自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

患者さんとお医者さん 安達昌子・著 2011/7

2018-11-01 05:03:48 | 図書メモ


気になっている<終末期医療と介護>の本。
著者は在宅支援をしている医師であり、ガン患者だそうです。
がん治療に関しては、医師の立場と患者の立場の両方からの
アドバイスが述べられています。

在宅支援に関しては、色々な事例が紹介されていますが、
これが理想!というものはなく、
本当に十人十色……色々用意していても、どのように流れるかは、
その時次第?

P.185 最期をむかえる場所の意味とは

   人生の最期を家族に囲まれて自宅で過ごすのは、ひとつの理想の
   形といえるかもしれません。けれど、必ずしもすべての人にとって
   自宅で亡くなることが幸せとは限らないのが現実です。

   在宅での介護や看取りには、家族を中心としたサポート体制が
   必要です。家族にとってはそれが大きな負担となることも
   ありますし

つまり、本人が望んでいても、家族が「負担と感じる」場合は
遠慮した方が良い、ということらしいです。

何故、家族が負担と感じるのか??
それは、曽野綾子さんが書かれていたように、
汚物処理の労を厭わない、本当のボランティア精神が必要だから?
100歳同士の老々介護でも、それをしなきゃいけない??

この辺が、なんだかおかしい・・・ような気がします。
みんなお茶を濁しているみたいだけれど、
デンマークのように、プロの介護士といえども
「一定以上の重量の負荷を負ってはいけない」という法律があり、
介護する人が腰痛や過労になるような事態を避ける工夫が
必要だと思うのです。

私の友人たち(団塊世代)は、
「親なんだから、(親が当然の如く要求したから)
   散々下の始末をやってきたのよ」という人がたくさん居ます。

この辺が・・・・問題だと思います。
「親なんだから、自分が腰痛や過労になっても頑張る」って、、、 
コメント
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