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バレエ教室での私の悩みは、<ハムストリングスを完璧に使えない>ことです。
どの筋肉も、使えているか否かは、触ってみれば直ぐに分かります。
で、腹筋や大腿四頭筋、ヒラメ筋などはカチカチになりますが、
ニトちゃん(大腿二頭筋=ハムストリングス)は難しいのです。
P.120 膝を伸ばす大腿四頭筋は誰でも緊張しますが、
太腿の裏側にある、膝を曲げるハムストリングスに力が入らない人は珍しくありません。
この2つの筋肉は拮抗筋といって、
一方が緊張すると他方はゆるむようになっています。
だから、大腿四頭筋が緊張しているときハムストリングスはゆるむのだと説明できます。
P.121 しかし、重力の中でしっかり立つときには両者とも緊張してひざを前後で支えています。
(中略)ハムストリングスにちからを入れられない人はどういう状態になっているのでしょうか?
ひざを曲げているのに、ひざを屈曲させる役割のハムストリングスが使えていない。
つまり、正しい使い方ができていないということです。
そういう人は、大腿四頭筋という筋肉だけを使っていて、
膝蓋骨、いわゆるひざのお皿が上に引っ張られている状態です。
そのため、お皿と大腿骨の関節や大腿四頭筋に余計な負担をかけ、
それが痛みを引き起こす原因になります。
ハムストリングスを正しく使えれば、大腿四頭筋の力も分散されますし、
ひざのお皿への負担も軽減されます。
結果的にひざの痛みを取り除くことになるのです。
この後、ハムストリングスを使うための体操として、
「かべこんにゃく体操」「両手前挙スクワット」「バレエのアラベスク」が紹介されています。