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「横山大観から速水御舟まで」というタイトルで、伊豆・修善寺の新井旅館のご主人が収集した「日本画」を中心にした作品集の展示です。
修善寺は、明治・大正時代には、穏やかな気候と温泉、風光明媚ということで、多くの芸術家が訪れ、静養しながら作品の製作を行ったそうですが、特に新井旅館は三代目が、自身も日本画を学んだということから、若い芸術家を積極的に支援していたようです。
「横山大観、菱田春草、今村紫紅、小林古径、安田靫彦、前田青邨、速水御舟」などの、後に近代日本画の大家となる若い人たちが、新井旅館で長期滞在していたとか~~。
依頼されての作品もあったでしょうが、御礼に書いたもの、贈り物として書いたもの等が、修善寺に残っているのだそうです。
依頼されての作品もあったでしょうが、御礼に書いたもの、贈り物として書いたもの等が、修善寺に残っているのだそうです。
我が家の本家も、「島崎藤村」が「夜明け前」を書いたとして知られる温泉地の旅館ですが、このように古い温泉地では「若く無名であっても、有望な芸術家」を、支援する文化があったようです。
この特別展は、それらの日本画を64点も観ることができましたが、最後まで疲れませんでした。
油絵は、その特徴から強い刺激を受けることが多く、何十点もの作品は観られない私・・・途中で疲れてしまうんです(苦笑)。
でも、日本画、「優しい線と岩絵の具の柔らかさ」で、心が穏やかになります~~♪
油絵は、その特徴から強い刺激を受けることが多く、何十点もの作品は観られない私・・・途中で疲れてしまうんです(苦笑)。
でも、日本画、「優しい線と岩絵の具の柔らかさ」で、心が穏やかになります~~♪
若い頃の作品ですので、大成してからの画風とは多少の違いはありますが、それはそれなりにとても魅力的な作品ばかりでした~~♪