ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

ドクター・ヘリ

2005年10月02日 09時02分09秒 | 思ったこと
ドクター・ヘリ発進

 退院ももう間近な頃、なんとあの小川山で事故った人が同室に居たのを見つけた。浮石に手をかけたところそれが転がってどういうはずみか右手の上に乗ってしまいかなりな怪我をしたようだ。そういう怪我の場合、外科ではなく形成外科の出番のようだ。2ヶ月少々入院して俺が退院した翌日退院の予定なので今日はもう病院には居ないはずだ。

 ところで旧臼田町にある佐久病院、今回入院した病院だけどここの屋上にはヘリポートがあり常時ヘリが待機している。これが見える部屋には数日しか居なかったが1日に1~2回は飛んでたようだ。残念なことにその人はドクター・ヘリで運ばれず遠路救急車に揺られてこの病院に来たそうだ。
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入院中に読んだ「複合汚染」という本

2005年10月02日 08時59分41秒 | 思ったこと
 有吉佐和子が書いたこの複合汚染は今から約30年前、1974年10月14日から翌75年の6月30日まで朝日新聞に連載されたそうだ。それが文庫本になったのをヨメが持っていたので入院中に読んだ。これで何回目、ではなく今回初めて読んだ。本の構成は当初想像してたのと全然違うものだった。いわゆる小説という一貫した物語性はあまりなく、日々色々な事を書き連ねたものだ。

 著者は選挙運動をしてるうち、応援演説の中に出てきた食品添加物に感心を持った。それを機に色々な分野の汚染などについて素人の視点から取材して書き続けた。ヨメにしては上等な本を持ってると思ったので誰かに借りっぱなしなのかと思ってた。そしたら本人の所有物で良い本だと言って人に勧めたこともあるそうだ。が、本人はまだ半分読んだかどうかという情けない状態だ。もう一度最初から全部読んで欲しいもんだ。

 本の内容、30年以上経った今読んでも現在の事かと思うのが凄い。ここに上がった問題、どのくらい改善されてるんだろう。もしかすると更に複雑な問題になってるんじゃなかろうか。少なくとも各省庁は大企業やアメリカのセールスマンであるというのは今も昔も変ってないような気がする。例えばアスベストにしても欧米ではとっくに使用禁止になってるものがついこの間まで使ってたのが証拠だ。

 この本を読むと、専門家というのは個々の事には非常に詳しいけど、これとこれを身体の中に入れたらどうなりますか等の質問には全く答えられない、もしくは答えないというのがよく分る。最近では諫早湾の事だって殆どの素人はあの水門や干拓が漁業不振の原因だと思うけど、最高裁は「事業と被害の因果関係が明らかではないとした高裁の判断に違法はない。」となり工事続行。

 本の最後の方にはアスベストについても少しだけだが車がブレーキをかけた時の大気汚染として触れていた。実はこの本を読む前、アスベストについて何処かに書いてあるかなぁ、でもさすがに30年も前だから無理かと思っていた。しかしアスベストと石綿という言葉は1つずつだけだがあった。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、著者は1984年8月30日に亡くなっているが、1931年1月20日に生まれだ。実は今生きててもおかしくないほど早くに死んでしまった。今アスベストの問題を耳にしたらどう思うだろう。
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