自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

細胞から元気になる食事  4 ファスティング

2016-07-06 08:40:51 | 図書メモ


ファスティング(=断食)についても、賛否両論、喧々諤々です。
世の中(マスコミや医療界、教育界)では
「三食バランス良く、栄養たっぷりに」の大合唱です。

でも、この本の著者・山田医師はファスティング推奨派です。
理由は
P.127 ファスティングをすると、その期間は消化や排便などに
   体内酵素が費やされる割合が小さくなり、ほとんどが代謝酵素として使われます。

代謝酵素は、
P.116 ①体温や血圧を一定に保ち、免疫や自然治癒力を維持する、
   ②細胞の再生や修復、神経やホルモンのバランスを調整する、
   ③体内に侵入・発生した有害物質を解毒・排泄する、
   といったように、あらゆる基本的な生命活動の根本を支える酵素です。

P.128 期待できる<ファスティングの>効果の数々

   ●内臓がリフレッシュ  ●免疫力アップ  ●感覚が鋭敏になる

   ●理想の体重を保つ  ●有害物質を排泄する

ファスティングには、朝食に人参ジュースだけ飲むものとか、
おかゆだけ、玄米だけ、りんごだけ・・・・などなど、色々な方法があります。

私自身は、膝痛で悩んでいた10年前、自力整体を始めた頃は
完璧な18時間断食(朝食は<具なし味噌汁>などの水分のみ。昼食と夕食は12時と18時)
そのお陰で体調が良い現在は、

朝は具有り味噌汁、果物、ヨーグルト、ミルクコーヒー
昼は生野菜サラダ(玉ねぎドレッシングに半熟卵などをトッピング)
夕食は普通に、サラダ、肉か魚入り野菜炒め、魚料理、玄米、たまにはデザートも。

以上が原則で、体調が悪ければ、減らす!
これが健康の秘訣です。
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細胞から元気になる食事  3 牛乳を飲むか、飲まないか?

2016-07-05 06:00:28 | 図書メモ


牛乳についても、推奨派と非推奨派で喧々諤々の論争がありますが、
現在のところ、国の後押しのせいか(?)、
牛乳は健康食品として、あまねく行き渡っているようです。

著者の山田氏は非推奨派で、「牛乳信仰を疑え」(P.104)と。

P.109 牛乳や乳製品を最も消費する国ほど骨折率が高いことを示す
   調査結果もある。

   骨は決してカルシウムだけからつくられるわけではなく、
   マグネシウムをはじめとする他のさまざまな栄養素も必要

   食生活が欧米化した日本で骨粗鬆症が急増しているのも、
   これで説明がつきます。
   カルシウムが多いものを食べれば骨が強くなる」というほど単純なものではない


   骨粗鬆症はカルシウム欠乏による病気ではなく、
   動物性タンパク質のとり過ぎによる病気だ。
   動物性食品や乳製品は硫黄の豊富なタンパク質である。
   硫黄は体内に余分な酸を生じさせ、この酸が骨を通過することで
   カルシウムが溶かされ、その後尿として排泄される。

   このことは動物性タンパク質のみに起こり、
   「タンパク質由来の高カルシウム尿症」という病名がつけられている。


牛乳ほど「政治的」な食品はないでは?と思うほど、その可否はハッキリ喧伝されています。
親しい人達の中に
1.背が伸びますように  2.筋肉が増えますように、と念じて、運動の後にガブ飲み
3.卵一個と牛乳1本を毎日摂るのは当たり前
と、信じている人がたくさんいます。

その信仰に水をさすような、この著者の意見は、マスコミからは無視され、
異端扱いされるので、こういった意見を知らない人のほうが多いのだと思います。

私自身は、コーヒーに入れる少量と、手作りカスピ海ヨーグルトで50ccくらい。
ほんの僅かなので、ま、いいか…………と、思っています。
「元来、頑健である」ということも、
「どうでもいいか……」という気持ちに繋がるのですが、


