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P.98 レッド・コード療法とは、赤いヒモを利用した
「スリングエクササイズセラピー(SET)」である。
以前に脳梗塞を患った知人は、この療法の効果で
歩けるようになったという。
この方法は、中枢神経系疾患(片麻痺など)に対する治療だけでなく、
スポーツ領域におけるファンクショナルトレーニングなど幅広く利用
されている。
(中略)Kの場合、上下肢、頭部、体幹などをレッドコードで懸垂し、
重力から解放して、適度な不安定性を保ち、
少しずつ負荷をかけていくトレーニングを行う。
現場を見ていないので何とも言えませんが、
自力整体でつかう「輪っかタオル」でも同じような効果が狙えそう?
願わくば、「良さそうな治療法」は全国的に情報が流されて、
多くの人が「正しい方法で取り組み」その結果が、共有されて更なる改良へ
繋がればイイな、と思います。
P.48にあるように、リハビリ施設や、担当者によって装具の使い方や
必要度の説明が異なるのは困ります。回復急性期は症状が刻々変わるにしても、
「厳密に採寸して注文した高価な長下肢装具が一度も使用されないまま」
などということは、情けないことです。
もっとも、K氏の場合、理学療法士に対する好き嫌いがハッキリしていて、
嫌な人のいる施設は長続きしなかったり、という問題もあったようです。
「一番辛いのは患者自身」ということは分かりますが、
<謙虚さ><忍耐力><柔らかい物腰>は普段からトレーニングの必要が
あるのかも……です。