昨日、yahooでこんなニュースを見ました。↓
(読売新聞 2月6日(月)15時32分配信)
『小・中学生が各地の法務局に手紙を送り、悩みを伝える法務省の「子どもの人権SOSミニレター」の利用が増えている。
いじめや虐待の相談が上位を占め、昨年度は取り組みを始めた2006年度の2倍超となる約2万3000通が届き、今年度も昨年末時点で2万通を超えた。
「ごはんをたべさせてくれないの」というミニレターをきっかけに親の育児放棄(ネグレクト)が発覚し、児童の保護につながったケースもあった。
ミニレターは毎年秋に全国すべての小・中学校を通じて児童、生徒に配布。切手は不要で、ポストに投函(とうかん)すれば法務局に届く仕組み。
法務局職員やボランティアの人権擁護委員が目を通し、学校など子ども自身が指定した宛先に返信する。
内容は本人の同意がなければ、誰にも伝えないという。
同省によると、昨年度に各法務局に届いたミニレターは2万3039通で、内訳は〈1〉いじめ8783通〈2〉虐待425通〈3〉体罰234通――など。
7割が小学生からという。中にはすぐに処置が必要な深刻な内容もある。
09年秋、小学校低学年の児童から大阪法務局に届いたミニレターには、鉛筆書きで「おとうさん、おかあさんにいじめられています」とあった。担当者が「どんなふうにいじめられているの?」と、返信先に指定していた学校宛てに返事を出したところ、数日後に「ごはんをたべさ せてくれません」と記した2通目のミニレターが来た。
同法務局はこの児童が在籍する小学校に連絡。学校側はネグレクトの疑いが強いとして児童相談所に通報し、児童相談所が児童を一時保護したという。』
そうなんです・・・人権擁護委員の中の「子ども委員」としての立場から、このミニレターへの返信を書かせていただいていますが、去年より今年は「数が多いなぁ・・・」と感じていましたが・・・やっぱり・・・。
親にも先生にも周囲の大人に言い出せないで、一人で悩みながら「ミニレター」にすがった子ども達の様子を考えるとつらいですね。
そのお手紙ひとつひとつに「一人じゃないのよ。いっしょに考えようね」とお返事を書く度に、早く問題が解決して元気で楽しく毎日を送って欲しいと願うのです。
そして今日・・・、
「大雨警報」の出ている中、「住民相談窓口」の担当のため役所まで出かけました(苦笑)。
行政相談や心配事相談といっしょに人権相談も受ける「相談日」なのです。
(→参考書の入った重いバッグには、こんな可愛い「人権まもる君」をつけています~~♪)
相談に訪れる人は、それが「どの分野か」・・・には関係なくお話をされますので、少しお話を聞いた時点で「行政相談員さん」や「民生委員さん」に担当をしていただくこともあります。
どんな相談でもできるだけの対応をして、少しでも解決の方向が見えていただけるとほっとします。
「人権」と聞くと難しく考えてしまいがちですが、「人間が人間として幸せに生きていく権利」なのですから、毎日の生活の中で起こりがちな「人権侵害」に目をつぶることなくきちんと解決したいですね。
そのための相談窓口になるのが「人権擁護委員」さんなのですから、遠慮せずに声をかけて欲しいと思っています。
相談業務だけでなく、地域での「啓発活動」も頑張っていますよ!
←湘南ベルマーレといっしょに「啓発活動」をした時に、配ったファイルです~~♪
「キングベル一世」と「人権まもる君」「人権あゆみちゃん」のコラボです~~可愛い~~♪