P.115 牛乳や乳製品が好きでたまらないのなら、
   嗜好品としてとる程度は否定しません。

   ただ、保育園や幼稚園、学校、ひいては各家庭においてまで
   強制的に牛乳を飲ませようとする風潮が、
   一刻も早くなくなることを願わずにはいられません。

上記の著者の意見には大賛成です。
日本では、政府&マスコミの発言は、圧倒的に産業界・医療界寄りです。
世界中には色々なデータ、臨床例、論文、医療常識があるのに、
それが庶民に伝わってきません。

日本人の英語教育が実を上げていないのは、
「日本人が英語の論文やニュースを自由に読めるようになると困る」から
わざと<英語苦手国民>を作り続けているのでは?と、勘ぐりたくなります。




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細胞から元気になる食事  2 催芽米

2016-07-04 05:45:08 | 図書メモ


以下は玄米推奨派の方々の一般的な意見で、著者の記述でもあります。

P.84 玄米と白米のミネラル含有量を比較した場合、
   マグネシウムで6倍、亜鉛とクロムで約4倍の格差……
   (中略)玄米と白米では食べ物として全く違う種類のもの


栄養学者さんやお医者さんの多くは仰います。

1.美味しくないものを無理に食べることはない
2.玄米中のフィチン酸により、ミネラル成分の吸収が妨げられるから良くない
3.玄米の微量ミネラルは他の食品からでも摂れる
4.むしろ残留農薬の方が心配


片や玄米推奨派や健康料理家の方々は、

1.美味しく炊けば、これほど素晴らしい味はない。
2.フィチン酸によるロスは他の食材からいくらでも補える。
3.玄米の微量ミネラルは体にとって最良のもので、
   それを取り去ってしまった「白米」は文字通り「カス(粕)」である。
4.なるべく無農薬のお米を買うのだし、
   大量の食物繊維のお陰で排泄力が増大するから、心配不要。


そして、この本の著者は、最初玄米派のように見えましたが、
私には初耳の、「催芽米」なるものを推奨されています。
それは、スーパーなどで流通している「発芽玄米」の前段階のようなもの?

その理由は、
P.87 玄米が発芽すると<ミネラル成分とフィチン酸の結合が切り離されるため、
          玄米中のミネラルの吸収が極めてよくなり、さらに
          フィチン酸も利用しやすい形になり、強力な抗酸化作用を発揮>

   ただし、米は発芽して成長しすぎると今度はそちらに栄養素が使われてしまうため
   発芽直前の「催芽」状態のコメを食べれば、玄米の欠点をカバーしながら
   栄養素を最大限に利用できるのです。

   催芽玄米は(中略)最高の炭水化物食品といえるでしょう。


さて、ネットで検索すると、
【広義の催芽玄米】
  通常は、23度Cの水に24時間以上浸し、
  発芽しようとする直前(0.5mmほど発芽)に取り出した状態のものをいいます。

【発芽玄米】
  玄米を35度Cのぬるま湯につけて、
  1日ほどの短時間で発芽させます。

いずれも、水につけるので旨みや栄養素が溶け出してしまいますし、
いたみも早くなります。

■水を使わず作った催芽玄米」
  「やまだGEN氣」の作り方は
  23度Cの低温で高湿度にした部屋に玄米を丸3日間おくことで、
  じっくり発芽直前状態にもってゆきます。

  だから、
  栄養素も生体エネルギーも最も高く、無駄に損なうこともありません。


なぁるほど…… でも、これはフツーの家庭では再現できません。
私の記憶では、
象印炊飯器に「玄米活性モード」というのがありました。
友人が、「美味しく炊けるわよ~」と言っていました。

