健康情報の書籍には幾筋もの系統があり、
クロスオーバーも含めて百花繚乱の感があります。
この本の著者は団塊世代の分子栄養学の医学博士です。
P.17 20世紀に確立された分子生物学という学問の研究で、
「生命とは食べ物に含まれるタンパク質を材料に、
一個一個の細胞の中に書き込まれた設計図に従って自己をつくる活動である」
ということが解明されました。
この生命の設計図はDNAと呼ばれ、人間の場合は特に複雑かつ精緻……
(中略)このDNAが正しく機能するためには、ミネラルやビタミンなど
さまざまな栄養素が必要不可欠です。
DNAの解明以上に、こういった栄養素のとり方が
DNAにどれだけ大きな影響を及ぼすかについて、
社会的な関心がもっと向けられるべきだと感じています。
と、まぁ学術的記述は固いのですが、
要は、自分のDNAを傷つけない食べ物、食べ方が重要で、
傷ついてしまった場合の修復法などが述べられているのです。