春の選抜高校野球大会が中止になった。ちょっと前に「無観客開催」という方針が出ていたのに、この間どのようにして「中止せざるを得ない新展開」があったのだろうか。主催者側は「選手の健康・安全が第一」と言っていた。「選手の健康」を理由にする判断は僕には理解出来ない。それなら冬は毎年インフルエンザが流行するんだから、冬の部活動は出来なくなる。実際にインフルエンザが流行したら「学級閉鎖」になる。今回は誰も高校生で感染者がいない。それでは納得できるものではないだろう。「夏がある」という声もあるが、夏の大会が開かれる確証はあるのだろうか。
ぼくはそもそも日本で新型コロナウイルスが大流行していると評価するべきなんだろうかと疑問を感じている。いや、毎日毎日新しい感染者が増え続けているじゃないかと思う人が多いだろう。クルーズ船を除いて、国内の感染者は500人を超えた。クルーズ船を含めれば1200人以上になる。それを流行と呼ばないのか。そもそも検査をしてない人が多いのであって、本来の感染者はもっと多いのだという人も多い。僕もそれは正しいと思っているが、しかし、身近に感染者がいた人はほとんどいないだろう。日本国民は1億2千万人以上いるんだから、このレベルでは誰にも出会わない。
(3.11段階の感染者数)
ではインフルエンザはどうなっているだろうか。国内の感染症の流行状況に関しては、「国立感染症研究所」のホームページで知ることが出来る。それによると、はしかやノロウイルスなどは現時点では大きな心配ないようだ。主にインフルエンザと新型コロナウイルスが載っている。以前に書いた段階(1月末)ではインフルエンザは推定65万程度の感染者がいた。最近はずっと減って、先々週は26万、先週は20万、今週(3.6更新)を見ると、16万程度に減少した。今年のインフルエンザの流行は峠を越えたと見ていい。それでも新型コロナウイルスの100倍以上の感染者が存在する。
(インフルエンザ流行のグラフ)
感染者がどれほど増えようと、それはほぼ大多数は「風邪を引いた」レベルの患者である。仮に選抜高校野球を実施して旅館等で選手に感染者が出たとしても、その選手は野球の全国大会に出るぐらいの体力があるんだから、重篤な肺炎になるはずがない。ではどういう事態があれば「大流行」と言えるのだろうか。逆に言えば、どのような段階になれば収束したと言えるのだろうか。その県にひとりの感染者がいないところでも、安倍首相は全国一斉の休校を要請した。それを考えれば、その後感染者が見つかった都道府県では4月になっても開校出来ない事態が予想される。
じゃあ、僕の考える「大流行」の判断基準を示しておきたい。中国の武漢では公式に認められる以前から、「謎の肺炎患者」が急増していたと言われる。イタリアでも流行が報じられる前週段階で「肺炎患者の異常な増加」があったと報道されている。「謎」というのは、肺炎患者の半数は細菌感染なんだから抗生物質が有効なはずだが、抗生物質が効かない患者が増えるという意味である。インフルエンザ由来の肺炎も多いが、これは簡単な検査ですぐ判別できる。どっちでもない肺炎患者が突然急増するという事態が各地の病院で起きていること。これが僕の考える「大流行」である。
それはまさに今各地で起きているのかもしれない。死亡後に検査して感染が判明したというニュースも聞く。しかし、いくら検査数が少ないと言っても、重篤患者、特に死者の異常な増加が見逃されているとは僕には思えない。肺炎そのものは毎年10万人が死ぬ病気だから、毎日毎日どこかの病院で死者が出ているはずだ。風邪、インフルエンザが悪化して肺炎になることが多いから、冬の方が患者数が多いと思う。マスコミは多くの病院を取材して、今の肺炎患者の実態を報道して欲しいと思う。そして急増しているのか、例年と違っているのか、それこそが知りたい。
ぼくはそもそも日本で新型コロナウイルスが大流行していると評価するべきなんだろうかと疑問を感じている。いや、毎日毎日新しい感染者が増え続けているじゃないかと思う人が多いだろう。クルーズ船を除いて、国内の感染者は500人を超えた。クルーズ船を含めれば1200人以上になる。それを流行と呼ばないのか。そもそも検査をしてない人が多いのであって、本来の感染者はもっと多いのだという人も多い。僕もそれは正しいと思っているが、しかし、身近に感染者がいた人はほとんどいないだろう。日本国民は1億2千万人以上いるんだから、このレベルでは誰にも出会わない。

ではインフルエンザはどうなっているだろうか。国内の感染症の流行状況に関しては、「国立感染症研究所」のホームページで知ることが出来る。それによると、はしかやノロウイルスなどは現時点では大きな心配ないようだ。主にインフルエンザと新型コロナウイルスが載っている。以前に書いた段階(1月末)ではインフルエンザは推定65万程度の感染者がいた。最近はずっと減って、先々週は26万、先週は20万、今週(3.6更新)を見ると、16万程度に減少した。今年のインフルエンザの流行は峠を越えたと見ていい。それでも新型コロナウイルスの100倍以上の感染者が存在する。

感染者がどれほど増えようと、それはほぼ大多数は「風邪を引いた」レベルの患者である。仮に選抜高校野球を実施して旅館等で選手に感染者が出たとしても、その選手は野球の全国大会に出るぐらいの体力があるんだから、重篤な肺炎になるはずがない。ではどういう事態があれば「大流行」と言えるのだろうか。逆に言えば、どのような段階になれば収束したと言えるのだろうか。その県にひとりの感染者がいないところでも、安倍首相は全国一斉の休校を要請した。それを考えれば、その後感染者が見つかった都道府県では4月になっても開校出来ない事態が予想される。
じゃあ、僕の考える「大流行」の判断基準を示しておきたい。中国の武漢では公式に認められる以前から、「謎の肺炎患者」が急増していたと言われる。イタリアでも流行が報じられる前週段階で「肺炎患者の異常な増加」があったと報道されている。「謎」というのは、肺炎患者の半数は細菌感染なんだから抗生物質が有効なはずだが、抗生物質が効かない患者が増えるという意味である。インフルエンザ由来の肺炎も多いが、これは簡単な検査ですぐ判別できる。どっちでもない肺炎患者が突然急増するという事態が各地の病院で起きていること。これが僕の考える「大流行」である。
それはまさに今各地で起きているのかもしれない。死亡後に検査して感染が判明したというニュースも聞く。しかし、いくら検査数が少ないと言っても、重篤患者、特に死者の異常な増加が見逃されているとは僕には思えない。肺炎そのものは毎年10万人が死ぬ病気だから、毎日毎日どこかの病院で死者が出ているはずだ。風邪、インフルエンザが悪化して肺炎になることが多いから、冬の方が患者数が多いと思う。マスコミは多くの病院を取材して、今の肺炎患者の実態を報道して欲しいと思う。そして急増しているのか、例年と違っているのか、それこそが知りたい。