勝間さんのブログにも「発芽玄米に挑戦」の記事がありました。
で、私も「カモシコ」なる発酵器を買って、挑戦してみました。

その結果! じゃじゃじゃぁ~~~ん!!
我が家では、玄米と豆類をカモシコで30℃保温12時間の後、
圧力鍋でフツーに炊いています。

万能酵母液という手作り酵母液で炊くので、
3日間も保温しなくても、「酵素玄米」のようにモチモチです。



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細胞から元気になる食事  山田豊文・著 

2016-07-03 05:59:10 | 図書メモ


健康情報の書籍には幾筋もの系統があり、
クロスオーバーも含めて百花繚乱の感があります。

この本の著者は団塊世代の分子栄養学の医学博士です。
P.17 20世紀に確立された分子生物学という学問の研究で、

   「生命とは食べ物に含まれるタンパク質を材料に、
   一個一個の細胞の中に書き込まれた設計図に従って自己をつくる活動である」
   ということが解明されました。

   この生命の設計図はDNAと呼ばれ、人間の場合は特に複雑かつ精緻……
   (中略)このDNAが正しく機能するためには、ミネラルやビタミンなど
   さまざまな栄養素が必要不可欠です。

   DNAの解明以上に、こういった栄養素のとり方が
   DNAにどれだけ大きな影響を及ぼすかについて、
   社会的な関心がもっと向けられるべきだと感じています。

と、まぁ学術的記述は固いのですが、
要は、自分のDNAを傷つけない食べ物、食べ方が重要で、
傷ついてしまった場合の修復法などが述べられているのです。



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病気の9割は歩くだけで治る!  3  医療化で儲かるのは?

2016-07-02 05:49:55 | 図書メモ


P.84 なぜ歩くことは国民運動にならないのか?

   国は、いちばん大事なことはあえて言わない。
   どうやらそういうものなのです。

   (中略)がんも、脳卒中も心筋梗塞も、認知症も
   たばこが悪いということは分かりきっているのに、
   国は、一方では「たばこは害になります」と啓発しているそぶりを見せつつ、
   たばこを吸える年齢を引き下げて18歳からにしようなんて話し合っています。

   たばこ産業をかばってのことでしょう。
   ダブルスタンダードになっています。
   目先の利益のためにいちばん大事なことには
   あえてメスを入れないのです。


P.85 先進国の中で、公共の場でこんなにもたばこが吸える場が
   確保されている国も珍しいでしょう。

   どうしていちばん大事なことをいわないのかといったら、
   病人が減ったら医療界が困るからではないでしょうか。

   もしも本気でみんなが禁煙や歩くことに取り組んだら、
   一般の開業医に来る患者さんは、半分に減るのではないでしょうか。
   そうなったら倒産するしかありません。

P.86 患者さんが減ったら医療界が困る。そのことを政治家もわかっているから
   医師会や病院協会に気を遣ってあえて言わないのでしょうか。

   (中略)もっともらしい病名がつけられて「医者に行きなさい」
   「薬を飲みなさい」と言われる。これを「医療化」といいます。
   認知症だって、医療化の一つでしょう。

   病名をつけて治療の対象にすれば、新たな市場が生まれます。
   市場が生まれれば、それを喜ぶ人がいるわけです。

   一方、歩くことというのはあまりにも単純で、
   何の利権も生まれず、逆に患者さんが減って困る人が出てくるでしょう。

   だから国は本気ですすめようとしないし、
   国民の間にも広がらないのだと思います。

かなり多くの人が、薄々、またはハッキリと感じていることを
れっきとしたお医者さんが、ハッキリ証言してくれているのです。
「国は国民の健康より、企業の味方なのだ!」ということを肝に銘じて

自分の健康は自分で守りたい!と思います。
   
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病気の9割は歩くだけで治る!  2

2016-07-01 05:51:58 | 図書メモ


P.52 日本は実は睡眠薬大国

   多くの睡眠薬は依存性があるため、
   海外では処方が規制されている一方、日本では使い放題。


   (中略)特に睡眠薬を欲しがるのが高齢者ですが、
   高齢者ほど、睡眠薬はリスクが多いと心するべき。

   もともと足腰が弱い高齢者が睡眠薬を飲むと、
   夜間に転倒するリスクが高まるのです。 


だから、著者の意見は、

「薬なんか不要! 夜眠れない人は、午前中に散歩を!」
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