あるテレビ番組で、ここでは人々が唖然として口をポカーンと開けながら大岩壁を見上げるとの語りを聞いたことがある。一ノ倉沢出合(群馬県側)は標高差1,000 mの大岩壁を眺める絶景スポットである。今回の画像は2009年12月中旬に撮った。そのとき、私達は、新潟県側から岩壁に沿って吹き下ろしてくる寒風に凍えながら、霧の中でそそり立つ岩峰を、しばらく眺めていた。
衝立岩(中央)とその周囲、12月13日11時頃
衝立岩のクローズアップ。この岩には雪が着いていない。
一ノ倉沢の奥では、幽ノ沢の岩壁がそそり立つ。
マチガ沢出合にて、雲の中に山頂(トマの耳、1943 m)がある。