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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

春節・・・

2002-02-12 | インポート
町内の小学校の国際理解授業のお手伝いに行ってきました。
今回は、6年生。ちょうどアジアについて学び始めたところとかで、中国について学習したいという要望でしたから、中国人の友人にお願いし、いろいろなお話しをして頂くことにしました。

今日12日は、ちょうど、今年の春節・・・
旧正月の日です。
昨晩、中国にいた時の習慣通りに、たくさんのギョウザを作ったようで、持って来てくださいました。
このギョウザには、いつもと違って、アメやクリを入れたりするそうです。
新年の朝、これを食べて、それらが入っているものに当たった人は「1年の福」が約束される縁起のよいものだそうです。
(地方によっては「お金」を入れるところもあるとか。)
もちろんギョウザは水餃子で食べます。
日本のようにギョウザ=焼きギョウザではありません。

子ども達には、日本と同じようにお年玉もあるようですよ。
凧上げもするとか・・・

ともすれば、中国というと、日本よりいろいろな面で「遅れている」というイメージを持ってしまいがちですが、彼女の話しを聞くととんでもないと思わされます。
広くて、たくさんの民族がいる国ですので、地方によっての格差はあるようですが・・・

友人は、月に1回位のペースで、観光や、視察の通訳として中国へ行っていますが、毎回、驚くことがあるとか・・・ここ数年の発展には、彼女自身がビックリしています。
「中国より裕福な暮らしを求めて、日本に来たのに、今では、国に残っている友人たちの方が暮らしは上です」って冗談のように言ってました。
「日本の経済不況や雇用の不安定を考えると、これからは、中国語を勉強して、中国での生活を目指すのも良いと思う。」と、若者の生活の選択肢に入れる事も勧めていました。

子ども達が、”これからは日本という枠にとらわれることなく、世界へ羽ばたいて行って欲しい、いろいろな国の人達の習慣や文化を認め合い、理解しながら、「我らは地球人」という意識で成長して欲しい”という願いを持って、国際理解のためのお手伝いを始めて、16年・・・
ささやかですが地域のお役に立てる事の幸せを感じています。
こんなオバサンに機会を与えて下さる学校にも感謝です!