
ここからは所謂<山用語>の医学的解説をメモします。
P.175 いわゆる<シャリばて> = ガス欠
登山では、殆どの人が最大体力の60%以上の運動をしている。
普通の中高年者なら、平地を時速60kmで歩いているきつさに相当。
さらに、その間、体温が上昇して汗をかき、脱水状態になるから
心拍数は上昇し、
4時間の登山終了1時間ぐらい前までには、
最高心拍数の90%に相当する運動のきつさになる。
このように「ややきつい~きつい運動」をしている際のエネルギー源は
ほとんど筋肉中のグリコーゲンで補われるので、
それを使い果たしてしまうとガス欠で歩けなくなります。
すなわち、遭難です。
私がバテるのは、ガス欠ではなく、膝の痛みが再発したときです。
ガス欠(シャリばて)は殆ど経験がありません。
最近は、「ちょっと膝がヤバそう」と感じたら、
着地の仕方を変えて、普段は絶対にやらない<内股>にしたりして、
あの手この手(足?)で、変化をつけると、大事に至りません。