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P.82 真実16 「がんの基準は国によって違う」は当たり前
P.84 海外では「良性腫瘍」とされるものが、
日本では「がん」と診断されるということも、確かにあります。
P.85 これは文化の違い、考え方の違いなのです。
グレーゾーンといっても、どこかで線を引かなければいけません。
「がんもどき」だって、なかには本物のがんになってしまうものがあるからです。
それが1%だとしても、がんとしてあつかいましょうというのが日本の文化。
一方、たった1%であれば切り捨てましょうというのが、アメリカの文化。
長尾医師も冒頭で説明しているように、
「日本は国民皆保険という制度があるから、多くの国民が安価な医療を享受できる」
でも、これが素晴らしい状態であるか、私は疑問に思います。
いくら「安価」といっても、本人負担以外の医療費は後の世代にのしかかっていきます。
「安価」だから気軽に受信・検査して手術や薬が処方され、
「薬が多すぎて体調を崩している」人もたくさんいるそうです。
これらの悪循環を何処かで断ち切り、
国民一人一人が「健康維持に必要な努力・運動・食生活の改善」など、
病気にならない努力を必死にしなければいけないと思います。