがいくつか開業したとも。

 星社長からは厚岸の道の駅のレストラン、弟子屈の川湯温泉のリニューアルなど釧路周辺の自治体情報で面白い話題が提供されました。


 もちろん良い話ばかりではなく、人口減少という苦しい状況は変わりませんが、それでも今日のような「関係人口」を増やすことで釧路を盛り上げるような応援の声を盛り上げたいものです。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

週末はキャンプとビッグファイト松本

2024-06-09 22:09:22 | 釣りのはなし


 週末はキャンプで過ごしました。

 場所は中山峠を越えた喜茂別町の「雪月花廊」という廃校になった小学校を利用したキャンプ場。

 木造の校舎は横に長くて、一角にレトロなレストラン&カフェもあります。

 かつてはご夫婦で管理されていたのが、旦那さんが亡くなり今は奥様とお子さんたちで切り盛りしています。

 道路から入ると校舎の手前に校庭だったような広場があり、こちらでもテントを広げることができます。

 しかし本来のキャンプ場は後者の裏手の広場で、こちらに早い者勝ちでテントを張れるのと、校舎に近いところに5か所の電源が取れるRVパークがあります。


 こちらの広場には簡易な水場があるので表側よりは便利です。

 テントを設営してから校舎を見学すると、長い廊下に夕日が差し込んで実にノスタルジックな雰囲気。


 体育館も残されていて、簡単な運動などもできるので子供さん連れにはいいんじゃないかな。


     ◆


 ここでキャンプをするという事は尻別川という釣りに最高の川があるのですが、足の指の骨を折ってしまった私はドクターからまだ長靴を履くことが禁止されています。

 しかし考えてみると、長靴は禁止されていますが短靴を吐いて歩くことを禁止されているわけではなく、釣りをすることが禁止されているわけでもありません。

 となると、キャンプ場からほど近い場所にある管理釣り場「ビッグファイト松本」に行くべきでしょう。

 ビッグファイト松本へ行くのは、亡くなった残間さんと出会った頃なのでもう10年ほど前かもしれません。

 本当に久しぶりに行ってみると、かつてはプレハブ小屋だった受付が新しい建物に移っていました。


 聞けば2年前に建てた管理棟で、管理スタッフが泊まれることに加えて、敷地内に設置したキャンプ場のお客さんが利用する水場とトイレなどもこちらに集約されています。

 こちらでキャンプをすると釣り料金が安くなるというのですから、これはアングラーにとっては朝夕の釣りもできるので最高ですね。

 釣り場の池も前回来た時よりも数か所増えていてバラエティに富んだ風景の中で釣りが楽しめます。

 
 そんな我々夫婦ですが、例によってまったりしすぎて朝着くのが遅くなり、釣り開始は9時過ぎに。


 当然朝間詰を逃してしまったわけで、歴戦の勇者たるニジマスには投げるフライがことごとく無視されるという辛い釣りになりました。

 ガガンボだめ、カディスだめ、アントだめ、沈めてだめ、ストリーミングもだめ、セミもだめ…と、ただでさえ少ない引き出しを総ざらえでなげること3時間、ようやく一匹だけが食ってくれました。


 可哀想なのでもちあげることもなく妻に写真を撮ってもらいましたが、釣れたときの写真の撮られ方が分かりません(笑)。

 食ってくれたのはダメ元で投げたロイヤルコーチマン、これで出る日が来るとは思わずに見よう見まねで作ったフライでした。


 4時間で一匹でしたが、時間帯も悪いので、次回は朝夕どきの良い時間帯を狙いたいところです。

 ウェーダーを履かなくても釣りができるならそれもよし。

 楽しい週末になりました。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする