P.187 第6章 「尊厳生」を全うする秘訣
この章から具体的な「逝きかた」が紹介されています。
P.198 最後は自宅でゆっくり過ごしたい、と希望される方は少なくありません。
ただ一方で、「本当に家で大丈夫なのだろうか?」と不安に思う人も
多いでしょう。なかには、「状態がもっとよくなってから家に帰りましょう」
「今は状態が悪すぎて、家には帰せません」など、病院の主治医から
ストップがかかることもあります。
でも、相性のいいかかりつけ医がいれば、
「状態が悪いからこそ自宅で」という選択肢もあります。(中略)
「家で過ごしたい」と決めたなら、思い切って退院する勇気も必要です。
母が住む高齢者専用マンションで、母や友人たちの様子をみていると、
<往診・看取り>をしてくれるお医者さん探しで全員苦労しています。
著者のお薦めは、
P.199 元気なうちから、近所で評判のよいクリニックを、
風をひいたときなどに外来受診すること。
医者と患者の関係は、何より相性が大切ですから、
実際に有ってから決めるのがよいと思います。
また、できるだけ家から近いほうが安心です。
さらに、看取りの実績がある医療機関を探してください。
長尾医師は、在宅療養・最期を迎える準備として、
1.往診してくれるかかりつけ医を探す。
2.介護保険の準備を行い、ケアマネジャーを探す。
何事も、決心して、行動を起こしてみることが重要なようです。