日本語のタイトルは、「最高の人生の見つけ方」なんて、ちょっと変だと思いますが(苦笑)、原題は「The Bucket List」・・・死ぬまでにしたいことのリスト・・・となれば・・・
「人間って、そうなるとどんなことを望むのかな?」と興味を持ち、観たいと思っていた映画でした。
そ
れに、「ジャック・ニコルソン」&「モーガン・フリーマン」の二人が主役となれば~~~、
安心して観れる映画であるはず~(笑)。
結果は~~~「★★★★」星4ッです~~♪
以下ネタバレあり。
余命6ヶ月と宣告を受けた二人が、同じ病室になったことで友達になり、最後の時間をいっしょにすごすことになるのですが・・・。
四回も結婚・離婚を繰り返し、最愛の娘にも嫌われて、家庭の温かさには恵まれなかったけど、大統領にも知られるほどの大金持ちになったエドーワード(ジャック・ニコルソン)。
若い時の夢を捨てて、家族のために一生懸命働き続けてきたカーター(モーガン・フリーマン)。貧しい自動車修理工だが、妻や子ども達、孫にも恵まれ、家族の愛と絆をもっています。
「死ぬまでにしたいことリスト」を作った二人は、エドワードのお金を使って世界中を旅しながらそのリストを実行して行くのです。・・・って、ちょっと浮世離れしていたことが、「★一つマイナス」にした訳です(笑)。
「見知らぬ人に親切にする」
「泣くほど笑う」
「スカイダイビングをする」
「エベレストに登る」
「世界一の美人とキスする」
余命が宣告された二人が、暗くならずに「前向き」に日々を送ろうとする明るさが、原題からくる重さを感じさせない作りで感動しました。
特に、アフリカ・サバンナで動物達を追いかけながらジープを走らせる二人が、本当に楽しそうに「歌」を歌っている光景~~~。
すばらしいかったです~~~!
エジプト、インド、南米、中国・・・旅は続きました。
それぞれの場所で、お互いの思いやりがすれ違ったりすることもあるのですが・・・、時間が経過し、一つ一つそのリストが消されて行き・・・やがてカーターが先に天国へ召されるのです・・・。
カーターにとっては、生活に追われ、時間が経過する中で、夫婦というより同士のような感じになっていた妻に、死ぬ直前に「初めて会ったときのようなときめき」を感じて・・・倒れたのですが・・・、彼は最後まで幸せであったはず・・・。
そして、後から亡くなったエデワードは・・・、
「リスト」に挙げた「世界一の美女とキスをする」ことができたことが、最高の幸せであったと思います。もう人生に思い残すことはなかったでしょう~~。
誰とキスをしたか・・・は、・・・内緒~~(笑)。
ここまでネタバレすると、映画の面白みがなくなりますので~~~フフフ
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの二人と同じように、強烈な個性を発揮していたのが、エドワードの秘書!
キャラクターがすごっくいい! 従順な秘書ではなく、ユーモアを交えて返す返事や、いざというときに、きちんと言える・・・すごい秘書なんです。
二人が亡くなって、その遺灰を彼が「山頂」に置く場面・・・雪に覆われた峰峯を見回しながらの場面・・・最高でした!
(多分、エベレストかヒマアラヤの設定?)
「余命○ヶ月」と宣告されたら・・・「もし私ならどうするかしら?」・・・と、考えてみましたが・・・分かりません(苦笑)。
「リスト」に挙げること・・・・「これかな?いやこんなことはどうでもいい・・」「できれば・・・あれ・・」なんて、考えながら帰って来た映画鑑賞の日でした。