シャクナゲが咲いてるところを見に行きたいという美人人妻登山隊に紛れて十文字峠(じゅうもんじとうげ)に行って来た。行ったのは30日の水曜日と平日なのでヨメは仕事。不規則勤務の人達と遊ぶには平日になり勝ちだ。しかし平日だっていうのに人は多かった。10数人程度の集団が4~5はあっただろうか。さすがに大半は定年退職組のようだった。
歩いたのは上の地図の赤い線の部分。直線距離だと2km程度でちょっとしたハイキング。その先には甲武信岳(こぶしだけ)がある。この山名の由来は、甲斐の武田信玄が登ったことによる、ってのは真っ赤な嘘。甲斐、武蔵、信濃の三国の境目に位置するからで、高い山なのでさすがに三国山とか三国岳とはならなかったようだ。
峠の側には十文字峠小屋というそのまんまの名前の小屋がある。そこの小屋番とは知り合いだってことで一休み。暫くしてガイドに連れられた一行が入って来た。そのガイドが小屋番に 「 この間はおぐらやまに行って来ましたよ 」 と言ったので我々は物言いをつけた。この近くにある御座山をおぐらやまと呼ぶ人が多いけど地元ではおぐらさんと呼んでいる。ついでに白駒池もしらこまいけと呼ぶ人が多いけどこれはしらこまのいけと言ってね、と。この池の名称については「白駒の池」の名称についてに詳しい。これを書いた人は山仲間なので機会があれば我々も正しい名称普及活動を気まぐれにやったりする。
シャクナゲはそんなに沢山咲いてるようでもなかったけど所々綺麗に咲いていた。ツツジくらいの花が拳の大きさくらいに幾つも寄り集まって咲いている。
小屋周辺ではシャクナゲが多いんだけど多少手を加えてるようだ。というのもシラビソ(?)の森の地面は大抵厚い苔で覆われてたりするのにここはシャクナゲだらけ。花が咲けばそれはそれで綺麗なんだろうけど不自然な感じがした。