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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

キャロットケーキとマドレーヌ

2002-02-18 | インポート
今日は、中学校の知的ハンディキャップを持ったクラスでのケーキ作りの日でした。
私の得意な「キャロットケーキとマドレーヌ」です。
お教室へ行くと、「待ってたよ!」と胸に飛び込んで来てくれる彼女たちに、いつもながら感激します。
生徒達が「まだ来ないの?」「早くしようよ」と、「そわそわと首を長くして待ってましたよ」、と先生におっしゃって頂くくらい嬉しいことはありません。

ひたすら人参をする生徒、顔や髪まで真っ白になりながら小麦粉を一生懸命に振るう生徒、卵が上手に割れずに泣きそうになる生徒・・・
それぞれが真剣に挑戦して下さいました。

焼きあがったケーキを「お茶といっしょに食べましょう」と先生が言われた時、全員が「家に持って帰りたい」と口をそろえて言い出しました。
そして「○○先生に上げたい」とか「校長先生にも持っていく」とも言い出して、ほんの一口づつですが、職員室の先生方にもおすそわけとなりました。
やさしい気持ちにほっとします。

3月1日には、生徒達が喫茶店を開きます。
お金を数えることの練習と、卒業する二人の生徒達が、先生方への感謝の気持ちを表すために
開くのだそうですが、「先生も絶対来てね」と私にも招待状を下さいましたので、その日を楽しみにしていましょう。
もちろん、今日練習したキャロットケーキやマドレーヌも出されるとか。

1年間、彼等と接する事で、いろいろなことを
教えられました。
障害者=大変・純粋・一生懸命・・・と、勝手に弱者としてのイメージを作り上げてしまうことが多いのではないでしょうか。
彼等も普通に、怒り、笑い、怠け・・・と日常を送っているのです。
ごく普通に・・・です。

彼等の中の二人は、3月に中学校を卒業します。先日、養護学校の試験を受けてきたとか。今日その発表が封書で届くと言ってました。
「合格」であることを祈っていましょう!


気をつけましょう

2002-02-18 | インポート
昨、日曜日は、T大學病院へ主人の友人のお見舞に行ってきました。
車の事故でケガをし、入院しています。

1月16日夕方、有料道路の抜け道となっている農道を走行中、誤ってみかん畑に落ち、車は横転、足を挟まれて脱出出来ない状態になってしまった様です。幸い近くに農園のご主人がいて、窓を割り、引っ張り出してくださったとか。

車の中は火災を起しており、煙が充満していた上、車内には、仕事で使うシンナーや塗料がたくさん積んであったので、それらに引火、爆発の恐れもあったようですが、
幸い、通行中の車の方達の協力も得て、バケツリレーで水をかけ、消防車が到着するまでには消し止めたようです。

この事故があった日、私の友人である、農園のご主人から「助けなければと夢中だったので、火のことは頭になかった。煙を結構吸い込んだ様で、真っ黒な痰が沢山でました。」とメールが入ってきました。
その翌日、「もし車が爆発して、助けようとした人が亡くなったり、ケガをしても保険では支払われませんと、保険会社の、いやに元気のいいお姉さんが明るく言ってました」ってメールが、入りました。

「何事もなくて良かったですね。あなたの勇気ある行動に感動しました」なんて返信をしていましたが、事故を起した当事者の名前まで聞きませんでした。

ところが、先週の金曜日の新聞に、彼が警察から「感謝状」を頂いたという記事があり、当事者の名前が載っていたのです。
なんとビックリ!
主人の友人だったのです!

記事によると、下肢の火傷で全治20日程度とありましたが、連絡をしたら、まだ入院されているとのことでしたので、早速、お見舞に伺ったという訳です。

思ったより火傷の度合いがひどく、皮膚の移植をしたとかでした。

運転を誤った原因は、「タバコが落ちたので拾おうと思って、ちょっと下を見た」ですって!
これって、運転している方達には、皆タバコに限らず、一度や二度、覚えがあることだと思い
ます。
気をつけましょう!!!