星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

世界のことば。

2002-06-15 | MUSICにまつわるあれこれ
 日曜日に会うお友達のためにセリさんの武満コレクションを録っていたら、ドイツ語の曲があって、久しぶりに聴いたのでなんだか凄くドキッとした。言葉は不思議。国の言葉の音感だけで行った事もない風景がなぜか浮かびます。近頃余り意識することはなくなったけれど、街のど真ん中に壁がそそり立っていたかつてのベルリンの音がこの'65年の曲には感じられます。

 そして北京語で歌フェイ・ウォンさんを聴いていたら、なんだろう、、日本とは違う時間の流れみたいなものを感じて、、「容易受傷的女人」とか「初恋(旧字体の恋という字が出ないのよ)的地方」というタイトルは読めないけれど胸に沁みます。本当に美しい言葉。・・他にもゲール語で歌うケルト音楽、何語かよくわからないセネガルの音楽、、

 あ、そうそうと思い出して、昔スペイン・ポルトガルを旅してきた画家のおじいちゃま(ひょんなことで親しくさせていただいた方)からお土産にいただいたファドを今、聴いています。黄色、オレンジ、茶色、青、いつか見た個展ではそんなアースカラーが溢れていました。
 会いたいなあ・・・