自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「ひとり、家で穏やかに ・・・・ 2  短期決戦の末期がん

2018-11-24 05:37:05 | 図書メモ


P.95 末期がん患者の「残された時間」は、(中略)
   調査対象(在宅死した6000人のがん患者)のケア期間は平均2カ月。
   中央値でみると1カ月弱。

   これは半分以上の方が、ひと月に満たない期間に亡くなられる
   ことを意味します。


P.96 在宅ケアの特徴をひと言でいえば、短期集中型の濃厚なケアです。
   もちろん中には、1年以上の長期にわたって生存する幸運な方もいます。

   (中略)このような長期にわたる在宅ケアは、
   ケアを提供する側から見ても、本人にとっても、
   大変難しくなることが多いのです。


P.97 (中略)生きているとはいえ、体は決して万全ではない。
   自由がきかない身体で、しかも間違いなく死に向かって
   歩まなければならない。

だからこそ、緩和医療の存在と、実態を知っておくことが重要なようです。
P.98 末期がん患者の3つの特色
   1.残された時間がとても短い
   2.最期まで比較的元気
   3.苦しみの緩和が可能
      末期がん患者の第3の特徴は、
      放置すれば約8割の方が耐え難い痛みや呼吸苦で苦しみます。
      そのため(中略)苦しみの緩和は、非常に大切な医療となります。

昔は「がん」といえば、苦しみまくって最期を迎えるイメージでしたが、
現在は、「良い緩和ケア・チーム」に巡り合えれば、穏やかに逝けそうです。
この著者のような「先進的取り組み」をなさる方に巡り合えることがラッキー
という世の中ではなく、誰もが恩恵を受けられる状態になって欲しいです。

そのためには、一般の人も普段から勉強が必要だと思います。
コメント
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