自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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もう山でバテない 3  ミトコちゃん

2018-03-11 13:27:00 | 図書メモ


以前、糖質制限をご紹介したときに「カイトとミトコの恋愛物語」を書きました。
この本の著者・能勢医師も<ミトコンドリアの重要性>を強調されています。
何故か?

P.112 ミトコンドリアは(車に例えると)、
   ガソリンの代わりにブドウ糖や脂肪酸を燃やし、
   エネルギーを生み出します。
   私たちは、そのエネルギーで生きています。

   このミトコンドリアが活躍する場が、筋肉です。
   つまり、老人性筋委縮は、
   ミトコンドリアが活躍する「場」をなくしているということになります。


   さらに、筋肉が萎縮すると、運動するのが億劫になりますから、
   体全体の代謝も落ちてきます。
   そのため、体全体のミトコンドリアの機能が落ちてくるというわけです。

大事なことなので、もう少しデッドコピーを続けます。

P.113 車でも新車は燃費がよく排ガスもきれいですが、
   古くなると燃費が悪くなり汚れた排ガスを出すようになります。

   ミトコンドリアでも同様です。
   機能が劣化すると燃費が悪くなり、活性酸素を出すようになるのです。

   この活性酸素が、体の細胞・組織を損傷するのです。
   そして、それに反応して、炎症反応が起こります。
   それが脂肪細胞で起これば糖尿病、
   免疫細胞で起これば動脈硬化・高血圧、
   脳細胞で起これば認知症やうつ病に、
   がんの抑制遺伝子に起これば、がんになると考えられています。

だ・か・ら、、、
ミトコンドリアが大切だ!というわけですね。
筋トレや運動が嫌いな方々は、よ~~く覚えておいてくださいね!

因みにwikiによるとミトコンドリア(mitochondrion、複数形: mitochondria)とは、
真核生物の細胞小器官であり、糸粒体(しりゅうたい)とも呼ばれる。
二重の生体膜からなり、独自のDNA(ミトコンドリアDNA=mtDNA)を持ち、
分裂、増殖する

つまり、体の生体組織なのだから、サプリメントや健康食品で補えるわけでなく、
自分の努力(運動や健康的な生活)で、強化するしかありません。
その上で、
「ミトコちゃん、気にかけているよぉ~」「宜しくねぇ~~」と、
名前付きで呼びかけて、コンタクトを欠かさないことが大切だと思います。

   
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もう山でバテない 2 

2018-03-11 05:26:29 | 図書メモ


今日は、医学者ならではの考察とお薦めをメモします。


P.98 体をみずみずしく保つ方法として、私たちはインターバル速歩の後、
   30分以内にコップ1~2杯の牛乳か、それに相当する乳製品を
   摂取することを薦めています。

   じつは、インターバル速歩のようなややきつい運動のあと、
   30分から1時間は、筋肉、肝臓での蛋白合成が亢進しています。

   このタイミングで蛋白合成の材料である蛋白質(アミノ酸)を
   多く含む食品(乳製品)を多く摂取すると、
   筋肉では筋線維合成、肝臓ではアルブミン合成が亢進します。

   とくに、肝臓で合成されたアルブミンは血液中に放出されますが、
   アルブミンは高分子のため血管外には出ていきません。
   その結果、血管外から水分を引き込んで、血液量を増加させ、
   体温調節機能(皮膚血管の開きやすさ、汗のかきやすさ)が
   50%程度改善することが明らかになっています。

   この効果は、10日間程度で出現しますので、
   本番の登山の前に是非試していただけたらと思います。


あ~らら、こらら、、、ここで私の個人的な体質が引っかかってきます。
実は、古希を迎えて、明らかに<牛乳が苦手>になりつつあります。
昔から牛乳を使ってヨーグルトを作ったり、ゼリーを作ったり、
もちろん、そのまま飲んだりもしていたのに、最近は飲みたくないのです。
なので、私自身は行っていません。

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