P.131 「足を使いなさい (Use your feet.)」
足の推進力が十分に足指(つま先)に伝わっていないことを指しています。
足の裏の固有の筋肉が弱いのが原因でしょう。
私たち人間は、骨の数や形状、筋肉の付き方は同じように生まれついた筈です。
(もちろん、人種的な骨格や筋肉の着き方の差はたくさんあると思いますが)
ところが、私と同世代(←団塊)の人だけ見たって、
運動が好きか、嫌いか? 動きまわれる環境があったか、否か?
で身体の状況は色々だと思います。
私のことで言えば、言われなくたって、「いつも動いていたい」体質です。
「じっとしていなさい」と言われても、
「動いていないと、周りの空気(または水)が澱んじゃって、窒息しそぉ~~!!」
という体質なのです。
幸か不幸か、勤めてからも色々な運動に挑戦する機会があった(=つくった?)ので
普通の人がやらないようなことにたくさん挑戦してきました。
それらが殆どすべて自己流だったところに私の悲劇(?)があります。
バレエ教室のように、厳しい先生の目が光っていれば、
足の使い方、姿勢の保ち方を学べたのでしょう。
でも、自己流で、体力お化けだったことも災いして、突っ走った結果、
中年になって50肩や膝痛に悩んだわけです。
でも、「幼少時に〇〇だったら・・・・」「親が△△してくれていれば・・・」
という<たら・れば症候群>には陥りたくないものです。
突っ走って、色々壊したから、それを治す方法を学び、
今、人様のお役に立てるところまで来ているのですから、<大感謝!>です。
なんか支離滅裂ですが、結論は、
<身体が悲鳴をあげたら(痛みを発したら)無理をしないで、
原因を考え、研究し、良い指導者を得て、治す努力をすること >
というわけで、
この本は、少しバレエがわかった人にとって、
素晴らしい教師であり、アドバイスの宝庫だと思います。