P.129 「内側の筋肉を使いなさい (Use your inside muscles.)」
前項の「大腿四頭筋を使わない」をいい換えたたもの
(中略)脚をターンアウトすると、内側ハムストリングが、
フトモモの内側にある主要な筋肉になります。
(中略)ハムストリングが縮むのではなく、伸びることによって(動きが)起こる
(中略)この指令が効果的なのは、イメージの魔力が発揮されるから。
フトモモの内側で長く伸びる筋肉に意識が集中すると、
ハムストリングが解き放たれるのを助け、大腿四頭筋がカチカチに縮むのを防ぐ。
バレエ教室で習ったことで、自力整体にも元気体操にも役立つ概念が、これです。
「内側の筋肉」つまり「内転筋」を意識して使います。
そのためには、
「外足にして両脚を伸ばし、膝をつける」努力をします。
外足が分からない方のためには、先にニュートラル(足の甲や膝が前向き)にして、
次に外向きにしてもらいます。ニュートラルなら、膝の内側が接触する方々も、
外足にしたとたん、膝が離れてしまい、隙間ができてしまいます。
その隙間を閉じるべく、「つけよぅ!」と努力する時に、
内転筋がバッチリ働くわけです。